森下 能幸(もりした よしゆき、1962年12月4日[1] - )は、日本の俳優。
東京都出身。東海大学付属相模高等学校卒業。東海大学体育学部社会体育学科中退[2]。ザズウ所属。
高校、大学時代はサッカー部に所属。
松本きょうじ主宰の劇団ランプティ・パンプティを経て、1991年に北野武監督の『あの夏、いちばん静かな海。』のオーディションを受けて[3]映画デビュー。映画作品に自分が映し出されている姿を見た時は、本当に嬉しかったという[3]。
以降、北野作品にはソナチネ、キッズ・リターンなど複数回出演しているほか、石井克人監督作品などでも強い印象を残していく。
日本映画・テレビドラマに欠かせない脇役といえるほど数々の作品に出演するほか、声優としても活動している。
歯並びが悪く、幸の薄そうないかにも「冴えない」「気持ち悪い」「変質者」役を演じることが多いが、時には「気弱で冴えないが意外な才能を発揮する」などの重要な役どころを演じ、普段影に隠れてしまう男性から共感を得ている。
- 特技はサッカー[2]。
- デビューのきっかけは、住んでいた近くに撮影所がいくつもあって、そこで自身のおばが働いていたので中を見せてもらう。その時の光景や色んなものが頭に残っていて、「こっちの世界のお仕事がしたいな」と思った[3]。
- 実際本人もイメージ通り大人しく腰が低い。滑舌がやや悪く「なにぬねの」が苦手で「にゃににゅにぇにょ」になってしまうことがあり、よくNG大賞で放送されている。しかし共演陣から愛されており、『信長協奏曲』にてNGを出した際に髙嶋政宏に笑顔で「アウトー」と言われ、向井理からは「森殿、アウト」と冗談交じりで言われた。本人やドラマにとっても重要なシーンでは緊張し過ぎてしまい、2回NGを出し、可哀想になるほど落ち込んでいたが、周りも重要なシーンでプレッシャーがあることを知っているため共演陣もスタッフも笑いながら許していた。
- アニプレックス AIBO アニメーション「ピロッポ」風に吹かれて(石井克人監督)
- Grasshoppa! TRAVA FIST PLANET episode 1(監督-小池健、石井克人)
- (ショートフィルム連載マガジン「Grasshoppa!」に収録されていた「TRAVA FIST PLANET episode 1」を、再度1本化編集したスペシャルDVD)
- ホクロ兄弟 フルスロットル!!!!(石井克人監督)
- REDLINE(2010年10月9日、東北新社、石井克人監督) - シンカイ 役[26]
- Ah!レノン-もうひとつのビートルズ-(1984年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- ビリー・ザ・キッド(1984年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- Welcome(1984年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- ZZZ...(1985年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- ZZZ...改訂版(1985年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- ギリガン君SOS!(1985年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- モンキーパズルの木の下で… UNDER THE "MONKY PUZZLE"(1986年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- 黄金狂時代-狂い咲きビリー・ザ・キッド-(1986年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- WELCOME-月夜の晩はセレナーデ-(1986年、ランプティ・パンプティ 作:松本きょうじ 演出:平井洋二)
- 今朝のデイリープラネット(1987年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- エントロピー(1987年、ランプティ・パンプティ 作・演出:松本きょうじ)
- カゲロウの黒犬〜北赤羽サイボーグ事件〜(2011年、オフィスコットーネ 作:スエヒロケイスケ 演出:寺十吾)
- パーマ屋スミレ(2012年、新国立劇場 作・演出:鄭義信) - 大杉昌平 役
- 六番目の小夜子(2022年、新国立劇場 小劇場) - 黒川先生 役
- OUT OF ORDER(2023年公演予定、鳥栖市民文化会館 大ホール他 作:レイ・クーニー 演出:マギー) - ウェイター 役[27]
- THE 面接(2025年、シアター・アルファ東京 作・演出:樫田正剛)[28]