自見 英子 じみ はなこ | |
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生年月日 | 1976年2月15日(49歳) |
出生地 |
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出身校 |
筑波大学第三学群国際関係学類卒業 東海大学医学部医学科卒業 |
前職 | 小児科医 |
所属政党 | 自由民主党(二階派→無派閥) |
称号 |
国際関係学士(筑波大学・1998年) 医学士(東海大学・2004年) 医師免許 小児科学会認定専門医 国会議員政策担当秘書資格 日本内科学会認定内科医 |
配偶者 | 夫・橋本岳(元衆議院議員) |
子女 | 4人(養子縁組) |
親族 |
父・自見庄三郎(元衆参国会議員、元郵政大臣) 義父・橋本龍太郎(元衆議院議員、元内閣総理大臣) |
公式サイト | 参議院議員 自見はなこ(じみはなこ) 公式ウェブサイト |
内閣 | 第2次岸田第2次改造内閣 |
在任期間 | 2023年9月13日[1] - 2024年10月1日 |
選挙区 | 参議院比例区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2016年7月26日 - 現職 |
自見 英子[2](じみ はなこ、1976年〈昭和51年〉2月15日[3] ‐ )は、日本の政治家、医師。自由民主党所属の参議院議員(2期)。
国際博覧会担当大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・消費者及び食品安全・地方創生・アイヌ施策)(第2次岸田第2次改造内閣)、内閣府大臣政務官(第2次岸田改造内閣)、厚生労働大臣政務官(第4次安倍第2次改造内閣)、自由民主党女性局長などを歴任[4]。
政治活動では自見 はなこの表記も用いており[3][5]、入閣時の官報には本名と共にこの表記が併記された[6]。本名は橋本 英子(はしもと はなこ)[7]。
父は衆議院議員、参議院議員、郵政大臣、金融担当大臣などを歴任した自見庄三郎。
長崎県佐世保市生まれ、福岡県北九州市育ち[8][9]。1988年3月、北九州市立霧丘小学校卒業。1991年3月、明治学園中学校卒業。1994年、ブルックライン高等学校(アメリカ合衆国マサチューセッツ州ブルックライン)卒業。1998年8月、筑波大学第三学群(現:社会・国際学群)国際関係学類卒業。2004年3月、東海大学医学部医学科卒業。
大学卒業後、東海大学医学部付属病院初期研修医[9]。2006年、池上総合病院内科後期研修医[9]、2007年、東京大学医学部小児科入局・同附属病院小児科勤務[9]、2008年、青梅市立総合病院小児科[9]、2009年、虎の門病院小児科~現在(非常勤)[9]。
2010年から、父・自見庄三郎の議員秘書を2013年7月まで務める[10]。
2013年、NPO法人日本子育てアドバイザー協会理事[9]。2014年12月24日、第24回参議院議員通常選挙の日本医師会傘下の政治団体である日本医師連盟の組織内候補として擁立され[11]、2015年、自民党参議院比例区(全国区)支部長、日本医師会男女共同参画委員会委員、日本医師連盟参与、日本小児科医連盟参与、東海大学医学部医学科客員准教授となる[9]。
2016年7月10日の第24回参議院議員通常選挙で比例区から自民党公認で立候補。同党は比例代表で19議席を獲得。自見は党内得票数9位で初当選した[12]。
2019年9月13日、 第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働大臣政務官に就任[13]。
2020年1月、「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する厚生労働省対策推進本部」本部長代理に就任。
2020年2月、新型コロナウイルス感染症の集団感染が起きたダイヤモンド・プリンセス号の現地対策本部でにおいて、厚生労働副大臣の橋本岳と2名で現場オペレーションを行った[14][15][16][17][18][19][20]。
同年10月29日、派閥総会で自見は志帥会への入会が了承された[21]。
2021年2月、「こども家庭庁」創設を目指す自民党若手有志の勉強会「Children Firstの子ども行政のあり方勉強会」を山田太郎参議院議員と共同で立ち上げた(後述)。同年10月、自民党女性局長就任[22]。
2022年7月の第26回参議院議員通常選挙で、自民党は比例代表に特定枠2人を含め計33人の候補者を擁立し、18議席を獲得をした。自見は6番目の得票数で再選した[23]。
2022年8月12日、第2次岸田改造内閣にて内閣府大臣政務官[注 1]に就任した[26][27]。
2023年9月13日、第2次岸田第2次改造内閣で国際博覧会担当大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、地方創生、アイヌ施策)として初入閣[1][28]。民主党政権の閣僚経験者を父に持つ議員が自民党で入閣するのは初めてのことであり、民主党の閣僚経験者本人を含めると、松本剛明に続く就任となった。なお、同日付の閣議口頭了解において「今後政府代表等の任命行為及び許可等の法律上の行為」については本名である「橋本英子」名義を使用し、それ以外は活動名の「自見はなこ」名義を使用する事となった[29]。
同年12月22日、政治資金パーティー収入の裏金問題を受けて、所属する二階派に退会届を提出したが、派閥側は退会を認めなかった。会長の二階俊博は「大臣になりたい時は『ワンワン』と言っておいて。礼儀を知らない」と自見への怒りをあらわにしたという[30]。
2020年7月29日、週刊文春電子版は、自見が既婚者である橋本岳厚生労働副大臣と不倫関係に陥り、連日夕刻に退庁後、デートを重ねていると報じた。東京都のコロナ新規感染者が293人と過去最高(当時)となった同年7月17日の夜、橋本が自見の住む参議院麹町宿舎を訪れ、翌朝午前4時近くまで約7時間にわたって滞在していたことも明らかとなった[52]。この報道を受けて、菅義偉官房長官は7月30日の記者会見で、加藤勝信厚労相が同日までに2人に注意をしたと述べた[53]。同年8月19日、小川淳也は衆議院厚労委員会で橋本に事実関係の説明を求めたが、橋本は答弁を拒否した。自見も質問を受けたが、橋本とほぼ同内容の答弁に終始した[54]。同年8月20日、石橋通宏は参議院厚労委員会で橋本と同伴で現場視察の公務を行う回数の多さを指摘した[55]。その後、翌年12月29日に橋本と結婚し、橋本の4人の子供とも養子縁組をした(自見は初婚)[56][57]。
2021年4月20日、東京都に新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置が適用されていた最中に自身の政治資金パーティーを開催した[58]。このパーティーには日頃、国民へ向けて不要不急の外出や会合の自粛など行動抑制を訴えていた日本医師会の中川俊男会長ら執行部役員が複数参加していた[59][60]。
2023年11月、自身の資金管理団体「ひまわり会」が自見本人から受け取った賃料収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにした。自見は「事務的な誤り」と述べ、訂正したと説明した。自見の選挙運動費用収支報告書などによると、自見は2022年の参院選に際してひまわり会の事務所を選挙運動のために使用。いずれも「選挙事務所借上料」として、2022年7月11日に145万2千円と19万8千円をひまわり会に支出したが、ひまわり会側は収入に記載していなかった。ひまわり会は2022年7月10日、参院選を巡って支出した自見への寄付約12万5千円を当初記載していなかったが、政治資金収支報告書の公表直前に訂正した。自見が再選を果たした昨年参院選を巡っては、選挙経費の領収書について宛先を空白にしたり、「上様」としたりするなど支払者の分からないものが約190件あった。公選法は、領収書には支出の金額と年月日、目的を記載しなければならないとする一方、宛名の不記載は法律上の規定がない。
自見と務台俊介がそれぞれ代表を務める政治団体が2022年、所属派閥の政治資金パーティーの「会費」として政治資金規正法の上限150万円を超える金額を支出したなどとして、神戸学院大の上脇博之教授が2023年11月、同法違反の疑いで両団体の会計責任者らに対する告発状を東京地検に送付したことが分かった[61]。
自見が所属する二階派の「志帥会」と務台が所属する麻生派の「志公会」についても、上限を超える収入を受け取り、2022年分の政治資金収支報告書に記載しなかったとして会計責任者らが告発対象となった[61]。
2023年11月15日、文春オンラインが、元官僚が、自見のパワハラが原因で心身を病み、退職に至ったことを報じた。この元官僚によれば、2020年夏から秋ごろにかけて、厚生労働大臣政務官だった自見は、官僚に厳しい要求を繰り返し、意に沿わない官僚に対しては「言うこと聞かなければ飛ばすわよ!」と言い放ったという。これについて週刊文春編集部が自見に尋ねると、事務所は「御指摘のような事実はありません」と回答した[62]。
2022年の参院選公示から投開票までの間に、国と取引があった法人から寄付を受けていたことが、2023年12月に各支部の政治資金収支報告書で分かり報道された[63]。
公職選挙法は国と契約を結ぶ当事者が国政選挙に関連して寄付することを禁じている[63]。
政治資金収支報告書によると、参院選公示の2022年6月22日から投開票の7月10日にかけて、長谷川岳の支部が1社から5000円、自見英子の支部が1社から60万円、大家敏志の支部が1社から1万円の寄付を受けた[63]。いずれの法人も期間中、国と取引があった[63]。
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年 7月10日 | 40 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 21万562票 | 1.04% | 48 | / | 9/19 |
当 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 46 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 21万3359票 | 1.16% | 50 | / | 8/18 |
公職 | ||
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先代 岡田直樹 |
![]() 2023年 - 2024年 |
次代 伊東良孝 |
先代 岡田直樹 |
![]() 2023年 - 2024年 |
次代 伊東良孝 |
先代 河野太郎 |
![]() 2023年 - 2024年 |
次代 伊東良孝 |
先代 岡田直樹 |
![]() 2023年 - 2024年 |
次代 伊東良孝 |
先代 岡田直樹 |
![]() 2023年 - 2024年 |
次代 伊東良孝 |
先代 山田太郎 宮路拓馬 小寺裕雄 島村大 吉川有美 穂坂泰 中曽根康隆 宗清皇一 泉田裕彦 高橋はるみ 岩田和親 |
![]() 尾﨑正直 鈴木英敬 中野英幸 本田顕子 長峯誠 里見隆治 西田昭二 柳本顕 木村次郎と共同 2022年 - 2023年 |
次代 土田慎 神田潤一 古賀友一郎 平沼正二郎 吉田宣弘 石井拓 加藤竜祥 国定勇人 三宅伸吾 |
先代 新谷正義 |
![]() 小島敏文と共同 2019年 - 2020年 |
次代 大隈和英 小鑓隆史 |
党職 | ||
先代 吉川有美 |
自由民主党女性局長 2021年 - 2022年 |
次代 松川るい |