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スーパー戦隊シリーズ | ||
第29作 | 魔法戦隊 マジレンジャー |
2005年2月 - 2006年2月 |
第30作 | 轟轟戦隊 ボウケンジャー |
2006年2月 - 2007年2月 |
第31作 | 獣拳戦隊 ゲキレンジャー |
2007年2月 - 2008年2月 |
轟轟戦隊ボウケンジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 會川昇 他 |
監督 | 諸田敏 他 |
出演者 | |
声の出演 | |
ナレーター | 太田真一郎 |
音楽 | 中川幸太郎 |
オープニング |
「轟轟戦隊ボウケンジャー」 歌:NoB |
エンディング |
「冒険者 ON THE ROAD」 歌:サイキックラバー |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
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制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送局 | テレビ朝日系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2006年2月19日 - 2007年2月11日 |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送枠 | スーパーヒーロータイム |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49 |
公式サイト(テレビ朝日) | |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第30作 |
『轟轟戦隊ボウケンジャー』(ゴーゴーせんたいボウケンジャー)は、2006年2月19日から2007年2月11日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00(JST)に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
スーパー戦隊シリーズ第30作の記念戦隊。「冒険」をメインテーマとして[1][2]トレジャーハンティングがモチーフになっており、地球に眠る宝「プレシャス」を巡る、正義と悪の争奪戦を描く。大きな特徴が、戦隊の目標が「敵組織の打倒」ではないことである[出典 1][注釈 1][注釈 2]。ボウケンジャーの第一任務はあくまでプレシャスの保護で、敵との戦いも「プレシャスを悪事のために狙う者の排除」として展開される。同時に「乗り物」も本作品におけるモチーフの一つであり[3][4]、登場した巨大メカは当時最多の18種類に及ぶ。タイトルの「轟轟」は、主要なモチーフである「車」の文字が多いことからつけられた[3]。
作劇上のもう一つの特徴が、「ゴードム文明」「ジャリュウ一族」「ダークシャドウ」「クエスター」といった、複数の敵組織が並行して存在することである[3]。第三勢力的な存在は過去作にも何度か登場したが、「組織」としての敵が複数存在するのは初めてであり、時にはボウケンジャーと敵組織で三つ巴や四つ巴の戦いも展開される[注釈 3]。日笠は、敵が入れ替わることにより物語のテイストが変化することへの期待があったと述べている[5]。また、メインライターの會川昇は自身の趣味も反映されたと述べている[6]。
30作目の記念企画として、エンディング後には全30戦隊を順に紹介するミニコーナーが挿入された(詳細は後述)[5]。日笠は、企画内容への自信から過去の戦隊との関わりは物語には取り入れず、周辺環境としてお祭り要素を取り入れたとしている[5]。
本作品より、HDテレシネによる、シリーズ初の画面縦横比16:9[注釈 4]のハイビジョン放送を採用[3][7]。撮影は『パワーレンジャー』へ流用する関係から引き続きフィルムによるものであり[3]、スーパー16と35mmフィルムが使用された[注釈 5]。VTR撮影への移行は、3年後の『侍戦隊シンケンジャー』を待つことになる。
これまでの公演を撮影した写真や映像がインターネットに流出したことが理由で、毎年恒例となっている東京ドームシティアトラクションズ・スカイシアター[注釈 6]の公演では変身前の役者が出る回に限り、公演の模様を撮影・録音をする行為が全面的に禁止された。
当時恒例となっていた京都をロケの舞台としたエピソードは、スケジュールの都合上本作品では導入されていない[8]。會川は京都編のプロットを用意していたが実現には至らず、2年後の映画『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!』で自ら要望して京都ロケを実現させた[6]。
地球に眠る、大いなる力を秘めた現代の科学水準を超えた古代の危険な秘宝プレシャス。世界を滅ぼすことも容易いそれらの秘宝を狙う悪は多くいる。民間団体・サージェス財団は、プレシャスを回収し悪の手に渡らないよう安全に保護・管理するための精鋭部隊を結成した。彼らこそ轟轟戦隊ボウケンジャーである。
ボウケンジャーの明石暁ら3人は、新メンバーである伊能真墨と間宮菜月らとともに、プレシャス“ゴードムの心臓”の回収に向かう。入隊テストを兼ねて先行した新メンバー2人だったが、トラップに引っ掛かり大地の震えとともに海底遺跡が浮上。それに伴い、遺跡内の奥深くにあった石棺の封印も解け、ゴードム文明の古代人・大神官ガジャも眠りから覚めてしまった。
改めて5人で遺跡に突入したボウケンジャーはゴードムの心臓を発見するが、ガジャに奪われて巨神ゴードムの動力源として利用される。ボウケンジャーは巨大ロボ・ダイボウケンを繰り出して巨神を倒すが、ガジャは突如現れたジャリュウ一族に連れ去られた。世界の行く末さえ決める力を持つプレシャスを巡り、ボウケンジャーと数多の悪の組織・ネガティブシンジケートとの戦いが始まった。
正式名称は“SGS-Foundation”。通称サージェス。SGSは、Search(探す)、Guard(守る)、Successor(受け継ぐ)の略語[9]。
世界各地で失われかけている歴史上の貴重な宝を探索・収集して保護する世界的な民間団体[9]。古代文明の遺物、知られざる財宝、そして絶滅寸前の動植物まで、人類にとって貴重なものならば、すべて発見、保管、そして次代へ引き継ぐことを目的としている。その保護活動は一般にも認知されている。劇中でしばしばその名前が登場する「サージェスヨーロッパ」を始め、世界各地に支部を持つ[注釈 7]。
Task.29に登場した五十嵐半蔵博士のように、サージェスが貴重な遺跡を荒らし、宝を独占していると思い活動や収集を否定する人もいる。
プレシャスを金銭目的や世界征服など多様な目的で収集[12]する集団の総称。「ネガティブ」と略称されることが多い。
本作品では単一の敵組織は設定されず、複数の組織同士が互いに手を組んだり利用したり対立したりする。劇中に登場するもの以外にも、Task.2では「レッドダーク」「クロイム・ギア」「エゴル・ゴズル」「ジャンシンガー一族」「コボルト帝国」「バズラード文明」「灰十字軍」「ゾーンマグマ」という組織の名前も明らかになっている。
猿人が人類とは別の進化過程を遂げた高等生物[12]。世界各地に生息していたため、今日の悪魔や妖怪といった様々な怪物などの伝承の元となった。
かつて、アシュこそが地球の支配者となるに相応しいと考え、人間と戦ったものの敗北し、ほぼ全てのアシュが次元の狭間である「百鬼界」に追放され、逃れた者も監視者と呼ばれる存在に追跡・抹殺されていった。
種族のほとんどが好戦的な性質で、身体能力などは人間より優れており、それぞれが「○○魂」と称される不思議な能力を持っている。「肉体を捨てる」ことにより巨大化が可能だが、2度と元に戻れなくなる。
人間との間に子どもを作ることが可能である。ただし、人間と恋に落ちその子供を産むことは大罪とされる。
人よりもはるかに長い時を生きるようで、年齢に関してはガイとヒョウガが百鬼界追放を逃れたこと、劇中登場のアシュは全員同じ時をすごした顔見知りであること、対アシュ対策のプレシャスが1000年前に製作されたことから、純血種は少なくとも1000年以上生きている。また、菜月がレムリア人であることやズバーンのことを知っているなど、現代人の知らない事柄に関しても知識がある。
第30作記念作品であることから過去のスーパー戦隊出演者も多く出演している[3]。
括弧内の数字は出演回。放映リストに記載されているものは除く。
ボウケンブルー役の竹内康博は、JAEの方針によりしばらくスーパー戦隊シリーズのレギュラーから離れていたが、アクション監督の石垣広文の要望によりレギュラーメンバーに復帰した[13]。ボウケンイエロー役の蜂須賀祐一が女性キャラクターをメインで担当するのは『百獣戦隊ガオレンジャー』以来であった[14][注釈 13]。また、舞台や時代劇で活動していた清家利一が本作品よりスーツアクターとして活動を再開し、以降もスーパー戦隊シリーズでレギュラーを演じている[15][注釈 14]。
チーフプロデューサーは前述のとおり日笠淳が担当。『爆竜戦隊アバレンジャー』以来3年ぶりの戦隊シリーズ復帰となった。メインライターは『アバレンジャー』などに参加していた會川昇がシリーズで初めて担当した[6][注釈 15]。サブライターに小林靖子、荒川稔久、武上純希ら、かつて日笠が手掛けた戦隊シリーズでメインライターを務めた面々がそろい踏みしている。
メイン監督は日笠と長い付き合いである諸田敏が起用された。諸田はパイロット編、劇場版、新キャラクター登場編、最終回といった主要回を一手に手掛け、本作品において演出面での中心的役割を果たしている。
放送回のカウントは全話通して「Task(任務)」の語句で統一。
放送日 | 放送回(Task) | サブタイトル | 登場ネガティブ | ゲスト怪人 | 登場プレシャス | 脚本 | アクション監督 | 監督 | 30戦隊大全集 |
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2006年 | 2月19日1 | 魔神の心臓 |
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會川昇 | 石垣広文 | 諸田敏 | --- | |
2月26日 | 2 | 竜の略奪者 |
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3月 | 5日3 | 覇者の剣 |
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中澤祥次郎 | 予告 | ||||
3月12日 | 4 | 失われたビークル |
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秘密戦隊ゴレンジャー | |||
3月19日 | 5 | 帝国の真珠 |
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竹本昇 | ジャッカー電撃隊 | |||
3月26日 | 6 | 呪いの霧 |
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バトルフィーバーJ | |||
4月 | 2日7 |
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諸田敏 | 電子戦隊デンジマン | |||
4月 | 9日8 | アトランティスの秘宝 |
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太陽戦隊サンバルカン | |||
4月16日 | 9 | 折鶴の忍者 |
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中澤祥次郎 | 大戦隊ゴーグルファイブ | ||||
4月23日 | 10 | 消えたボウケンレッド |
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科学戦隊ダイナマン | |||||
4月30日 | 11 | 孤島の決戦 |
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竹本昇 | 超電子バイオマン | ||||
5月 | 7日12 | ハーメルンの笛 |
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小林靖子 | 電撃戦隊チェンジマン | |||
5月14日 | 13 | かぐや姫の宝 |
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大和屋暁 | 坂本太郎 | 超新星フラッシュマン | ||
5月21日 | 14 | 甦る過去 |
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荒川稔久 | 光戦隊マスクマン | ||||
5月28日 | 15 | 水の都 |
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小林靖子 | 渡辺勝也 | 超獣戦隊ライブマン | |||
6月 | 4日16 | 水のクリスタル |
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高速戦隊ターボレンジャー | |||||
6月11日 | 17 | アシュの鏡 |
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會川昇 | 中澤祥次郎 | 地球戦隊ファイブマン | ||
6月25日 [注釈 33] |
18 | 生きていた男 |
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鳥人戦隊ジェットマン | ||||
7月 [注釈 34] |
9日19 | 眩き冒険者 |
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- | 竹本昇 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー | |||
7月16日 | 20 | 新たなる巨人 |
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五星戦隊ダイレンジャー | |||
7月23日 | 21 | 打出の小槌 |
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大和屋暁 | 渡辺勝也 | 忍者戦隊カクレンジャー | ||
7月30日 | 22 | ソロモンの指輪 |
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超力戦隊オーレンジャー | ||||
8月 | 6日23 | あぶない相棒 |
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- | 小林靖子 | 坂本太郎 | 激走戦隊カーレンジャー | |
8月13日 | 24 | 初音の鼓 |
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電磁戦隊メガレンジャー | ||||
8月20日 | 25 | 禁断の果実 |
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會川昇 | 中澤祥次郎 | 星獣戦隊ギンガマン | |||
8月27日 | 26 | ガラスの靴 |
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救急戦隊ゴーゴーファイブ | |||||
9月 | 3日27 | 風水占いの罠 |
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大和屋暁 | 竹本昇 | 未来戦隊タイムレンジャー | ||
9月10日 | 28 | 伝説の鎧 |
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百獣戦隊ガオレンジャー | |||
9月17日 | 29 | 黄金の剣 |
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會川昇 | 諸田敏 | 忍風戦隊ハリケンジャー | |
9月24日 | 30 | 怒りの黄金魔人 |
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爆竜戦隊アバレンジャー | |||
10月 | 1日31 | 亡国の炎 |
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小林靖子 | 中澤祥次郎 | 特捜戦隊デカレンジャー | |
10月 | 8日32 | ボウケン学校の秘密 |
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魔法戦隊マジレンジャー | ||||
10月15日 | 33 | レムリアの太陽 |
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會川昇 | 渡辺勝也 | 轟轟戦隊ボウケンジャー | |
10月22日 | 34 | 遼かなる記憶 | 大和屋暁 | スーパー戦隊第1号・ゴレンジャー | |||||
10月29日 | 35 | 神の頭 |
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小林靖子 | 諸田敏 | 巨大ロボ第1号・バトルフィーバーロボ | ||
11月 | 5日36 | 鬼の金棒 |
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変形ロボ第1号・ダイデンジン 合体ロボ第1号・サンバルカンロボ | |||
11月12日 | 37 | 憧れの芸能界 |
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荒川稔久 | 竹本昇 | 2号ロボ第1号・タイタンボーイ/グレートタイタン | ||
11月19日 | 38 | 虹の反物 |
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6人目のヒーロー第1号・X1マスク/ドラゴンレンジャー | |||
11月26日 | 39 | プロメテウスの石 |
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小林靖子 | 坂本太郎 | スーパー合体ロボ第1号・スーパーライブロボ | |||
12月 | 3日40 | 西のアシュ |
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巨大基地ロボ・ターボビルダー/マックスマグマ | ||||
12月10日 | 41 | メルクリウスの器 | 大和屋暁 | 諸田敏 | 強化プロテクター・ファイブテクター/メガテクター/バトルテクター | ||||
12月17日 | 42 | クエスターの時代 |
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- | 3号ロボ・テトラボーイ/タックルボーイ/ライナーボーイ/タイムシャドウ | ||||
12月24日 | 43 | 危険な |
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武上純希 | 鈴村展弘 | 7体合体・究極大獣神/重甲気殿 | |||
2007年 [注釈 54] |
1月 7日44 | 仙人の温泉 |
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番外ヒーロー・ニンジャマン/シグナルマン/ガンマジン | |||
1月14日 | 45 | 最凶の邪悪竜 |
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荒川稔久 | 竹田道弘 | 竹本昇 | 悪の戦隊・花のくの一組/邪電戦隊ネジレンジャー/銀河戦隊ギンガマン/暴走戦隊ゾクレンジャー | |
1月21日 | 46 | 目覚めた闇 |
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強化変身・獣装甲ギンガマン/アバレンジャーアバレモード/デカレンジャースワットモード/レジェンドマジレンジャー | ||||
1月28日 | 47 | 絶望の函 |
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會川昇 | 諸田敏 | マルチ合体・ガオキング/アバレンオー/天下の浪速ロボスペシャル | ||
2月 | 4日48 | 恐怖なる大神官 |
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新戦隊・獣拳戦隊ゲキレンジャー | ||||
2月11日 | Last[注釈 59] | 果て無き冒険魂 |
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平均視聴率は例年を下回った。また、玩具におけるキャラクター収入も前作『マジレンジャー』の108億円を下回る101億円であったが[47]、売り上げ目標は100億であったため[48]、それは達成したことになる。
対象地域 | 放送局 | 備考 |
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関東広域圏 | テレビ朝日 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 火曜 15時55分 - 16時25分に放送。 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | メ〜テレ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | 現:朝日放送テレビ |
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列 水曜 15時25分 - 15時55分に放送。 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
本作品でスーパー戦隊シリーズ30作目となったことを記念し、Task.3よりEDと次回予告との間に「全戦隊大全集」のミニコーナーが設けられた。構成・演出は本作品の演出陣の1人である竹本昇が担当。
基本的にはテレビシリーズの映像が使用されるが、劇場版やVシネマの映像が使用されることもある。また、各戦隊の変身前の映像は一切使われていない。本作品よりハイビジョン制作のため、過去作品の映像は4:3から上下カットの16:9にカットされている[注釈 60]。
例年同様、ミニコーナーではメンバーたちも本来の役とは微妙に外れたコミカルかつ意外な一面を見せるが、これについては蒼太役の三上が自身のブログで「戦隊紹介はおまけコーナーであることから結構自由にやっても良いのでアドリブをよく入れている」とコメントしている。DVD、東映チャンネル、YouTubeなどの動画配信ではこのコーナーは収録されていない[注釈 61]。
Task.4からTask.33までは、『秘密戦隊ゴレンジャー』から本作品までの全30作品を1話ずつ作品順にボウケンジャーのメンバーが案内役となり紹介。毎回のBGMにはその回主題となった戦隊のオープニングテーマが流れる。
毎回、戦隊紹介後にその戦隊に因んだ一発芸的な“オチ”を披露し、それが締めとなっている。オチには過去作品のパロディが織り込まれていたり、過去作品のプロップなどが登場することも多い[3]。また、変身前のジャケットが登場する作品の紹介時にはこれを着用することもあるが、メンバーの構成上対応する色がない場合は一部違う色のジャケットを着用するケースもある。
コーナーの舞台はTask.19までは基本的にダイボウケンのコックピットが使用され、Task.20以降はサージェスサロンに移行。また、回によっては各ゴーゴービークルのコックピットが使用されることもある。
全戦隊の紹介が完了したTask.34より、それまでの「30戦隊大全集」からスーパー戦隊の「史上初」を紹介する「30戦隊大全集 スペシャルファイル」へとリニューアルされた。シリーズにおける「史上初」にちなんだ事柄の紹介の後、一発芸的なオチで締めるという基本的な構成は「大全集」とほぼ同じであるが、毎回のBGMにはその回に主題となった戦隊のエンディングテーマや挿入歌が流れるなど、一部では変更点も見られる。本コーナーの最終回であるTask.48では後番組『獣拳戦隊ゲキレンジャー』を紹介、Last Taskでは前年に引き続き、新戦隊のレッド(ゲキレッド)とのバトンタッチが本コーナーの代わりに充てられた。
いずれも発売元は東映ビデオ。DVDの急速な普及に伴い、本作品より映像ソフト化もDVDのみの展開に一本化された。
テレビ朝日系列 日曜7:30 - 8:00 (スーパーヒーロータイム第1枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
魔法戦隊マジレンジャー
(2005年2月13日 - 2006年2月12日) |
轟轟戦隊ボウケンジャー
(2006年2月19日 - 2007年2月11日) |
獣拳戦隊ゲキレンジャー
(2007年2月18日 - 2008年2月10日) |