長野県立美術館

長野県立美術館
Nagano Prefectural Art Museum

本館(2021年)
地図
施設情報
正式名称 長野県立美術館
前身 長野県信濃美術館・東山魁夷館
専門分野 日本画洋画彫刻
収蔵作品数 3,838点(うち 東山魁夷館967点)
来館者数 314,428人(平成21年度)
館長 笠原美智子
事業主体 長野県
管理運営 (一財)長野県文化振興事業団
延床面積 4,511m2
開館 1966年昭和41年)10月1日
所在地 380-0801
長野県長野市箱清水一丁目4番4号
位置 北緯36度39分42秒 東経138度11分28秒 / 北緯36.66167度 東経138.19111度 / 36.66167; 138.19111座標: 北緯36度39分42秒 東経138度11分28秒 / 北緯36.66167度 東経138.19111度 / 36.66167; 138.19111
アクセス 当該項目参照
外部リンク https://nagano.art.museum/
プロジェクト:GLAM
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長野県立美術館(ながのけんりつびじゅつかん、英: Nagano Prefectural Art Museum)は、長野県長野市にある県立美術館善光寺東側の城山公園内に立地する。前身は長野県信濃美術館(ながのけんしなのびじゅつかん)。

主に郷土作家の作品や郷土の風景画を中心に収蔵する「本館」と、長野県の風景を好んで描いた日本画家・東山魁夷の作品を収蔵する「東山魁夷館」(Higashiyama Kaii Gallery)から成る。

歴史

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前身の信濃美術館は、1962年(昭和37年)に始まった「長野県に美術館を」という県民の声に応じて[広報 1]、1966年(昭和41年)に財団法人の運営で開館し、1969年(昭和44年)に県に移管され県立美術館となった。現在でも長野県唯一の県立美術館である。菱田春草荻原碌山池田満寿夫松井康成といった県出身作家の作品や、県内の風景を描いた作品を収蔵する。

その後1987年(昭和62年)に東山魁夷がゆかりの地である長野県に作品・図書を寄贈したことを受け[1]、1990年(平成2年)に東山魁夷館が併設された。設計は当時存命だった東山魁夷の意向で、東山の友人の息子である谷口吉生が担当した[広報 2]

施設の老朽化、狭隘な施設、学芸員の不足など、数々の問題が指摘され、東山魁夷館は2017年5月31日から、信濃美術館は2017年10月1日から休館し、全面的な再整備を行うことが決定した[広報 3][広報 4]。2017年6月5日、長野県は信濃美術館と東山魁夷館の今後の方針を決定し、信濃美術館本館は改築(建築費100億円)、東山魁夷館は改修(工費10億円)とし、両館の延床面積は改築・改修前の2.5倍にあたる1万2000m2となる。

新たな美術館は、建築家・宮崎浩/株式会社プランツアソシエイツの設計により、 2020年3月19日に竣工。2021年にJIA日本建築大賞を受賞、2022年には日本建設業連合会主催の第63回BCS賞を受賞した[2]

沿革

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  • 1965年(昭和40年)3月23日 - 財団法人信濃美術館設立
  • 1966年(昭和41年)10月1日 - 信濃美術館開館
  • 1969年(昭和44年)6月1日 - 長野県に移管され、長野県信濃美術館となる
  • 1986年(昭和61年)4月1日 - 財団法人長野県文化振興事業団に管理を委託
  • 1987年(昭和62年)9月22日 - 東山魁夷、長野県に作品等を寄贈。11月20日に東山魁夷館の基本構想が発表される
  • 1990年(平成2年)4月26日 - 信濃美術館に併設して、東山魁夷館開館
  • 2017年(平成29年)5月31日 - 東山魁夷館休館
  • 2017年(平成29年)10月1日 - 信濃美術館休館
  • 2019年(令和元年)10月5日 - 東山魁夷館リニューアルオープン[3]
  • 2021年(令和3年)4月10日 - 長野県立美術館としてリニューアルオープン[4]

営業

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営業時間
9:00〜17:00
休館日
毎週水曜日・年末年始 ほか[5]

交通

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  • JR長野電鉄長野駅からアルピコ交通川中島バス)善光寺口バス乗り場①の11・16・17系統に乗車、「善光寺北」下車、徒歩約3分。又はJR長野駅善光寺口バス乗り場①及び⑦の善光寺経由のバス、もしくは善光寺行き「びんずる号」で 「善光寺大門」下車(所要時間約13分)、表参道を善光寺本堂方向に歩き、本堂を右方向、城山公園へ 徒歩約10分。
  • (※注意)長野県立美術館には一般来館者のための駐車は認められていない。併設の東山魁夷館北側の駐車場は、大型バス、障害者など信州パーキングパーミット制度にて指定の専用駐車場となっている[6]

脚注

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  1. ^ “東山画伯作品長野県へ寄贈 「一括収蔵決まり安心」”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 28. (1987年12月6日) 
  2. ^ 第63回受賞作品 長野県立美術館”. 日本建設業連合会. 2022年8月18日閲覧。
  3. ^ 名作と再会 新「東山魁夷館」 きょうから記念展信毎web 2019年10月7日閲覧
  4. ^ 長野県立美術館本館 新築オープン記念パネル展示
  5. ^ 長野県立美術館 施設紹介・料金
  6. ^ 長野県立美術館 アクセス

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ 概要 - 長野県信濃美術館・東山魁夷館
  2. ^ 東山魁夷館の設計にあたって~作品の「額縁」に~/谷口吉生 - 長野県信濃美術館・東山魁夷館
  3. ^ 信濃美術館の今後のあり方及び整備に関する基本方針(案)について” (PDF). 長野県信濃美術館整備検討委員会 (2016年3月23日). 2017年5月4日閲覧。
  4. ^ 信濃美術館整備に関する情報”. 長野県県民文化部文化政策課信濃美術館整備室. 2017年5月4日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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