1893年 ウィンブルドン選手権 (1893ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1893)に関する記事。イギリス ・ロンドン 郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ 」にて開催。
男子シングルスは1878年 、女子シングルスは1886年 から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)方式で優勝を決定していた。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
初期の女子シングルスでは、チャレンジ・ラウンドにエントリーする選手が少なく、この年は7名のみだった。
初期のウィンブルドン選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元イギリス人選手の国旗表示を省略する。
準々決勝
ハリー・バーロウ vs. アーサー・ホールウォード 7-9, 6-2, 10-8, 6-8, 6-1
ジョシュア・ピム vs. マンリフ・グッドボディ 8-6, 3-6, 6-3, 6-1
ハロルド・マホニー vs. ウィルバーフォース・イーブズ 10-8, 11-9, 6-0
アーチデール・パーマー vs. ネビル・ダーラッチャー 6-3, 6-4, 7-5
準決勝
ジョシュア・ピム vs. ハリー・バーロウ 9-7, 6-2, 6-3
ハロルド・マホニー vs. アーチデール・パーマー 3-6, 6-3, 6-3, 6-1
決勝
ジョシュア・ピム vs. ハロルド・マホニー 9-7, 6-3, 6-0
1回戦
エディット・オースチン vs. S・ロビンス 6-2, 6-1
エディット・モード・シャックル vs. P・レイ 10-8, 6-1
シャーロット・クーパー vs. ヘンリエッタ・ホーンキャッスル 6-4, 6-1
ブランチ・ビングリー・ヒルヤード 試合なし → 準決勝へ
準決勝
エディット・モード・シャックル vs. エディット・オースチン 6-0, 6-2
ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. シャーロット・クーパー 6-3, 6-1
決勝
ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. エディット・モード・シャックル 6-3, 6-2
男子シングルス
女子シングルス
男子ダブルス
抽選表:男子 ・女子 (男子はGrand Slam Tennis Archive、女子はTennisForum.com提供スレッドによる)
Lance Tingay , “100 Years of Wimbledon ” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 大会の様子については30・41ページ、男子シングルス試合結果は136ページ、女子シングルス試合結果は151ページを参照した。
Bud Collins , “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia ” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 選手のフルネームについて、本書から補足した。
1870 - 80 - 90 - 1900 - 10 - 20 - 30 - 40 - 50 - 60 - 70 - 80 - 90 - 2000 - 10 - 20 -