1922年イギリス総選挙(1922ねんイギリスそうせんきょ、英語:United Kingdom general election of 1922)は、1922年11月に行われたイギリスの選挙で、イギリス議会(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国議会)の議員を選出するために行われたものである。
チャナック危機の結果、デビッド・ロイド・ジョージ内閣は崩壊した(22年10月)。選挙日程は既にデビッド・ロイド・ジョージ内閣によって公示されていたので追い出されたデビッド・ロイド・ジョージに代わって選挙管理内閣として保守党内閣が成立したが、対する自由党はこの選挙でもアスキス派(自由党)とロイド・ジョージ派(国民自由党)の分裂選挙になった。
この選挙の結果、労働党が議会第2党の地位に躍進した。又自由党はアスキス派とロイド・ジョージ派を足しても労働党の議席に及ばなかった。これまでの保守・自由による二大政党制から、保守・労働による新しい二大政党制への鏑矢となった。
党派 | 得票 | % | 候補者 | 当選 | |
---|---|---|---|---|---|
Conservertive | 保守党 | 5,294,465 | 38.5 | 482 | 344 |
Labour | 労働党 | 4,076,665 | 29.7 | 414 | 142 |
Liberal | 自由党(アスキス派) | 2,601,486 | 18.9 | 334 | 62 |
National Liberal | 国民自由党(ロイド・ジョージ派) | 1,355,366 | 9.9 | 151 | 53 |
Independent Conservative | 保守党系無所属 | 116,861 | 0.9 | 20 | 3 |
Independent | 無党派 | 114,697 | 0.8 | 15 | 3 |
Irish Nationalist | アイルランド民族派 | 57,641 | 0.4 | 4 | 3 |
Communist Party of Great Britain | イギリス共産党 | 30,684 | 0.2 | 5 | 1 |
Independent Labour | 労働党系無所属 | 18,419 | 0.1 | 4 | 1 |
Constitutionalist | 憲法主義者 | 16,662 | 0.1 | 1 | 1 |
Scottish Prohibition Party | スコットランド禁酒党 | 16,289 | 0.1 | 1 | 1 |
Independent Liberal | 自由党系無所属 | 13,197 | 0.1 | 3 | 1 |
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