1994年イギリス労働党副党首選挙(Labour party deputy leadership election)は、イギリスの政党・労働党の副党首を決定した選挙。5月12日の前党首ジョン・スミスの急死に伴い、党首選挙と併せて実施され、ジョン・プレスコットが新副党首に就任した。
なお、立候補したマーガレット・ベケットは以前から副党首として働いており、スミスの急死にあたっては臨時党首を務めた。
選挙は、1994年7月21日、党首選と副党首選とが同時に行われた。党首選にはトニー・ブレア、ジョン・プレスコット、マーガレット・ベケットの3名がエントリー。トニー・ブレアが新党首に選出され、敗れたプレスコット、ベケットの間で副党首選が行われた。なお、ブレアはもともと副党首選に出馬する準備をしていなかった。
後にプレスコット、ベケット共に、トニー・ブレア政権の要職を担うことになる。選挙は、英国議会・欧州議会の議員票、選挙区労働党の一般党員票、フェビアン協会や労働組合などの、労働党関連団体メンバー票の合計で競われた。
なお、プレスコット、ベケットの両名とも、1992年の副党首選挙にも出馬していた。
投票結果 | ||
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候補者 | 得票率 | |
ジョン・プレスコット | 56.5% | |
マーガレット・ベケット | 43.5% |