シーズン | 2013 |
---|---|
優勝 | ガンバ大阪 |
昇格 |
ガンバ大阪 ヴィッセル神戸 徳島ヴォルティス |
降格 | ガイナーレ鳥取 |
試合数 | 462 |
ゴール数 | 1212 (1試合平均2.62) |
得点王 | ケンペス(千葉・22得点) |
最大差勝利ホーム試合 | |
北九州 7-0 熊本(第19節・6月15日) 神戸 7-0 松本(第37節・10月20日) | |
最大差勝利アウェー試合 | |
鳥取 0-6 山形(第15節・5月19日) 岐阜 2-8 G大阪(第22節・7月3日) 鳥取 1-7 G大阪(第30節・8月21日) | |
最多得点試合 | |
岐阜 2-8 G大阪(第22節・7月3日) | |
最多連勝記録 | |
7 - 京都(第32節-第38節) | |
最多連続負け無し記録 | |
12 - G大阪(第1節-第12節) | |
最多連続勝ち無し記録 | |
20 - 鳥取(第23節-第42節) | |
最多連敗記録 | |
6 - 群馬(第23節-第42節) | |
最多観客動員 | |
24,813人 - 札幌 vs 北九州 (第42節・11月24日) | |
最少観客動員 | |
1,104人 - 愛媛 vs 熊本 (第22節・7月3日) | |
平均観客動員 | 6,665人 |
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この項目では、2013年シーズンのJリーグ ディビジョン2(J2)について述べる。
2013年シーズンのJ2のクラブ数は前年同様の22。Jリーグ ディビジョン1 (J1) 16位ヴィッセル神戸が2006年シーズン以来7シーズンぶりの降格。17位ガンバ大阪が初のJ2降格。 18位コンサドーレ札幌は2011年シーズン以来1シーズンぶりのJ2降格。一方、JFL所属の準加盟クラブからV・ファーレン長崎が昇格し、代わってFC町田ゼルビアがJFLに降格している。
チーム名 | 監督 | 所在 都道府県 |
ホームスタジアム | 前年成績 | J1ライ センス |
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コンサドーレ札幌 | 財前恵一 | 北海道 | 札幌ドーム 札幌厚別公園競技場 |
J1 18位 | 〇 |
モンテディオ山形 | 奥野僚右 | 山形県 | NDソフトスタジアム山形 | J2 10位 | 〇 |
水戸ホーリーホック | 柱谷哲二 | 茨城県 | ケーズデンキスタジアム水戸 | J2 13位 | × |
栃木SC | 松田浩 | 栃木県 | 栃木県グリーンスタジアム | J2 11位 | 〇 |
ザスパクサツ群馬 | 秋葉忠宏 | 群馬県 | 正田醤油スタジアム群馬 | J2 17位 | × |
ジェフユナイテッド 千葉 |
鈴木淳 | 千葉県 | フクダ電子アリーナ | J2 5位 | 〇 |
東京ヴェルディ | 三浦泰年 | 東京都 | 味の素スタジアム | J2 7位 | 〇 |
横浜FC | 山口素弘 | 神奈川県 | ニッパツ三ツ沢球技場 | J2 4位 | 〇 |
松本山雅FC | 反町康治 | 長野県 | 松本平広域公園総合球技場 | J2 12位 | 〇 |
カターレ富山 | 安間貴義 | 富山県 | 富山県総合運動公園陸上競技場 | J2 19位 | 〇 |
FC岐阜 | 行徳浩二 | 岐阜県 | 岐阜メモリアルセンター 長良川競技場 |
J2 21位 | × |
京都サンガF.C. | 大木武 | 京都府 | 京都市西京極総合運動公園 陸上競技場兼球技場 |
J2 3位 | 〇 |
ガンバ大阪 | 長谷川健太 | 大阪府 | 万博記念競技場 | J1 17位 | 〇 |
ヴィッセル神戸 | 安達亮 | 兵庫県 | ノエビアスタジアム神戸[注 1] | J1 16位 | 〇 |
ガイナーレ鳥取 | 小村徳男 | 鳥取県 | とりぎんバードスタジアム | J2 20位 | × |
ファジアーノ岡山 | 影山雅永 | 岡山県 | kankoスタジアム | J2 8位 | 〇 |
徳島ヴォルティス | 小林伸二 | 徳島県 | 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム |
J2 15位 | 〇 |
愛媛FC | 石丸清隆 | 愛媛県 | ニンジニアスタジアム | J2 16位 | × |
アビスパ福岡 | プシュニク | 福岡県 | レベルファイブスタジアム | J2 18位 | 〇 |
ギラヴァンツ北九州 | 柱谷幸一 | 北九州市立本城陸上競技場 | J2 9位 | × | |
V・ファーレン長崎 | 高木琢也 | 長崎県 | 長崎県立総合運動公園陸上競技場 | JFL 優勝 | × |
ロアッソ熊本 | 吉田靖 | 熊本県 | うまかな・よかなスタジアム[注 2] | J2 14位 | 〇 |
特記なき場合、監督代行はトップチームのヘッドコーチが務めている。
チーム名 | 前監督 | 退任日 | 監督代行 | 新監督 | 就任日 | 備考 |
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ロアッソ熊本 | 吉田靖 | 7月10日[1] | 池谷友良(代表取締役社長) | - | - | 新監督を招聘せず[注 3] |
ガイナーレ鳥取 | 小村徳男 | 8月12日[2] | - | 前田浩二 | 8月12日[2] | 強化部長兼任 |
FC岐阜 | 行徳浩二 | 8月19日[3] | - | 辛島啓珠 | 8月19日[3] | コーチからの昇格 |
栃木SC | 松田浩 | 9月13日[4] | - | 松本育夫 | 9月13日[4] | シニアアドバイザーからの異動 |
前年と大きな変更はない。
3月3日開幕・11月24日閉幕の全42節・462試合で行われた。前年同様毎週日曜日の開催を基本とし、国際大会等に伴う中断期間は設けられない。なお、6月の試合はJ1が中断中と言うこともあり、毎週土曜日に開催された。
G大阪と神戸の関西からの降格組が、終始昇格争いをリードする展開となった。
神戸は開幕3連勝、開幕後10試合で8勝1分け1敗とスタートダッシュに成功。第2節から第15節まで首位をキープし、序盤戦の上位争いを引っ張った。G大阪は序盤こそ10試合で5勝5分けと若干もたついたものの、第14節から6連勝を記録するなど徐々に調子を上げ、第15節でシーズン初の首位に浮上。以降は両チームとも大きく取りこぼすことなく勝ち点を積み重ね、一度も3位以下に落ちることなく早々に自動昇格圏を固めた。G大阪は第35節で首位の座を神戸に明け渡したものの、39節の勝利で奪還、同時に3試合を残して1年でのJ1復帰が決定。神戸も続く第40節で、敗れたものの3位京都の敗戦により昇格を決めた。
最後の1枠をかけたプレーオフ圏争いは多くのチームが終盤まで可能性を残す混戦となったが、J1経験組の山形や東京V、序盤の好調を維持できなかった栃木や岡山などがまず脱落。残りのチームが団子状態で争う中、第32節から38節まで7連勝を記録した京都が一歩抜け出し、第41節に1試合を残して3位の座を確保した。残る4位から6位までの3つの座に対し、序盤から常に上位を争ってきた長崎と千葉、後半に入り猛追してきた徳島、札幌、松本の計5チームが可能性を残す状況で最終節を迎えた。
最終節、4位長崎と6位徳島の直接対決は徳島が制し、勝てばプレーオフ圏が決まる7位の札幌は北九州に痛恨の引き分け。8位松本は愛媛に勝利したものの、5位の千葉が鳥取に2点を先行されながらロスタイムに追いつく劇的な展開で、起死回生の勝ち点1を確保。この結果、プレーオフ圏は3位京都、4位徳島、5位千葉、6位長崎で確定。J参入1年目の長崎は、第13節で一時は2位にまで浮上するなど新規参入チームの成績記録を大幅に更新し、いきなりのプレーオフ進出を果たした。
一方の下位争いでは、前年からの経営難に苦しむ岐阜が開幕から大苦戦し、第1節から第18節まで最下位に低迷。これに加え、第19節に最下位に転落した群馬や、富山、北九州、熊本などが残留争いに巻き込まれることになったが、第29節に監督を交代した鳥取が、以降最終節まで未勝利(5分け9敗)と完全に裏目に出る形となり、第34節で最下位に転落。そのまま抜け出すことが出来ず、第41節で最下位が確定した。その後JFLで2位となった讃岐がJ2ライセンスを認められたことにより、入れ替え戦への出場が決まった。
またこのシーズンは先述した岐阜のほか、福岡に資金ショート寸前まで陥る経営危機が発覚[5]。栃木も債務超過解消のため運営方針見直しを表明する[6] など、クラブライセンス制度の本格運用開始を控え、緊縮財政を取るチームが目立った。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
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1 | ガンバ大阪 (C) (P) | 42 | 25 | 12 | 5 | 99 | 46 | +53 | 87 | Jリーグ ディビジョン1 2014へ昇格 1 |
2 | ヴィッセル神戸 (P) | 42 | 25 | 8 | 9 | 78 | 41 | +37 | 83 | |
3 | 京都サンガF.C. | 42 | 20 | 10 | 12 | 68 | 46 | +22 | 70 | J1昇格プレーオフに出場 1 |
4 | 徳島ヴォルティス (O) (P) | 42 | 20 | 7 | 15 | 56 | 51 | +5 | 67 | |
5 | ジェフユナイテッド千葉 | 42 | 18 | 12 | 12 | 68 | 49 | +19 | 66 | |
6 | V・ファーレン長崎 | 42 | 19 | 9 | 14 | 48 | 40 | +8 | 66 | |
7 | 松本山雅FC | 42 | 19 | 9 | 14 | 54 | 54 | 0 | 66 | |
8 | コンサドーレ札幌 | 42 | 20 | 4 | 18 | 60 | 49 | +11 | 64 | |
9 | 栃木SC | 42 | 17 | 12 | 13 | 61 | 55 | +6 | 63 | |
10 | モンテディオ山形 | 42 | 16 | 11 | 15 | 74 | 61 | +13 | 59 | |
11 | 横浜FC | 42 | 15 | 13 | 14 | 49 | 46 | +3 | 58 | |
12 | ファジアーノ岡山 | 42 | 13 | 17 | 12 | 52 | 48 | +4 | 56 | |
13 | 東京ヴェルディ | 42 | 14 | 14 | 14 | 52 | 58 | −6 | 56 | |
14 | アビスパ福岡 | 42 | 15 | 11 | 16 | 47 | 54 | −7 | 56 | |
15 | 水戸ホーリーホック | 42 | 14 | 13 | 15 | 50 | 58 | −8 | 55 | |
16 | ギラヴァンツ北九州 | 42 | 13 | 10 | 19 | 50 | 60 | −10 | 49 | |
17 | 愛媛FC | 42 | 12 | 11 | 19 | 43 | 52 | −9 | 47 | |
18 | カターレ富山 | 42 | 11 | 11 | 20 | 45 | 59 | −14 | 44 | |
19 | ロアッソ熊本 | 42 | 10 | 13 | 19 | 40 | 70 | −30 | 43 | |
20 | ザスパクサツ群馬 | 42 | 9 | 13 | 20 | 43 | 61 | −18 | 40 | |
21 | FC岐阜 | 42 | 9 | 10 | 23 | 37 | 80 | −43 | 37 | |
22 | ガイナーレ鳥取 (R) | 42 | 5 | 16 | 21 | 38 | 74 | −36 | 31 | J2・JFL入れ替え戦に出場 2 |
最終更新は2013年11月24日の試合終了時
出典: J. League Data Site
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
1 J1ライセンスを保有するクラブのみ、J1自動昇格(上位2チーム)、プレーオフ参加(3-6位)可。
2 2014年度からJ2の下部リーグとしてJ3リーグ(J3)が設立され[7]、J2からの自動降格チーム及び入れ替え戦に敗北したチームはJFLに降格(残留)ではなく、J3に降格(移行)することになる[8]。
J1昇格プレーオフは12月1日・12月8日に行われ、J2・JFL入れ替え戦も同日に行われた。
順位 | 選手(所属) | 得点 |
---|---|---|
1 | ケンペス(千葉) | 22 |
2 | 宇佐美貴史(G大阪) | 19 |
3 | 内村圭宏(札幌) | 17 |
4 | サビア(栃木) | 16 |
クリスティアーノ(栃木) | ||
ポポ(神戸) | ||
小川慶治朗(神戸) |
事前にファンの投票により各クラブの最高得票者1名が「J2 Exciting 22」としてノミネートされる。その22名の中から当日のJリーグアウォーズ観覧者の投票によってもっとも多くの票を集めた選手がJ2 Most Exciting Playerに選ばれる。
所属クラブ | 選手名 | ポジション | 受賞回数 |
---|---|---|---|
コンサドーレ札幌 | 内村圭宏 | FW | 初 |
モンテディオ山形 | 中島裕希 | ||
水戸ホーリーホック | 橋本晃司 | MF | 2年連続2回目 |
栃木SC | 西岡大輝 | DF | 初 |
ザスパクサツ群馬 | 平繁龍一 | FW | |
ジェフユナイテッド千葉 | 米倉恒貴 | MF | |
東京ヴェルディ | 中島翔哉 | ||
横浜FC | ペ スンジン | DF | |
松本山雅FC | 岩上祐三 | MF | |
カターレ富山 | ソ ヨンドク | 2年連続2回目 | |
FC岐阜 | 木谷公亮 | DF | 初 |
京都サンガF.C. | 山瀬功治 | MF | |
ガンバ大阪 | 遠藤保仁 | ||
ヴィッセル神戸 | 小川慶治朗 | ||
ガイナーレ鳥取 | 永里源気 | FW | |
ファジアーノ岡山 | 押谷祐樹 | ||
徳島ヴォルティス | 大﨑淳矢 | ||
愛媛FC | 秋元陽太 | GK | |
アビスパ福岡 | 石津大介 | FW | |
ギラヴァンツ北九州 | 小手川宏基 | MF | |
V・ファーレン長崎 | 金山隼樹 | GK | |
ロアッソ熊本 | 北嶋秀朗 | FW |
所属クラブ | 選手名 | ポジション | 受賞回数 |
---|---|---|---|
ガンバ大阪 | 遠藤保仁 | MF | 初 |
優勝クラブから選ばれたのは2年ぶり。
ガンバ大阪所属選手の受賞は初めて。
MFの受賞は初めて。