2020年のシカゴ・カブス

2020年のシカゴ・カブス
成績
ナショナルリーグ中地区1位
ワイルドカード敗退
本拠地
都市 イリノイ州シカゴ
リグレー・フィールド
球団組織
オーナー トム・リケッツ英語版
GM ジェド・ホイヤー
監督 デビッド・ロス
« 2019
2021 »

テンプレートを表示

2020年シカゴ・カブス(2020 Chicago Cubs season)は、球団創設以来144年目のシーズン。イリノイ州シカゴリグレー・フィールドでは104年目のシーズン。監督は1年目のデビッド・ロス。所属はナショナルリーグ中地区

オフシーズン

[編集]

2019年シーズンは84勝73敗で地区3位だった。

2020年は世界中で新型コロナウイルスの感染が広まり、3月12日にはスプリングトレーニングの中止と開幕の延期が発表され、6月23日には公式戦開幕が7月23日か7月24日、レギュラーシーズンが全60試合で開催されること、特例処置でナショナルリーグにも指名打者が適用されることが発表された[1]。6月30日にはマイナーリーグの開催中止が発表された[2]

開幕後

[編集]

9月26日に3年ぶり8回目の地区優勝を達成。9月27日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、34勝26敗だった。

ワイルドカードゲームではマイアミ・マーリンズに2連敗して敗退した。

10月28日にはアンドリュー・チェイフィンタイラー・チャットウッドジェレミー・ジェフレスホセ・キンタナジョシュ・フェグリージェイソン・キプニスキャメロン・メイビンがFAとなった[3]

チーム成績

[編集]

シーズン成績

[編集]
アメリカンリーグ
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 (1)タンパベイ・レイズ 40 20 .667 -
2 (5)ニューヨーク・ヤンキース 33 27 .550 7.0
3 (8)トロント・ブルージェイズ 32 28 .533 8.0
4 ボルチモア・オリオールズ 25 35 .417 15.0
5 ボストン・レッドソックス 24 36 .400 16.0
中地区
1 (3)ミネソタ・ツインズ 36 24 .600 -
2 (4)クリーブランド・インディアンス 35 25 .583 1.0
3 (7)シカゴ・ホワイトソックス 35 25 .583 1.0
4 カンザスシティ・ロイヤルズ 26 34 .433 10.0
5 デトロイト・タイガース 23 35 .397 12.0
西地区
1 (2)オークランド・アスレチックス 36 24 .600 -
2 (6)ヒューストン・アストロズ 29 31 .483 7.0
3 シアトル・マリナーズ 27 33 .450 9.0
4 ロサンゼルス・エンゼルス 26 34 .433 10.0
5 テキサス・レンジャーズ 22 38 .367 14.0
ナショナルリーグ
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 (2)アトランタ・ブレーブス 35 25 .583 -
2 (6)マイアミ・マーリンズ 31 29 .517 4.0
3 フィラデルフィア・フィリーズ 28 32 .467 7.0
4 ワシントン・ナショナルズ 26 34 .433 9.0
5 ニューヨーク・メッツ 26 34 .433 9.0
中地区
1 (3)シカゴ・カブス 34 26 .567 -
2 (5)セントルイス・カージナルス 30 28 .517 3.0
3 (7)シンシナティ・レッズ 31 29 .517 3.0
4 (8)ミルウォーキー・ブルワーズ 29 31 .483 5.0
5 ピッツバーグ・パイレーツ 19 41 .317 15.0
西地区
1 (1)ロサンゼルス・ドジャース 43 17 .717 -
2 (4)サンディエゴ・パドレス 37 23 .617 6.0
3 サンフランシスコ・ジャイアンツ 29 31 .483 14.0
4 コロラド・ロッキーズ 26 34 .433 17.0
5 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 25 35 .417 18.0
アメリカンリーグ
チーム 地区
地区1位
1 タンパベイ・レイズ 40 20 .667
2 オークランド・アスレチックス 西 36 24 .600
3 ミネソタ・ツインズ 36 24 .600
地区2位
4 クリーブランド・インディアンス 35 25 .583
5 ニューヨーク・ヤンキース 33 27 .550
6 ヒューストン・アストロズ 西 29 31 .483
ワイルドカード
7 シカゴ・ホワイトソックス 35 25 .583 -3.0
8 トロント・ブルージェイズ 32 28 .533 -
レギュラーシーズン敗退
9 シアトル・マリナーズ 西 27 33 .450 5.0
10 カンザスシティ・ロイヤルズ 26 34 .433 6.0
11 ロサンゼルス・エンゼルス 西 26 34 .433 6.0
12 ボルチモア・オリオールズ 25 35 .417 7.0
13 ボストン・レッドソックス 24 36 .400 8.0
14 デトロイト・タイガース 23 35 .397 8.0
15 テキサス・レンジャーズ 西 22 38 .367 10.0
タイブレーク
ナショナルリーグ
チーム 地区
地区1位
1 ロサンゼルス・ドジャース 西 43 17 .717
2 アトランタ・ブレーブス 35 25 .583
3 シカゴ・カブス 34 26 .567
地区2位
4 サンディエゴ・パドレス 西 37 23 .617
5 セントルイス・カージナルス 30 28 .517
6 マイアミ・マーリンズ 31 29 .517
ワイルドカード
7 シンシナティ・レッズ 31 29 .517 -2.0
8[a] ミルウォーキー・ブルワーズ 29 31 .483 -
レギュラーシーズン敗退
9[a] サンフランシスコ・ジャイアンツ 西 29 31 .483 0.0
10 フィラデルフィア・フィリーズ 28 32 .467 1.0
11 コロラド・ロッキーズ 西 26 34 .433 3.0
12 ニューヨーク・メッツ 26 34 .433 3.0
13 ワシントン・ナショナルズ 26 34 .433 3.0
14 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 西 25 35 .417 4.0
15 ピッツバーグ・パイレーツ 19 41 .317 10.0
タイブレーク
  1. ^ a b 地区内勝率でブルワーズがジャイアンツを上回る


ポストシーズン

[編集]
                                                                   
9/29,30
ターゲット・フィールド
    10/5-8
ドジャー・スタジアム
    10/11-17
ペトコ・パーク
    10/20-27
グローブライフ・フィールド
 6 アストロズ
4 3
1 1  
 3 ツインズ  6 アストロズ
9/29,30,10/1
オークランド・コロシアム
10 5 7 11
  5 2 9 6  
 7 ホワイトソックス  2 アスレチックス
4 3 4 10/5-9
ペトコ・パーク
1 5 6  
 2 アスレチックス  6 アストロズ
9/29,30
プログレッシブ・フィールド
1 2 2 4 4 7 2
  2 4 5 3 3 4 4  
 5 ヤンキース  1 レイズ
12 10 ALCS
3 9  
 4 インディアンス  5 ヤンキース 10/12-18
グローブライフ・フィールド
9/29,30
トロピカーナ・フィールド
9 5 4 5 1
  3 7 8 1 2  
 8 ブルージェイズ  1 レイズ
1 2 ALDS
3 8  
 1 レイズ 10/6-8
ミニッツメイド・パーク
ALWC  A1 レイズ
3 6 2 8 2 1
9/30,10/2
リグレー・フィールド
  8 4 6 7 4 3
 N1 ドジャース
 6 マーリンズ ワールドシリーズ
5 2
1 0  
 3 カブス  6 マーリンズ
9/30,10/1
トゥルーイスト・パーク
5 0 0
  9 2 7  
 7 レッズ  2 ブレーブス
0 0 10/6-8
グローブライフ・フィールド
1 5  
 2 ブレーブス  2 ブレーブス
9/30,10/1,2
ペトコ・パーク
5 8 3 10 3 1 3
  1 7 15 2 7 3 4
 5 カージナルス  1 ドジャース
7 9 0 NLCS
4 11 4  
 4 パドレス  4 パドレス
9/30,10/1
ドジャー・スタジアム
1 5 3
  5 6 12  
 8 パドレス  1 ドジャース
2 0 NLDS
4 3  
 1 ドジャース
NLWC
  • 対戦カードはレギュラーシーズンのシード順で決定される
  • チーム名の左の数字は、レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順
  • ワイルドカードシリーズは、シード上位のホームグラウンドにて開催
  • コロナ禍により、ディビジョナルシリーズ以降のスタジアムは事前に決定
  • ワールドシリーズはレギュラーシーズンの勝率上位がシード順上位扱いとなる
  • 3回戦では3戦全て、5回戦では1・2・5戦、7回戦では1・2・6・7戦がシード上位の後攻となる
  • 日付はアメリカ東部時間
ワイルドカード
日付 試合 アウェイ球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
9月30日 第1試合 マイアミ・マーリンズ 5-1 シカゴ・カブス リグレー・フィールド
10月1日 悪天候により中止[4]
10月2日 第2試合 マイアミ・マーリンズ 2-0 シカゴ・カブス
ワイルドカード敗退

先発変遷

[編集]
打順 開幕戦 9月1日
1 ブライアント 3B ハップ CF
2 リゾ 1B ブライアント 3B
3 バエズ SS リゾ 1B
4 シュワーバー LF バエズ SS
5 コントレラス C シュワーバー LF
6 ヘイワード LF コントレラス C
7 カラティーニ DH ヘイワード RF
8 ホーナー 2B マルティネス DH
9 ハップ CF キプニス 2B
ヘンドリックス P レスター P

首脳陣

[編集]
シカゴ・カブス 2020
背番号 名前 役職
3 デビッド・ロス 監督
19 アンディ・グリーン ベンチコーチ
99 アンソニー・アイアポース英語版 打撃コーチ
1 ターメル・スレッジ 打撃コーチ補佐
68 トミー・ホットビー英語版 投手コーチ
81 クレイグ・ドライバー英語版 一塁兼捕手コーチ
25 ウィル・ベナブル 三塁コーチ
54 クリス・ヤング英語版 ブルペンコーチ
58 マイク・ボーゼロ英語版 捕手兼戦略コーチ
55 マイク・ナポリ クオリティ・アシュアランスコーチ
95 チャド・ノーブル ブルペン捕手

個人成績

[編集]

投手成績

[編集]

色付きは規定投球回数(60イニング)以上の選手


































カイル・ヘンドリックス 12 1 1 6 5 0 .545 81.1 73 10 8 64 26 26 2.88
ダルビッシュ有 12 0 0 8 3 0 .727 76.0 59 5 14 93 18 17 2.01
アレク・ミルズ 11 1 1 5 5 0 .500 62.1 53 13 19 46 31 31 4.48
ジョン・レスター 12 0 0 3 3 0 .500 61.0 64 11 17 42 35 35 5.16

野手成績

[編集]

色付きは規定打数(186打数)以上の選手



































アンソニー・リゾ 58 243 203 26 45 6 0 11 24 3 0 2 28 38 .222 .342
ハビアー・バエズ 59 235 222 27 45 9 1 8 24 3 0 2 7 75 .203 .238
イアン・ハップ 57 231 198 27 51 11 1 12 28 1 1 0 30 63 .258 .361
ウィルソン・コントレラス 57 225 189 37 46 10 0 7 26 1 0 2 20 57 .243 .356
カイル・シュワーバー 59 224 191 30 36 6 0 11 24 1 0 0 30 66 .188 .308

タイトル

[編集]

表彰

[編集]

達成記録

[編集]

MLBドラフト

[編集]
順位 選手 守備位置 学校
16 エド・ハワード 遊撃手 マウント・カーメル高等学校
51 バール・キャラウェイ 投手
117 ルーク・リトル 投手 サンジャッキント大学

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 両リーグDH制/MLB開幕、今季の主な特別ルール」『日刊スポーツ』2020年7月24日。2023年3月23日閲覧
  2. ^ マイナーリーグが全試合を中止 史上初めての措置」『スポーツニッポン』2020年7月1日。2023年3月23日閲覧
  3. ^ 147 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2020年10月28日). 2023年3月23日閲覧。
  4. ^ カブス・ダルビッシュ先発予定のマーリンズ戦が悪天候で中止に…スライド登板へ”. スポーツ報知 (2020年10月2日). 2020年10月2日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]