50メートル競走(ごじゅうメートルきょうそう, 英語: 50 metres)は、50メートルをいかに短い時間で走るかを競う陸上競技のトラック競技で、短距離走に分類されるが陸上競技の正式種目ではない。また、この種目は学校等において、授業や運動会、体力テスト・新体力テスト等で頻繁に実施される種目である。陸上関係者の間では50m(50メートル)や50と略される場合がほとんどである。また、小学校・中学校・高等学校の運動会や体育祭、体力測定などでは50m走(50メートル走)と呼ばれることもある。この種目は記録自体を重視するというよりも、計測時のコンディションを把握するという点で大きな指標となるものでもある。ここでは、2021年から日本で行われているsprint50についても解説する。
中国の蘇炳添は2021年8月1日の2020年東京オリンピック100m準決勝で上記の世界最高記録を上回る5秒45で50mを通過した、と分析されている[5]。
日本における児童、生徒の平均値は2018年度のスポーツ庁体力・運動能力調査では6歳の男子で11.40秒、女子で11.72秒、15歳の男子で7.43秒、女子で8.85秒、18歳男子で7.33秒、女子9.13秒であった[7]。なお平均値が最も速かった年齢は男子は17歳で7.16秒、女子は14歳で8.53秒だった。
日本の他のスポーツ選手の中には陸上選手の記録と同等以上の記録が報道される選手が存在するが、陸上競技のルールに則った適切な状況下での計測事例ではない[8]。
- ^ ドーピング検査が不十分なため、ヨーロッパ記録として公認されていない[2]。
- ^ ドーピング検査が不十分なため、世界記録として公認されていない[2]。
- ^ 100メートル競走時の途中計時[4]。
- ^ 100メートル競走時の途中計時[6]。
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※太字はオリンピック・パラリンピック・世界選手権大会実施種目、斜字は性別を限定する実施種目 |