7,5 cm leichtes Infanteriegeschütz 18 | |
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種類 | 歩兵砲 |
原開発国 | ナチス・ドイツ |
運用史 | |
配備期間 | 1932年-1945年 |
配備先 | ナチス・ドイツ |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
開発史 | |
開発者 | ラインメタル |
開発期間 | 1927年 |
製造業者 | ラインメタル |
製造期間 | 1932年-1945年 |
製造数 | 12,000 |
諸元 | |
重量 | 400キログラム (880 lb) |
銃身長 | 88 cm (3 ft) L/11.2 |
要員数 | 5名 |
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砲弾 | 完全弾薬筒(分離薬莢砲) |
砲弾重量 | 6キログラム (13 lb) |
口径 | 75ミリメートル (3.0 in) |
砲尾 | 中折式 |
反動 | 液圧駐退・ばね圧復座式 |
砲架 | 箱型単脚式 |
仰角 | -10° to 73° |
旋回角 | 12° |
発射速度 | 8-12rpm |
初速 | 210 m/s (690 ft/s) |
最大射程 | 3,550 m (3,880 yd) |
7.5 cm leIG 18(独: 7,5 cm leichtes Infanteriegeschütz 18)は、第二次世界大戦でドイツ国防軍が使用した歩兵砲である。
開発は1927年からラインメタル社によって始められた。制式名である「1918年式」は実際の開発時期とは異なるが、これは第一次世界大戦中に開発された兵器であると偽装することによって、ヴェルサイユ条約による軍備制限を回避するための方策であった。
本砲は独特な中折式の構造を備えていた。砲手が閉鎖機構のレバーを操作すると、砲口付近に支点を持つ砲身全体が前傾し、せり上がった砲尾から使用済みの薬莢が自動排出された。方向射角の調節についても、一般的な火砲では砲身が砲架上で左右に旋回するのに対し、本砲では砲身が左右に平行移動する形で行われた。
弾薬は弾頭と薬莢を別々に管理する分離薬莢式で、砲手が射撃の直前に両者を結合した。薬莢に入れる発射薬は数量を調節でき、射距離に応じて1個(1号装薬)から5個(5号装薬)までを選択できた。
バリエーションに山砲の7.5 cm GebIG 18があり、スペース節減のために防盾が省略され、砲架はパイプ状の開脚式に変更された。また輸送を容易にするために6-10個の部品に分解できた。最も重い部品でも各々の山岳大隊の兵士2名で運べる重さの74.9kgである。