91Days | |
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ジャンル | ハードボイルド・アクション |
アニメ | |
原作 | Vanetti Family |
監督 | 鏑木ひろ |
シリーズ構成 | 岸本卓 |
脚本 | 岸本卓 |
キャラクターデザイン | 岸友洋 |
音楽 | 海田庄吾 |
アニメーション制作 | 朱夏 |
製作 | 91Days製作委員会 |
放送局 | MBSほか |
放送期間 | 2016年7月9日 - 10月1日 |
話数 | 全13話 |
小説 | |
原作・原案など | ヴァネッティファミリー(原作) |
著者 | Story Works |
出版社 | 主婦と生活社 |
レーベル | PASH!ブックス |
刊行期間 | 2016年9月16日 - 2016年10月28日 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・ライトノベル |
ポータル | アニメ・文学 |
『91Days』(ナインティワンデイズ)は、朱夏制作による日本のテレビアニメ[1]。2016年7月より9月までMBSほかアニメイズムB1枠にて放送された。
禁酒法時代を舞台に、家族を殺害された主人公が復讐に至る91日間を描いた、完全オリジナルテレビアニメ[2][3]。2016年3月23日に制作発表、第一弾PVが公開された[1]。
プロデューサーの飯塚寿雄によれば、当初は全く違う企画を朱夏、鏑木ひろ監督で進めていたがそれが流れてしまったため、シリーズ構成の岸本卓を加え新たに1920年代のマフィアものの企画を立てたとのこと。また舞台を1920年代にしたのは、現代のマフィアでは麻薬犯罪を描かねばならず、視聴者の共感を得られにくいため、禁酒法下で酒を扱う時代設定にしたという[4]。同じ時代を舞台にしたアニメ『バッカーノ!』とは違い、リアルな物語を目指し[5]、『ゴッドファーザー』『ワンスアポンアタイム』『ブレイキングバッド』などを参考にしている[6]。またキャスティングでは『ゴッドファーザー』でアル・パチーノを吹き替えている山路和弘をヴィンセント役に起用した[7]。
マフィアに家族を殺され、アヴィリオと名を変え孤独な生活を送る青年アンジェロは、ある日、事件の犯人の名が書かれた手紙を受け取る。そこにはローレスの街を牛耳るヴァネッティ・ファミリーのドン・ヴィンセント、その息子のネロ、そしてネロの親友のヴァンノの名が記されていた。アヴィリオは復讐のため故郷ローレスの街に戻り、親友のコルテオが作った密造酒を手土産に犯人の一人であるネロに近づく。
アヴィリオはネロの信頼を得て側近に収まりつつ、ヴァンノをはじめとするネロの部下や弟を死に追いやり、ネロを孤立させていく。やがて、手紙の送り主の正体が判明する。手紙の送り主はヴァネッティ乗っ取りをたくらむ人物だった。その人物はローレスを含むシカゴ一帯を牛耳る大マフィア、ドン・ガラッシアがローレスを訪れたのに合わせてアヴィリオにヴィンセントとネロを始末させ、自らがヴァネッティ・ファミリーのドンの座に就こうと考えていた。アヴィリオはその計画に乗ったふりをして裏切り、ドン・ガラッシアを殺害する。かねてからヴァネッティ・ファミリーに見切りをつけていた、ガラッシアの後継者・ストレーガは好機とばかりにヴァネッティ・ファミリーのせん滅を部下に命じる。ヴィンセントはショックのあまり急死し、手紙の送り主もストレーガの凶弾に倒れる。
こうして、アヴィリオは復讐を果たしたが、生きがいを取り戻すことはできなかった。そんな抜け殻になったアヴィリオをヴァネッティ・ファミリーの中で1人生き残ったネロが拉致し、2人は旅に出る。海にたどり着いたとき、アヴィリオはネロに「俺がお前を殺さなかったのは…お前を殺したくなかったからだ」とつぶやき背中を向ける。ネロはその背中に銃口を向け、青空に銃声が響いた。
ローレスの街の裏社会で生きるマフィア一家。オルコ・ファミリーと共存し、シカゴのガラッシアからロナルドを婿入りさせてファミリーの安泰をはかっていた。
ドン・オルコ率いるローレスのマフィア。ヴァネッティとのいざこざでは、ガラッシアの意向に従い、ファンゴを始末するつもりだったが、逆にファンゴに乗っ取られる。ファンゴの死去に伴い、ヴァネッティに吸収された。
シカゴのマフィアでローレスにも睨みをきかせている。ヴァネッティとオルコの抗争ではネロとファンゴを始末して手打ちにするよう圧力をかけた。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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Day1 | 殺人の夜 | 岸本卓 | 鏑木ひろ | 岸友洋 | |
ある雨の夜、アヴィリオ・ブルーノのアパートに本名アンジェロ・ラグーザ宛の手紙が届く。7年前、アンジェロは誕生日の夜、家に押し入ってきたマフィアに両親と弟を殺され、友人コルテオの家に逃げ込む。コルテオは「僕たちは兄弟だ」となぐさめるが、翌朝アンジェロは街を去っていた。7年ぶりに故郷ローレスの街に戻ってきたアヴィリオは密造酒作りで生計を立てるコルテオを訪ねる。渋るコルテオを連れて、アヴィリオはアイランドの酒場に密造酒を売り込み、店にいたヴァネッティ・ファミリーのマフィアに気に入られる。そこへオルコ・ファミリーのファンゴが密輸した酒をくすねたネロ・ヴァネッティを探しにやってくる。店内で銃を乱射するファンゴに、コルテオはろうそくで火炎瓶を作って投げつけ、一同は店から脱出。アヴィリオがネロについてマフィアの男に訊くと、男はつけひげを取り、自分がネロだと名乗る。 | |||||
Day2 | いつわりの幻影 | 岸本卓 | 森本育郎 | 薮野浩二 | |
ヴァンノは酒の密輸中、オルコ・ファミリーの襲撃を受け、運転手のトロンコを殺される。翌日ネロの妹フィオとドン・ガラッシアの甥ロナルドの結婚式が行われる。アヴィリオとコルテオは密造酒を手土産に駆け付け、ネロから参謀役のバルベロを紹介される。ヴァンノはファンゴへの報復を主張するが、ガラッシアが手打ちを望んでいるため、ネロは直接手を下さず、アヴィリオを頼む。アヴィリオは成功すればファミリー入りという条件で引き受ける。脅えるコルテオにアヴィリオは父の親友を名乗る人物からきた手紙を見せる。そこにはラグーザ家を襲撃した犯人3人の名が書かれていた。ヴァンノとアヴィリオはチェロットの車で愛人ラクリマのアパートにいたファンゴを襲撃するが、ファンゴはラクリマを盾に窓から逃げ出す。ヴァンノはトロンコを殺したセルペンテを連れ去り、トロンコの墓の前で射殺する。だが後をつけてきたアヴィリオがヴァンノを射殺する。手紙に書かれた犯人の名はヴィンセント・ヴァネッティ、その息子ネロ、そしてヴァンノだった。ヴァンノへの復讐を果たしたアヴィリオはネロに、ヴァンノが殺され自分がセルペンテを殺したと報告、墓場に案内するがセルペンテの死体は消えていた。 | |||||
Day3 | 足音の行先 | 木戸雄一郎 | 松本淳 | 平向智子 |
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アヴィリオにヴァンノ殺しの疑いがかかる。逆上したネロはセルペンテの死体を持ってこいと要求。アヴィリオとコルテオはチェロットを問い詰め、死体を連邦取締官スクーザに売ったことを吐かせる。スクーザはヴァネッティ・ファミリーに死体を売りつけようとする。ロナルドはガラッシアの機嫌を損ねないためセルペンテ殺しの犯人としてネロを始末することを提案。アヴィリオたちは死体の隠し場所になっている古アパートに侵入。後をつけてきたネロ一味とファンゴ一味の銃撃戦になるが、アヴィリオはネロと脱出。その帰り、ネロの車を弟のフラテが止める。フラテはネロに、始末される前に逃げたことに見せかけるため街からしばらく出ていくよう頼む。アヴィリオはネロに同行することを申し出る。雨の中、ヴァンノの葬儀を遠くから見届けたネロはアヴィリオと車で街を出た。 | |||||
Day4 | 敗けて勝って、その後で | 鏑木ひろ | 出合小都美 | 西川絵奈 | |
街を離れ1週間、田舎町を車で放浪するネロとアヴィリオはオートキャンプ場でテントを借り一夜を過ごすことにする。キャンプ場で出会った子供たちに、ネロはジャグリング、アヴィリオはスリの腕前を披露して喜ばせる。その夜、ネロはラグーザ家襲撃にはネロ含め4人が参加したことを漏らし、アヴィリオは手紙に書かれていないもう一人の犯人がいたことを知る。翌日コタの街に着いたネロはバルベロから「ゴリアテのような大男」が自分たちを追っていると電話で聞く。ドラッグストアの隠れ酒場で飲んでいたネロの前に大男があらわれる。どうにか逃げ出したネロとアヴィリオは農場の納屋に隠れるが、大男は猟犬を使って探し当てる。大男相手に苦戦する2人だったが、騒ぎに気付いた農場主が大男を射殺、難を逃れる。 | |||||
Day5 | 血は血を呼ぶ | 岸本卓 | タムラコータロー | 鈴木芳成 |
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バルベロは、オルコが騒動の手打ちのためファンゴを殺害しようとしたが失敗したこと、ファンゴが部下とともにアイランドに立てこもっていることを電話でネロに知らせる。久しぶりにローレスに戻ったネロとアヴィリオは蒸留所「ロッジ」でバルベロとコルテオに再会。ロッジではコルテオのレシピで密造酒「ローレスヘブン」の製造が進められていた。深夜ヴァネッティ家に戻ろうとしたネロたちは銃撃され引き返す。ガラッシアの介入を防ぐため、ロナルドに入れ知恵されたフラテはネロ殺害をもくろみ、大男を刺客として差し向けた上、帰宅するネロを銃撃したのだ。ネロたちは川岸の倉庫に隠れるが、ティグレが重傷を負っており一刻の猶予もなかった。アヴィリオはコルテオと小舟に密造酒を積んで川を渡り、アイランドにいるファンゴに自分たちを匿ってくればドン・オルコを生け捕りにすると持ち掛ける。 | |||||
Day6 | 豚を殺しに | 岸本卓 | 小島正幸 | 飯村正之 |
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ファンゴの元に身を寄せたネロたち。ティグレも助かり、アヴィリオはオルコ生け捕り計画を練る。ネロとアヴィリオは「オッティモ・オルコ」でドン・オルコと対面、自分たちの身の保証と引き換えにローレスヘブンの製造譲渡を持ちかけ、ロッジに案内する。ネロが中に入った隙に、アヴィリオはオルコに自分がラグーザ家の生き残りと打ち明ける。ロッジに入ったオルコたちは隠れているヴォルペに気付き、銃撃戦に。アヴィリオは「この時を待っていた」とネロを射殺。見事親の仇を討ったアヴィリオをオルコは上機嫌で称えるが、アヴィリオに薬を混ぜた酒を飲まされ眠ってしまう。ネロ射殺は狂言であり、オルコはファンゴに引き渡される。ファンゴはオッティモ・オルコにオルコ・ファミリーの幹部を集め、自分がドンになることを宣言。さらに幹部に食べさせたラザニアはオルコの肉と明かし、高笑いする。 | |||||
Day7 | あわれな役者 | 岸本卓 |
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ファンゴに保護されたネロたちはいずれ使い捨てされると危機感を抱く。ロナルドは落ち込むフラテに、ファミリーのためネロを消せとけしかける。ガンゾはネロに戻ってくるよう説得するが、ネロはヴァネッティの酒場にローレスヘブンを卸し、フラテと敵対する。フィオは兄弟を引き合わせ、仲直りさせようとするが話し合いは決裂。だがネロはロナルドと話をつけようとする。これを良く思わないアヴィリオはヴォルペを焚き付け、ロナルドを銃撃させたあと、射殺。内部抗争は新聞でも大きく報道される。ロナルドはフィオに電話をかけさせ、ネロと屋敷で会う約束をする。当日、アヴィリオはネロの使いとして花束をフィオに届けるが、中に仕込まれた手紙を読んだフィオはロナルドを射殺。ネロはフラテと和解しようとするが、撃ち合いになる。だがアヴィリオがフラテの拳銃から銃弾を抜いていたため、フラテはネロに射殺される。身重のフィオは街を去る。ロナルドを殺したのはフラテで、ネロはガラッシアに忠誠を示すため弟を殺したということになった。ふさぎこむネロにアヴィリオは「今日からは俺が兄弟だ」とささやく。 | |||||
Day7.5 | 短いローソク |
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7話までの総集編。 | |||||
Day8 | 帳の陰 | 木戸雄一郎 | 古川順康 | ムラオミノル | |
新しい連邦取締官デルフィがローレスに着任。スクーザに代わってマフィアのファンゴ・ファミリーとアイランド、ヴァネッティ・ファミリーと密造酒の取り締まりを宣言。アヴィリオはデルフィを買収しようとするが、拒絶されると遠まわしに家族に危害を加えると警告する。デルフィの摘発でローレスヘブンの仕入れを渋る店が増えネロはいらだつ。チェロットはコルテオに、ファンゴが密造酒が作れるコルテオを欲しがっていると教え、ファミリー入りを誘う。ファンゴの密告でロッジにも捜査の手が入り、アヴィリオはデルフィの家族を襲うことをネロに提案。コルテオは激しく反発するが、アヴィリオは金を置いてコルテオの家から去る。休日の朝、デルフィの妻子が乗る車が乗車前に爆発。おじけづいたデルフィは捜査を中止する。ネロ銃撃未遂事件が発生、内通者を探すためヴァネッティは厳戒態勢となる。ネロの外出先をファンゴに教えたコルテオは脅える。チェロットの車でアイランドに呼び出されたコルテオは、ファンゴから酒のレシピを手に入れたので用済みになったと言われた上、目の前でネロに電話をかけられ内通者とばらされそうになる。床にはレシピを売りつけたスクーザの死体があった。追い詰められたコルテオはファンゴを撲殺する。 | |||||
Day9 | 黒ずんだ野望 | 木戸雄一郎 | 矢野博之 | 柳瀬雄之 |
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コルテオはファンゴの部下によってヴァネッティに引き渡される。ガンゾらは激しい拷問を加えるがコルテオは口を割らなかった。チェロットからいきさつを聞いたアヴィリオは、夜、ヴァネッティ家に侵入する。そこへ怪我をしたガンゾがコルテオが脱走したと知らせにくる。街を封鎖しコルテオの捜索が行われる。バルベロはアヴィリオを疑うがネロに一蹴される。アヴィリオにコルテオから電話が掛かってくる。コルテオはネロを殺さなければ自分が殺されると訴える。翌日、アヴィリオはヴァネッティ幹部の集まりに呼ばれ、初めてヴィンセント・ヴァネッティと対面する。ヴィンセントはこれまでの融和路線は間違いだったと認め、ドンの座をネロに譲る。ローレスヘブンを増産しシカゴに卸すにあたって、ドン・ガラッシアに酒を届ける役目にアヴィリオが指名される。その夜、アヴィリオはとある家を訪ねる。中から出てきたガンゾは自分が手紙の差出人と認める。 | |||||
Day10 | 誠実の証 | 岸本卓 | 小島正幸 |
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アヴィリオはシカゴ行きの船に乗る。そこには髪型を変え監視の目をくぐり抜けたコルテオがいた。アヴィリオは手紙を交換条件にしてガンゾからコルテオを解放させたのだ。アヴィリオは以前住んでいたアパートにコルテオを匿う。つかのま穏やかな生活を楽しんだあと、アヴィリオはシカゴに旅立つ。ローレスを出て1週間、バルベロが疑いを強める中、アヴィリオは役目を果たしヴァネッティに帰還。ガンゾは3日後の劇場のこけら落としに久しぶりにヴィンセントが外出すると教え、アヴィリオに拳銃を渡す。その夜ヴァネッティ家に呼び出されたアヴィリオは、波止場で聞き込みをしたバルベロから、コルテオの共犯者だと詰問されるが、そこへコルテオが飛び込んでくる。ガンゾからアヴィリオの危機を電話で知らされ、ローレスに戻ってきたのだ。バルベロの疑いを否定し、全て一人でやったと主張するコルテオ。ネロはアヴィリオに拳銃を預け「お前がやれ」と部屋を出る。コルテオと部屋に残されたアヴィリオはなぜ戻ってきたと叫ぶが、コルテオはアヴィリオとの日々を楽しかったと振り返り笑顔を浮かべる。アヴィリオはコルテオを射殺、「俺たち兄弟だもんな」とつぶやく。 | |||||
Day11 | すべてがむだごと | 岸本卓 | 小島正幸 |
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コルテオを始末してネロの側近に返り咲いたアヴィリオだが顔色は冴えない。ヴァネッティ家にドン・ガラッシアと甥のストレーガが訪れ、ヴァネッティ父子に挨拶する。ドンはアヴィリオを気に入りシカゴに誘う。こけら落としを明日に控え、ガンゾはヴァネッティ父子暗殺計画をアヴィリオに指示。アヴィリオは手紙にガンゾの名前を書き加えさせる。バルベロはネロに劇場の警備からアヴィリオをはずすよう進言するが却下される。こけら落とし当日、ヴィンセントは病を押して3年ぶりに公の場に姿を見せ、ネロと劇場に入る。ドン・ガラッシアも入場、3人はボックス席に入る。ボックス席のドアの前で警護するデルトロをガラッシアの部下が襲い、アヴィリオがとどめを刺す算段だったが、デルトロの抵抗で殺害に手間取り、後をつけてきたバルベロに見られる。バルベロは地下室でアヴィリオを尋問、呼ばれたガンゾはバルベロを射殺。ネロが駆け付けた時、アヴィリオの姿はなく、ガンゾから手紙を見せられたネロはボックス席に走る。ボックス席に入り込んだアヴィリオは本名を名乗りヴィンセントに銃を向ける。死を覚悟したヴィンセントだが、アヴィリオはドン・ガラッシアを射殺。これを見たストレーガはガンゾを射殺、ヴァネッティ・ファミリー殲滅命令を出し、劇場は銃撃戦となる。ヴィンセントはネロの腕の中で「すべてはむだごと」とつぶやいて息を引き取る。 | |||||
Day12 | 汚れた空をかいくぐり | 岸本卓 | 野村和也 | 鏑木ひろ |
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ストレーガに保護されホテルに軟禁されたアヴィリオ。そこへネロが押し入り、アヴィリオを連れ去る。ネロたちヴァネッティ残党はアイランドに立てこもり、ガラッシアと銃撃戦を続けていたが、チェロットからアヴィリオの居場所を聞き、ネロ一人抜け出してきたのだ。チェロットの車の中で手紙の差出人はガンゾと教えられ、ようやく事の次第を知るネロ。アヴィリオを車に乗せて街を出たネロは、翌朝チェロットを置き去りにして、アヴィリオと二人逃走を続ける。車はアヴィリオの希望で41号線(en:U.S. Route 41)で海を目指す。野宿した夜、復讐を果たしたがすべてむだごとだったと語るアヴィリオに、ネロはなぜ俺を殺さなかったと詰め寄る。アヴィリオは「7年前の夜、お前が俺を撃ってれば」と泣き叫ぶ。感情をぶつけあった二人は旅を続け、やがて海にたどりつく。浜辺を歩きながら「お前を殺さなかったのは、お前を殺したくなかったからだ」とつぶやくアヴィリオ。その背中にネロは銃口を向ける。銃声を響かせたあと、ネロは一人で車に戻り、あてどない逃走を続ける。その顔にはなぜか満足げな笑みが浮かんでいた。 | |||||
Day13 | 時の浅瀬 すべての昨日 明日、また明日 |
| 菅沼栄治 | 鏑木ひろ |
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TV未放送話3篇。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [10] | 備考 |
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2016年7月9日 - 10月1日 | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | |
土曜 2:10 - 2:40(金曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 製作局 | |
土曜 2:49 - 3:19(金曜深夜) | CBCテレビ | 中京広域圏 | ||
2016年7月10日 - 10月2日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | BS-TBS | 日本全域 |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
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BD | DVD | |||
VOL.1 | 2016年10月26日 | 第1話 - 第2話 | SHBR-0397 | DB-0906 |
VOL.2 | 2016年11月30日 | 第3話 - 第4話 | SHBR-0398 | DB-0907 |
VOL.3 | 2016年12月21日 | 第5話 - 第6話 | SHBR-0399 | DB-0908 |
VOL.4 | 2017年1月25日 | 第7話 - 第8話 | SHBR-0400 | DB-0909 |
VOL.5 | 2017年2月22日 | 第9話 - 第10話 | SHBR-0401 | DB-0910 |
VOL.6 | 2017年3月29日 | 第11話 - 第12話 | SHBR-0402 | DB-0911 |
VOL.7 | 2017年7月5日 | 第13話 | SHBR-0403 | DB-0912 |
DVD&Blu-ray各巻に収録の短編アニメ。
収録巻 | サブタイトル |
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VOL.2 | 91Daze〜刺客編〜 |
VOL.3 | 91Daze〜味見編〜 |
VOL.4 | 91Daze〜勘違い編〜 |
VOL.5 | 91Daze〜怒り編〜 |
VOL.6 | 91Daze〜雨編〜 |
VOL.7 | 91Daze〜寝言編〜 |
91Daze〜食事編〜 |
『アニメ『91Days』WEBラジオ『9分10秒ラジオ』』は、アニメイトタイムズにて2016年7月1日にプレ配信、同年7月15日(第1回)より10月14日(第7回)まで配信された。隔週金曜日更新。メインMCは近藤隆(アヴィリオ役)。コーナーMC(不定期)は江口拓也(ネロ役)、斉藤壮馬(コルテオ役)。ラジオタイトル通り、番組は9分10秒の間で行われた。
PASH!ブックス(主婦と生活社)よりノベライズが上下巻で発売された。
毎日放送 アニメイズム B1 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
91Days
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