AFCカップ 2020 |
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大会概要 |
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日程 |
2019年2月10日-(11月7日) |
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チーム数 |
48 (28連盟) |
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大会結果 |
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優勝 |
(大会不成立) |
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大会統計 |
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試合数 |
32試合 |
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ゴール数 |
91点 (1試合平均 2.84点) |
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総入場者数 |
52,237人 (1試合平均 1,632人) |
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得点王 |
マラニョン(5点) |
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< 20192021 > |
AFCカップ 2020(英: AFC Cup 2020)は開催される予定だった第17回目のAFCカップである。アジアサッカー連盟(AFC)主催 [1]。
COVID-19流行の影響により3月途中からは試合が実施できず、その後再三の日程変更がなされたが、AFCは2020年9月10日の執行委員会で今大会自体を取り止めることを決定した[2][3]。
AFCカップ大会委員会は2017年より、参加国を西アジア・中央アジア・南アジア・ASEAN・東アジアの5地区に分け、西アジア以外の4地区の勝者と西アジア地区の勝者が優勝を争うフォーマットを導入し、本大会もこの方式を採用する。46のAFC加盟協会(準メンバーである北マリアナ諸島を除く)は、AFC主催大会の過去4年間の代表チームとクラブの成績に基づいてランク付けされ、2019年と2020年のAFC主催クラブカップ戦(AFCチャンピオンズリーグ及びAFCカップ)では、2017年のAFCランキングにより出場クラブの割り当てが決定する(大会参加要項2.3条(以下、「第◯条」とあるのは大会参加条項の条数を示す)): [4]
- 地区の割り当て
- 出場枠の割り当て
- AFCチャンピオンズリーグ (ACL) グループステージで出場枠を獲得していないすべての協会に、AFCカップに参加する資格が与えられる。
- 各地区では、グループステージのグループの数は、エントリーの数に基づいて決定する。プレーオフで埋められる出場枠の数は、グループの数と同じ。(第6.2条)。
- 西アジア地区とASEAN地区では、グループステージに3つのグループがあり、合計9つの直接出場枠が含まれ、残りの3つの出場枠をプレーオフで争う。
- 中央アジア地区、南アジア地区、および東アジア地区では、グループステージに合計3つの直接出場枠を含む1つのグループがあり、残りの1つの出場枠をプレーオフで争う。
- AFCランキングごとに各地区のAFCカップに参加している上位の協会は、グループステージで少なくとも1つの直接出場枠(AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフの敗者を含む)を獲得し、残りの協会はプレーオフ出場枠のみを得る。具体的には、
- 西アジア地区およびASEAN地区の場合:
- 1位から3位にランク付けされた協会には、それぞれ2つの直接出場枠が割り当てられる。
- 4位から6位にランク付けされた協会は、それぞれ1つの直接出場枠と1つのプレーオフ出場枠を獲得する。
- 7位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠を獲得する。
- 中央アジア地区、南アジア地区、および東アジア地区の場合:
- 1位から3位までの各協会には、それぞれ1つの直接出場枠と1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
- 4位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠を獲得した。
西アジア地区/ ASEAN地区
順位
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直接 出場枠
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プレーオフ 出場枠
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備考
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1
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2
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2
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2
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3
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2
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4
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1
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1
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5
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1
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1
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6
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1
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1
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7
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1
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8
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1
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9
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1
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10
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1
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11
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1
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12
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1
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計
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9
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9
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* プレーオフからのグループステージ出場枠は3つになる
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南アジア地区/中央アジア地区/ 東アジア地区
順位
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直接 出場枠
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プレーオフ 出場枠
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備考
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1
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1
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1
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2
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1
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1
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3
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1
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1
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4
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1
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5
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1
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6
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1
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7
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1
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8
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1
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9
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1
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10
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1
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計
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3
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10
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* プレーオフからのグループステージ出場枠は1つになる
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- 協会に割り当てられる出場枠の最大数
- 各協会の出場枠の最大数は、上位の協会の対象チームの総数の3分の1。(第7.1条)
- 直接出場権を持つ協会がACLの出場基準を満たしていない場合
- 協会が直接出場枠を放棄した場合、それらは上位の協会に再配布される。各協会の直接出場枠には最大2つに制限される。(第7.5条)
- プレーオフ出場枠を持つ協会がACLの出場基準を満たしていない場合
- 協会がプレーオフ出場枠を放棄した場合、それらは破棄され、他の協会には再配布されない。(第7.7条)
- いずれかの地区のプレーオフのチーム数が、プレーオフで埋められたグループステージ出場枠の数の2倍より少ない場合、上位の協会のプレーオフチームはグループステージに自動進出となる。(第7.8条)
2019 AFCカップでは、 2014年から2017年の間の成績に基づいて格付けされた、2017年12月15日に公開されたランキング [5] に基づいて、 各協会に出場枠が割り当てられた[4]。
- 「GS」:グループステージ
- 「PO」:プレーオフラウンド
2020 AFCカップへの参加
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参加
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不参加
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(N)
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本来の出場枠を示す。地区内のプレーオフ出場クラブ数によっては直接グループステージ出場に変更される
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- 注釈:
- ^ イエメン (YEM): イエメンは国内でクラブライセンス制度を導入していないため、参加不可[6]。
- ^ アフガニスタン (AFG): アフガニスタンは国内でクラブライセンス制度を導入していないため、参加不可[6]。
- ^ ネパール (NEP): ネパールは国内ライセンスがAFCカップのライセンスに準拠していない[6]。
- ^ パキスタン (PAK): パキスタンは国内でクラブライセンス制度を導入していないため、参加不可[6]。
- ^ 北朝鮮 (PRK): 北朝鮮は国内でクラブライセンス制度を導入していないため、参加不可[6]。同協会が有していたグループステージ出場枠はマカオに再配分された。
- ^ グアム (GUM): グアムからはAFCライセンスを取得しているクラブがいない[6]。
- ^ マカオ (MAC): マカオからはAFCライセンスを取得しているクラブが1チームのみ[6]。
28の協会から以下の48クラブが参加する。ブルネイと東ティモールから初めてAFCカップに参加した[7]。
斜体のチームは、 AFCチャンピオンズリーグ予選プレーオフに出場し、ACLグループステージに進出できなかった場合にAFCカップグループステージ出場権を得る。彼らがACLグループステージに進出した場合、そのチームはAFCカップに出場せず、当該協会に補欠チームが用意されている場合はそのチームが替わってAFCカップに出場する。
ACLプレーオフ出場クラブがグループステージに進出した場合の補欠クラブを以下に示す。なおACL東アジア地区7位 香港8位 ベトナム9位 フィリピンは補欠クラブを申請していなかった。
- 注釈
Location of teams of the
AFCカップ2020.
西アジア地区
中央アジア地区
南アジア地区
ASEAN地区
東アジア地区
(p) Qualifying play-off participants
大会のスケジュールは次のとおりとされた(W:西アジア地区、C:中央アジア地区、S:南アジア地区、A:ASEAN地区、E:東アジア地区。日付は特記なき限り2020年)[9]。しかし、東アジア地区については新型コロナウイルス感染症流行状況を考慮し、2月11日にスケジュールが再発表された。その後他地区も含め試合が実施できない状況が続き、再度の日程延期を経て、2020年9月10日に大会自体の取り止めが決定された(上述)。
ステージ
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ラウンド
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抽選日
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1stレグ
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2ndレグ
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予選ステージ
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予選1
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抽選無し
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1月22日 (S)
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1月29日 (S)
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予選2
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2月5日 (C, S) 4月7日 (E)
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2月12日 (C, S) 4月14日 (E)
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プレーオフステージ
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プレーオフラウンド
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1月21-22日 (W, A) 2月19日 (C, S) 4月21日 (E)
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1月28-29日 (W, A) 2月26日 (C, S) 4月28日 (E)
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グループステージ
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第1節
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2019年12月10日
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2月10-12日 (W, A) / 3月10-11日 (C, S) / 5月6日 (E)
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第2節
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2月24-26日 (W, A) / 4月14-15日 (C, S) / 5月13日 (E)
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第3節
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3月9-11日 (W, A) / 4月28-29日 (C, S) / 5月20日 (E)
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第4節
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4月13-15日 (W, A) / 5月12-13日 (C, S) / 5月27日 (E)
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第5節
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4月27-29日 (W, A) / 5月26-27日 (C, S) / 6月17日 (E)
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第6節
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5月11-13日 (W, A) / 6月16-17日 (C, S) / 6月24日 (E)
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ノックアウトステージ
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地区準決勝
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5月25-27日 (W, A)
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6月15-17日 (W, A)
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地区決勝
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TBA
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8月4-5日 (A), 9月29日 (W)
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8月11-12日 (A), 10月20日 (W)
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地区間プレーオフ準決勝
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8月25-26日
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9月15-16日
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地区間プレーオフ決勝
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9月30日
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10月21日
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決勝
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11月7日
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予選プレーオフは予選ラウンド・プレーオフラウンドともホーム・アンド・アウェーの2回戦制で行われ、AFCランキング上位協会所属のチームが2ndレグでホームを戦う。
2試合合計で同点かつアウェーゴールも同じ場合は延長戦(アウェーゴールルール適用無し)→PK戦の順で勝者を決定する。
- マジヤがグループステージ・グループEに進出。
- 勝者がグループステージ・グループHに進出の予定であったがキャンセルされた。
抽選は2019年12月10日にマレーシア・クアラルンプールにあるAFCハウスにて行われた。
抽選は以下の手順で行われた。
- 西アジア地区は、2チームがストレートインとなる5つの協会(シリア、ヨルダン、クウェート、バーレーン、レバノン)の抽選が行われ、抽選された順番にA1とB2、B1とC2、C1とA2、A3とB4、B3とC4に割り当てる(各協会の上位シード、下位シードの順)。オマーンからとプレーオフの勝者はそれぞれポジションC3とA4に割り当てられた。
- ASEAN地区は、2チームがストレートインとなる3つの協会(ベトナム、フィリピン、シンガポール)の抽選が行われ、抽選された順番にF1とG2、G1とH2、H1とF2に割り当てる(各協会の上位シード、下位シードの順)。次の3つの協会(インドネシア、ミャンマー、ラオス)の抽選が行われ、抽選された順番にF3とG4(該当協会が出場可能なプレーオフ)、G3とH4(該当協会が出場可能なプレーオフ)、H3とF4(該当協会が出場可能なプレーオフ)に割り当てる。
- 中央アジア地区、南アジア地区、および東アジア地区については、抽選は行われず、チームは2017年12月15日に公開された協会ランキングに従ってグループポジションが割り当てられた。
カントリーポットの抽選結果が以下の通りである
地区
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ポジション
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カントリー ポット
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西アジア地区
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A1, B2
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レバノン
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B1, C2
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ヨルダン
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C1, A2
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バーレーン
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A3, B4
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シリア
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B3, C4
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クウェート
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ASEAN地区1
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F1, G2
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ベトナム
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G1, H2
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フィリピン
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H1, F2
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シンガポール
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ASEAN地区2
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F3, G4
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ラオス+(PO3勝者)
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G3, H4
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インドネシア+(PO1勝者)
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H3, F4
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ミャンマー+(PO2勝者)
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括弧内の打ち消しされたクラブは抽選時のクラブである。
- ^ a b c 直接対戦の勝ち点(得失点)による:アル・カーディシーヤ 3 (+1), ドファール 0 (0), アル・リファー 0 (–1).
- ^ a b 直接対戦のアウェーゴールによる: マジヤ 2, チェンナイ・シティ 0.
- ^ a b 直接対戦のアウェーゴールによる: ホーチミン・シティ 2, ヤンゴン・ユナイテッド 0.
- ^ a b 直接対戦の勝ち点による: スヴァイリエン 3, バリ・ユナイテッド 0.
- ^ 中央アジア地区の予選2ラウンドは、FKアハルが新型コロナウイルス感染症への懸念から第1戦の行われるキルギスタンへの遠征を取りやめ、これをAFCに報告しなかったことから、AFCがFKアハルを失格処分とし、FKネフチがプレーオフラウンドに進出することとなった[10]。
- ^ AFCは大埔のAFCカップからの撤退後、プレイオフをキャンセルし傑志をグループステージに出場させた[11]。