AT-T | |
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AT-T(ドイツ連邦軍軍事史博物館) | |
種類 | 砲兵トラクター |
原開発国 | ソビエト連邦 |
運用史 | |
配備期間 | 1950年代 - |
配備先 | ソビエト連邦軍、他 |
開発史 | |
開発者 | アレクサンドル・モロゾフ[1] |
製造業者 | ハリコフ工場 |
製造期間 | 1950年 - 1979年[1] |
諸元 | |
重量 | 20t |
全長 | 7.043m |
全幅 | 3.17m |
全高 | 3m |
要員数 | 4名+16名 |
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エンジン | A-401 ディーゼル |
行動距離 | 1,100km(舗装路) |
速度 | 35km/h |
AT-T(ロシア語: Артиллерийский Тягач, Тяжёлый)は、1940年代後半にソビエト連邦で開発された装軌式の砲兵トラクターである[1]。
AT-Tの名称はロシア語で"重砲兵トラクター"の意味である。
AT-Tは、1940年代中頃よりT-54戦車の走行装置を流用して開発された車両で、25トンの牽引力と5トンの積載能力を持っている[1]。オリジナルのT-54はエンジン・変速機・起動輪を車体後部に搭載していたが、AT-Tではこれらの駆動装置は車体前方に搭載されている。
車体上部は非装甲のカーゴトラックのような形状で、運転台部分はZiS-150あるいはZIL-164のキャブをベースに幅を広げ、乗員4名が搭乗可能なものとなっている[1]。
AT-Tの最初の試作車は、1947年の終わりにハリコフ工場で製造され、モスクワのクビンカ基地までの走行試験を行い優秀なパフォーマンスを見せた。AT-Tの開発責任者であったアレクサンドル・モロゾフは、開発元となったT-54の成功もあり、1948年のスターリン賞を授与されている。
AT-Tはソ連軍、東ドイツ軍などで運用された他、軍から放出された車両が民間でも使用されている。
AT-Tは何種類かの特殊車両のベースとしても活用されている。