『A』 | ||||
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ジェスロ・タル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、エレクトロニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | クリサリス・レコード | |||
プロデュース | イアン・アンダーソン、ロビン・ブラック | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジェスロ・タル アルバム 年表 | ||||
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『A』は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ジェスロ・タルが1980年に発表した13作目のスタジオ・アルバム。当初はバンドの中心人物であるイアン・アンダーソンのソロ・プロジェクトとして計画されていたが、最終的にはジェスロ・タル名義の作品としてリリースされた[6]。
イアン・アンダーソンは、エディ・ジョブソン(元カーヴド・エア〜ロキシー・ミュージック〜フランク・ザッパ・バンド〜UK)、デイヴ・ペグ(フェアポート・コンヴェンション)、ジョブソンの友人であったマーク・クレイニーと共にソロ・アルバムの制作に入り、ジェスロ・タルの正式メンバーであるマーティン・バー[注釈 1]にも一部の曲に参加してもらおうと考えるが、最終的にはバレも全曲のレコーディングに参加した[8]。アンダーソンは本作でエレクトリック・サウンドを重視しており[8]、ジェスロ・タルのアルバムとしては初めて、アンダーソンがアコースティック・ギターを全く弾いていない作品となった[6]。
ジェスロ・タルの所属レーベルであるクリサリス・レコードの判断により、本作はアンダーソンのソロ名義ではなくバンド名義で発売された。そして、前作『ストームウォッチ〜北海油田の謎』(1979年)までジェスロ・タルのメンバーだったジョン・エヴァン、デヴィッド・パーマー、バリモア・バーロウの3人は正式にバンドを脱退するが、パーマーは後に、短期間復帰している。
ジョブソンは最初から短期間のゲストという意図で参加しており[8]、本作の裏ジャケットでは「スペシャル・ゲスト」としてクレジットされた。そして、本作に伴うツアーを最後にジョブソンとクレイニーはジェスロ・タルを離れる。一方、ペグは1995年までフェアポート・コンヴェンションと並行してジェスロ・タルのメンバーとしても活動した[9]。
全曲ともイアン・アンダーソン作。9.はインストゥルメンタル。