生産時期 | 2017年6月12日から2021年4月20日まで |
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設計者 | Apple |
生産者 | TSMC |
アーキテクチャ | AArch64 |
マイクロアーキテクチャ | ARMv8‑A |
命令セット | ARMv8‑A |
コア数 | 6 core (3× Hurricane + 3× Zephyr) |
前世代プロセッサ | Apple A9X |
次世代プロセッサ | Apple A12X |
L1キャッシュ | 64 KB instruction, 64 KB data |
L2キャッシュ | 8 MB |
GPU | PowerVR Series 7XT (12core) |
Apple A10X Fusionは、Appleが設計した64ビットARM SoC である。2017年6月12日に発表されたiPad Pro(第2世代)に搭載されるチップとして登場した。AppleはApple A9Xに比べ1.3倍の能力のCPU、1.4倍の能力のGPU、2倍のメモリバンド幅といった性能の大幅な向上を発表している[1]。
内蔵コアがA9XのデュアルコアからA10Xはヘキサコアへと変わっているが、全コアフル稼働が可能なA11以降のSoCとは異なり高性能コア×3と高効率コア×3を使い分けて動作する。L2キャッシュがA9Xの3MBから8MBに増加している。GPUは、前世代と同じくPowerVR Series 7XT系統の12コアを搭載し、おおよそA12 Bionicレベルの性能を持つ[2]。Apple TV 4K(第1世代)に搭載されたA10Xはパッケージ内に3GBのLPDDR4 SDRAM、iPad Proに搭載されたA10Xは、パッケージ内に4GBのLPDDR4 SDRAMを積層する。