B-トライブ B-Tribe | |
---|---|
出身地 |
![]() |
ジャンル | ニューエイジ、アンビエント、テクノ |
活動期間 | 1993年 - |
レーベル | アトランティック、ハイアー・オクターヴ、ホロフォン |
共同作業者 | パコ・フェルナンデス |
メンバー | クラウス・ズンデル(ザ・ブレイブ) |
旧メンバー |
マルクス・スターブ ラルフ・ハム |
B-トライブ(B-Tribe)、またはバルセロナ・トライブ・オブ・ソウルスターズ(The Barcelona Tribe of Soulsters)は、セイクリッド・スピリット(Sacred Spirit)プロジェクトでも知られるドイツ生まれのミュージシャン兼プロデューサー、クラウス・ズンデル(ザ・ブレイブとも名乗る[1])、マルクス・スターブ、ラルフ・ハムによる音楽プロジェクト。古典的なスパニッシュ・ギターとフラメンコ音楽などの要素を使っており、特に、世界的に有名なミュージシャンでボーカリストのエンリケ・モレンテがサビカスのギターを伴奏に迎えた、単にモレンテ=サビカスの『Nueva York-Granada』と題されたすでに録音されたCDからのダイレクト・ミックスを使用し、トリップホップのようなアンビエント・チューンとミックスするなどしている。すべてのアルバムは、スペインのイビサ島にあるズンデル自身のスタジオで録音された。スペインの音楽家パコ・フェルナンデスがギターを演奏し、チェロ・パートはフランクフルト放送オーケストラのメンバーであるエリック・プラムメタスが演奏している。歌手のデボラ・ブランドもコラボレートを行った。
B-トライブは、1993年にヨーロッパでナンバーワンのダンス・ヒットとなった「¡Fiesta Fatal!」というタイトルのシングルを収録したアルバム『¡Fiesta Fatal!』で初めて音楽シーンに登場した[2]。シングルは、1993年10月の全英シングルチャートで最高64位となった[3]。B-トライブはニッチな市場で誕生した(同じ年にエニグマのアルバム『エニグマ 2〜ザ・クロス・オブ・チェンジズ』が発売され、ディープ・フォレストのセルフタイトル・アルバムは1993年末に発売されていた)。『¡Fiesta Fatal!』と『スアーヴェ・スアーヴェ』(1995年にリリース)は、1990年代半ばにアメリカで人気が高まっていたいわゆるワールドミュージック・シーンにおいて、あまり商業的ではない部類の一部となった。ザ・ブレイブは、B-トライブの3枚目のアルバム『センスアル・センスアル』をリリースした。おそらくこのジャンルの人気のピークである1997年、コンピレーション・アルバム・シリーズ『Pure Moods』の最初のリリース[4]とともに、彼らの人気は証明された。B-トライブはアルバム『Pure Moods』にはセレクトされなかったが、2001年の『¡Spiritual, Spiritual!』から「She Moved Through the Fair」の演奏が選ばれ、コンピレーション『Pure Moods IV』に収録された[5]。
アルバム『¡Spiritual, Spiritual!』は、このプロジェクトの中で最もアンビエントなアルバムである。独特のドラムビートをフィーチャーしているトラックはほんの一握りとなり、チェロはアルバムの1曲のみでフィーチャーされている[6]。B-トライブの次のアルバムは、2003年にそのままなタイトルの『5』となった。アフリカのスーパーモデル、ルナ・モハメッドによるソングライティングとボーカルの貢献が特徴となっている。6枚目となるB-トライブのアルバムは2回リリースされている。2007年にマカオ・カフェにて限定リリースされ、2008年12月にホロフォンから再リリースされた。