カテゴリー | LMP2 |
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コンストラクター | BRエンジニアリング |
デザイナー | パオロ・カトーネ |
後継 | BRエンジニアリング・BR1 |
主要諸元 | |
シャシー | カーボンファイバー モノコック |
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン プッシュロッド |
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン プッシュロッド |
エンジン | ニッサン VK45DE 4.5 L V8 自然吸気 ミッドシップ、縦置き |
トランスミッション | 6速 シーケンシャル方式MT |
重量 | 900kg |
タイヤ | ミシュラン、ダンロップ、コンチネンタル |
主要成績 | |
チーム | SMPレーシング |
初戦 | イモラ4時間レース (2015年) |
BRエンジニアリング・BR01とは、2015年にル・マン・プロトタイプのLMP2向けとしてBRエンジニアリングが製造したプロトタイプレーシングカーである。SMPレーシングによって、2015年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズのイモラ4時間レースでデビューした。
ロシアの実業家 ボリス・ローテンベルク (Boris Rotenberg) が興したBRエンジニアリング(BRはボリス・ローテンベルクの頭文字)が設計・開発した[1]。デザインを担当したのは、かつて 「プジョー・905」 や 「プジョー・908 HDi FAP」 を設計したパオロ・カトーネ (Paolo Catone) である[2]。
自社でギヤボックスケーシングを設計しており、LMP2カーとして大変低いカウルを実現している[1][2]。
ボリス・ローテンベルクが兄のアルカディと共同オーナーを務めるSMP銀行がスポンサーのSMPレーシングは、当初はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)にフルシーズン参戦する計画を立てていた。SMPレーシングは、BR01の開発の遅れで第1戦はオレカ・03で出走したが、第2戦のイモラでSMPのカラーリングが施されたBR01が公開された[3]。SMPレーシングは2台のBR01をル・マン24時間レースに出走し、最高位クラス6位だった。2015年のWECバーレーン6時間レースでも1台出走させている[4]。
SMPレーシングは、2016年のFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦し、チームランキング6位、8位だった。WEC参戦前に、2台のBR01をデイトナ24時間レースに出走させた。ミハエル・アレシンはデイトナの雨の予選でポールポジションを獲得した[5]。しかし、決勝レースでは順位を下げ、結局総合38位の順位に留まった。ル・マン24時間レースでは、シグナテック・アルピーヌ、G-Drive・レーシングに続くLMP2クラス3位でフィニッシュした。