BYD・ドルフィン

ドルフィン: 比亚迪 海豚: BYD DOLPHIN)は、BYDによって製造・販売されているハッチバック型の二次電池式電気自動車(BEV)である。

ドルフィン
日本仕様 フロント
日本仕様 リア
日本仕様 インテリア
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
販売期間 2021年-
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
プラットフォーム e-Platform 3.0
パワートレイン
モーター 交流同期電動機
最高出力 70 kW
150 kW
130 kW (中国向け)
車両寸法
ホイールベース 2,700 mm
全長 4,290 mm
4,070-4,150 mm (中国向け)
全幅 1,770 mm
全高 1,550 mm<[注釈 1]
その他
最小回転半径 5.25 m
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概要

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2021年4月に行われた上海モーターショーで、コンセプトカー「EA1」として発表[1]

2021年8月29日、成都モーターショーにて「海豚(Dolphin)」の名称で発表[2]。BYDが展開する「海洋シリーズ」の一種で、BYD最新のe-Platform 3.0を採用するハッチバックモデルである。中国仕様ではBセグメントに属するが、中国国外向けは全長が長いためCセグメントに属する[3]。もともとは「ATTO 2(アット2)」と命名する予定だったが、楽しくて面白いブランドであるべきという方針から「ドルフィン」に改められた[4]

中国仕様はベーシックグレードで30.7kWh、上級グレードで44.9kWhのLFP(リン酸鉄)リチウムイオンブレードバッテリーを搭載する[5]

日本での販売

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2022年令和4年)7月21日、2023年(令和5年)中頃に日本で展開することを発表[6]

2023年9月20日、日本仕様を発売[7]。ラインナップは、総電力量44.9 kWhでリアトーションビームサスペンションのDOLPHINと、総電力量58.56 kWh で、リアサスペンションをマルチリンクとしたDOLPHIN Long Rangeの2種類。両グレードともにフロントサスペンションはストラットで、先進安全装備を標準搭載する。

脚注

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注釈

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  1. ^ 中国向けでは1,570 mmだが、日本市場向けは低いアンテナに変更することで一般的な機械式駐車場に対応している。

出典

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  1. ^ BYD「e-Platform 3.0」発表 独自LFPブレードバッテリーと800V充電に対応、他社にも提供予定”. Response. (2021年4月26日). 2023年8月10日閲覧。
  2. ^ BYD、新型サブコンパクトEV「海豚」を成都モーターショーで発売”. MARKLiNES (2021年9月1日). 2023年8月10日閲覧。
  3. ^ BYD’s inflatable Dolphin: Why Euro version is larger than the Chinese?” (英語). CarNewsChina.com (2023年4月17日). 2023年8月10日閲覧。
  4. ^ 60kWhのリン酸鉄リチウム搭載 BYDドルフィンへ試乗 特別さはないが不満もない”. AUTOCAR JAPAN (2023年5月6日). 2023年8月10日閲覧。
  5. ^ 驚異の完成度だ!! これは売れる……!?  BYD日本導入第2弾EV「ドルフィン」に中国でいち早く試乗!”. ベストカーWeb (2023年5月23日). 2023年8月10日閲覧。
  6. ^ 最新EV3車種を日本で2023年から順次発売』(プレスリリース)ビーワイディージャパン株式会社、2022年7月21日https://byd.co.jp/news/2022_0721_94.html2023年8月10日閲覧 
  7. ^ コ日本発売モデル第2弾「BYD DOLPHIN」発売開始”. BYDジャパン. 2023年9月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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