Divekick(ダイブキック)とは、アメリカイリノイ州シカゴのOne True Game Studios開発によるインディーズ2D対戦格闘ゲーム。日本では改良版である『DIVEKICK ADDITION EDITION』がスクウェア・エニックスのEXTREME EDGES<GREEN>ブランドから2014年9月17日に配信が開始された[1]。
従来の格闘ゲームの様にコマンド入力も多くのボタンも存在しない。使うのはジャンプボタンとキックボタンの2つのみである[2]。 更にコンボはおろか体力の概念すら存在せず、5ラウンド先取で相手にキックが一発当たれば勝利という格闘ゲームの難しさを徹底的に排除したシステムとなっている。 『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』のXファクターや『ストリートファイター X 鉄拳』のジェムシステムに類似したシステムも搭載している。 当初はDiveとKickの2キャラのみ使用可能だったが、キャラ追加が進み、2013年5月の時点で、登場キャラクター数は全12キャラにまで増加がされた。 各キャラはジャンプスピード、キックの降下角度の違いなどそれぞれ異なる特徴付けがなされている。
左ボタンはダイブボタンであり、主に垂直ジャンプに使用される。右ボタンがキックボタンで、ダイブキック攻撃とバックジャンプを担う。攻撃が命中すると1ラウンド獲得[2]。 キックの空振りで画面下のクツの形のゲージが溜まっていく。ボタンの同時押しによって、ゲージを消費して特殊技が発動する。満タンになると「キックファクター」が発生してゲージ減少が始まり、なくなるまでの一定時間はプレイヤーキャラクターがスピードアップする。 ゲージはラウンドをまたいで持ち越される。勝利したプレイヤーのみ、キックファクターの効果も持ち越される。なお、相手の頭に命中させて勝利すると「ヘッドショット」となり、次ラウンドでは相手はゲージを失い、一定時間スピードが減少する。 なお、画面上に体力ゲージらしきものが表示されているが、これはあくまでも演出である[2]。
元々は当時流行していた『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』において、ユンとヤンの雷撃蹴(空中急降下キック)が高性能すぎて猛威を奮っていたことを皮肉って製作されたと思われるジョーク作品であった。 その後、EVO2012などでも出展され一部プレイヤーから好評となり、正規開発に至った。