E.T.の住む星 Alien Worlds Extraterrestrial | |
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ジャンル | 科学ドキュメンタリー[1] |
監督 | ニック・ストリンガー[2] |
ナレーター |
マイケル・ドーン(英国版)[3] アーマンド・ラリー・レロイ(米国版)[2] 渡辺徹(日本語版)[4] |
音楽 |
リチャード・ヒーコック[2] フラテリ兄弟[2] |
国・地域 |
イギリス[4] アメリカ合衆国[4] |
言語 | 英語 |
時代設定 | 2020年 |
シーズン数 | 1 |
話数 | 2 |
製作 | |
製作総指揮 | サラ・カンリッフ[2] |
プロデューサー | ニック・ストリンガー[2] |
制作 | ビッグ・ウェーブ・プロダクション[5] |
製作 |
チャンネル4[4] ナショナルジオグラフィック[4] |
放送期間 | 2005年5月30日[6] 2005年11月30日 - 12月7日[4] |
NHK教育『地球ドラマチック』内サイト |
『E.T.の住む星』(E.T.のすむほし、イギリス版タイトル"Alien Worlds"、アメリカ版タイトル"Extraterrestrial")は、イギリスとアメリカ合衆国のドキュメンタリーミニシリーズ番組。全2話。太陽系外惑星と太陽系外衛星での生命体の仮説的・科学的にもっともらしい進化に焦点を当てており、各エピソードで異なる架空天体の生態系の例を提示する[7][8]。
ビッグ・ウェーブ・プロダクションが制作し[5]、イギリスでは2005年にチャンネル4で、アメリカでは2005年5月30日にナショナルジオグラフィック[6]で放送された。日本ではNHK教育『地球ドラマチック』内で2005年に二週に分けてそれぞれ放送された[4]。
本作はナショナルジオグラフィック協会に纏めて委託を受けたイギリスとアメリカの科学者の協力による思弁的コラボレーションに基づいている。科学者チームは地球外生命体が進化できる現実的な世界の仮説的な例を2つに分けており、第1回では強く潮汐固定されたまま赤色矮星を公転する惑星オーレリア、そして連星系の巨大ガス惑星を公転する巨大な衛星ブルームーンが登場する。本シリーズの科学者チームは降着仮説・気候学・宇宙生物学を駆使し、地球外生命体が生息する最も可能性の高い場所と、彼らが最も辿りうる進化の道筋を空想する[9]。
地球外知的生命体探査プロジェクト研究員とNASAによるコンピューターモデルに基づく[10]。
本作の生物群はいずれも炭素生物である[6]。ケンブリッジ大学のサイモン・コンウェイ・モリスらが自然選択と適応の法則を応用し、生物の形態などを決定した[10]。
この他に名称は不明ながらキノコに酷似した生物や、丸い輪郭に細い筋を張り巡らせた外見を持つナメクジのような小動物が登場する。
この他に空中を飛び回る虫のような小動物(名称不明)や、パゴダの水盤に棲むアミア類やライギョのような水棲生物(名称不明)、パゴダの森の奥に棲む発光生物(名称不明)が登場する。
いずれも本人役[2]。
チャンネル4は2005年1月に全2話合計100分でDVDを発売した[12]。日本語版DVDもアートポートから両エピソードとも発売されている[1][13]。
本作とそれに関連するシミュレーションはロンドンのサイエンス・ミュージアムで2006年2月まで展示された。また、同年秋にはアメリカでのツアーも計画されていた[10]。
アメリカの雑誌 "TV Guide" では、本作は「ナショナルジオグラフィックからの力作」「視覚的に魅力的で、とてもクール」と評価された[5]。ウェブサイト Space.com では「真剣な科学を取り入れた楽しい番組」「一言で言うとワイルドだ」と紹介され、「快適なリビングのソファから地球外惑星の世界を訪れるチャンスをお見逃しなく」とも宣伝された[5]。キャロリン・ベハーはフランスのテレビチャンネルであるフランス5で「地球外プロジェクトで行われた驚くほどの仕事を祝福したかったです。プロジェクト全体の質と映像のスタンダードには本当に感銘を受けました。」と語った[5]。