External Data Representation (XDR) とは、データ交換用のシリアライズ形式の一つ。
主にONC RPC (SunRPC) のプレゼンテーション層として使われる。
サン・マイクロシステムズによって、1987年にRFC1014、1995年にRFC1832として ONC RPCと同時に規格化され、現在は2006年のRFC4506が最新となっている。(RFC4506はRFC1832からの技術的な変更点はない)
DCE/RPC で使われている DCE/NDR (及び MS RPC/NDR)に比べ、常に統一した表現形式に正規化する点が特徴となっている。
上記の特徴のため、個々の環境では内部形式と統一された正規化形式との変換ルーチンのみ用意すればよい。(DCE/NDRでは各サポート形式と内部形式との変換ルーチンが必要)
その反面、マシンの内部フォーマットと正規化形式と違う場合、同じアーキテクチャ同士のデータ交換でも常に変換オーバーヘッドが発生する。
rpcgenというスタブ・コンパイラを使うと、整列化・非整列化するプログラムが自動的に生成される。
共用ファイルのデータフォーマットとしてXDRのみを使うこともある。