ジャンル | プロレスゲーム |
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対応機種 |
Steam PlayStation 4 |
発売元 | スパイク・チュンソフト |
プロデューサー | 小林高志(開発) |
ディレクター |
松本朋幸(総合監督) 田村季章(開発) |
シナリオ | 須田剛一 |
シリーズ | ファイヤープロレスリングシリーズ |
人数 |
[Steam]1-4人(オンライン)/1-8人(オフライン) [PS4]1-4人 |
メディア |
[Steam]ダウンロード [PS4]ディスク |
発売日 |
[Steam](早期アクセス)2017年7月11日 [Steam]2017年12月19日 [PS4]2018年8月9日 |
対象年齢 | [PS4]CERO:B(12才以上対象) |
『ファイヤープロレスリング ワールド』(Fire Pro Wrestling World)は、スパイク・チュンソフトが開発したプロレスゲーム。略称は『ファイプロW』、『ファイプロワールド』[1]。
PC(Steam)アーリーアクセス版(開発中のソフトを公開し、ユーザーからの声を集めるためのバージョン)は2017年7月11日から12月18日まで販売され、製品版が同年12月19日より配信された。PlayStation 4版は2018年8月9日発売[2][3]。
『ファイプロ・リターンズ』より約12年ぶりのシリーズ正当の後継作品で[4][5]、オンライン対戦に対応しておりネット回線を通じて他のプレイヤーとマルチプレイが可能となっている[6]。
エディットモードが顔と髪型が別に選択できるなど、さらに細かく設定できるようになっている。
2018年1月3日、PS4版は新日本プロレスが実名で登場するなどコラボレーションしたものとなることが発表された。PC版でもダウンロードコンテンツとして配信[7]。
2018年5月18日、新日本プロレス『ファイヤープロレスリング ワールドPresents BEST OF THE SUPER Jr.25』後楽園ホール会場内に展示された告知ポスターにてPS4版の発売日、その他に新日本プロレスコラボエディションなどの仕様パターンも告知された。
本作の総監督を務める松本朋幸は、もともと『ファイプロ』にあこがれてゲーム業界に入り、長年同シリーズに携わってきた経緯を持ち、本作の企画の段階から気合を入れたと複数とのメディアとのインタビューの中で話している[4][8]。 シリーズの歴代作品においては、データの使いまわしや継ぎ足しが繰り返されてきたものの、これまでメインプログラマーを務めていた人物が本作を担当できなくなったため、そのプログラマーのみが知る"秘伝のタレ"の部分をすべて作り直すこととなった[4]。また、昨今の版権事情を踏まえ、歴代作品でよくつかわれてきたパロディ名称なども使えなくなった一方[9]、クリエイトモード[10](エディットモード)がオンラインに対応していて、「ワークショップ」機能を用い、作成した選手などをアップロードしたり、他のプレイヤーが作成した選手などをダウンロードすることができる[11]、これらの機能を用いて自ら選手を作成するなりワークショップから選手をダウンロードするなりして、自分の理想の「ファイプロ」を作り上げるように調整がされた[2]。
松本は、スパイク・チュンソフトに入社してから5回『ファイヤープロレスリング』新作の企画書を提出していた。企画がなかなか通らなかったが、Steamの市場が広がってきたことで、企画が通った。当初はSteam版だけの予定だったが、家庭用ゲーム機で待っているファンも多いことから、PlayStation 4版も発売されることになった[5]。なお、本作はSteamを利用し、開発途上版の時点で販売を開始、ユーザーの意見を聞きながらゲーム完成を目指す「早期アクセス」を採用するなど、国内大手メーカーとしては異例の、実験的な開発形態を採用していた。更にPS4版発売前に1度、完成度向上のため開発会社の変更が実施されている。
PS4版発売後、いくつかの不具合が多発(ラグ、セーブデータ破損等)したことにより不定期にパッチをリリースしていたが大幅な改善にはなっておらず、松本はSNSにて謝罪した。のちに『週刊ファミ通』2018年11月15日号[12]、そしてファミ通チャンネルでも特番を組まれ松本総監督、ファイプロファンの一人であるタイチが出演し配信された。ダウンロードコンテンツ(DLC)の配信再延期も告知されている[13]。また、前後して再度開発会社の変更を行ったことが明らかにされている。
2019年2月28日、DLC第1弾として団体運営モードの「ファイヤープロモーター」を販売開始[14]。
3月14日、DLC第2弾として新日本プロレス所属ジュニアヘビー級選手を含む「ファイティングロード:Jr.ヘビー級編」を販売開始[15]。
3月23日、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたゲーム・デベロッパーズ・カンファレンスにて須田剛一執筆による“チャンピオンロード・ビヨンド”(発表時はチャンピオンロード2の仮称)の開発を発表。1994年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL』の正式な続編となる[16]。
8月7日、東京・錦糸町のスターダム道場にて女子プロレス団体スターダムとのコラボを発表。8月22日にDLC第4弾として販売開始。2020年1月29日、スターダムとのコラボ第2弾として全11選手を3月5日に販売開始することを発表[17]。
4月9日、オリジナルのエディットパーツを作成できる追加DLC、パーツクリエイトモードを配信[18]。
現代的な各種の権利感覚等を踏まえ、これまでのファイプロキャラクターから刷新されている。全選手SWA所属。
製品版で初期セットされた実名収録選手[19]