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![]() KDE Plasma 5で動作しているFalkon | |
作者 | デビッド・ロスカ |
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開発元 | KDE |
初版 | 2010年12月 |
最新版 | 24.12 - 2024年12月15日[1] [±] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C++ |
使用エンジン | Qt WebEngine |
対応OS | Linux、Windows、macOS |
対応言語 | 多言語 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ウェブブラウザ |
ライセンス | GPLv3 |
公式サイト |
www |
Falkon(旧称:QupZilla)は、自由かつオープンソースのウェブブラウザで一般ユーザーを対象にしている。ユーザーのデスクトップ環境とのシームレスな統合が可能で、複数の特徴的な機能がある。FalkonはGPLv3で公開されている。
現代的なウェブ標準に対応するためQt WebEngineから提供されるChromiumエンジンを使用しており[2]、自然な見た目とユーザーのデスクトップの感触とシームレスに統合することに力を入れている[3]。また、履歴、フィード、ブックマークを一つの場所に集めたり、ページ全体のスクリーンショットを記録したり、Operaのようなスピードダイヤルといった機能を搭載している[4]。さらにMozilla FirefoxやGoogle Chromeといった主要汎用ブラウザと比べてシステムリソースの消費が少ないとされている[5]。現在のHtml5testの点数は501[6]。
FalkonはQtクロスプラットフォームアプリケーションフレームワークを使用していて最適化された内蔵アドブロックを搭載している[7][8]。Windows対応ポータブルバージョン(インストールしない)もある。また、PortableAppsフォーマット形式での提供も行われている[9]。
2010年に研究プロジェクトとして始まった。Python(PyQtライブラリを使用)で書かれた最初のプレビューリリースは2010年12月に公開された[10]。2011年に汎用的なポータブルウェブブラウザを開発することや、Microsoft WindowsやLinuxの見た目と感触なデスクトップ環境とシームレスに統合することを目標にソースコードをC++で書き換えた[11]。バージョン1.6.6 (2014年5月)まではWindows 2000に対応していた[12]。
かつてはPDFとPNGの出力が可能であったが、バージョン2.0.2ではそのすべてが不可能になった。
2018年4月に、QupZillaとしての更新を終了。Qt WebEngineの5.10.1を用いたブラウザとして再始動することが発表された[13]。当面の対応はWindowsとmacOSとLinuxのみ。 PDFとPNGの出力には現時点で未対応。そのほか、Qt WebEngineに起因する不具合は改善されていない。PPAPIのフラッシュに対応。Otter Browserよりも動作不安点が少ない。レイアウトはQupZilla時代からさらに単純化されている。
2023年4月21日にヴァージョン23.04.0をリリースした[14]。