Fire EX.

滅火器
Fire EX.
出身地 中華民国の旗 中華民国台湾)・高雄
ジャンル パンク・ロック
活動期間 2000年 -
レーベル 火氣音樂 (FIRE ON MUSIC)
(台湾、2015年[1] - )
SPACE SHOWER MUSIC
(日本、2016年 -)
メンバー 楊大正(ボーカルギター
鄭宇辰(ギター・ボーカル)
陳敬元(ベース・ボーカル)
柯光 (ドラムス)
旧メンバー 吳迪 (ドラムス)

Fire EX.(読み:ファイアー・イーエックス、中国語:滅火器 Mièhuǒqì)は、台湾の4人組ロックバンド。2000年に結成[2]

概要

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2000年台湾高雄で高校の同級生であるSamとORio、JCにより結成。日本のパンク・ロック[注釈 1]により影響を受けた音楽性から「台湾パンクの先駆者」とも称されている[3]。楽曲は主に台湾語[4]または英語で歌唱されているが、日本語で作詞された楽曲もいくつか存在する[注釈 2]

音楽活動には社会的要素が含まれることもあり、2014年に起こったひまわり学生運動に参加していた学生からの依頼を受け、テーマソングを提供している[5][3]。尚、提供した楽曲は台湾国内で社会現象を及ぼし、2015年に台湾の音楽賞「金曲奨」で最佳年度歌曲(最優秀歌曲賞)を受賞した[3]

日本のロック・バンドとの関係

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音楽性のルーツとしてHi-STANDARD[3]HUSKING BEE[3]が挙げられているFire EX.は日本のロックバンドとも親交が深く、過去に10-FEETBIGMAMA[6]locofrank[7]の台湾公演にサポートアクトとして出演している。2019年に桃園国際野球場で行われた当バンドによる主催フェス『Fire Fest 火球祭』では日本からELLEGARDENHEY-SMITHMONOEYES木村カエラNAMBA69、HUSKING BEE、The Barcoxを招聘した[注釈 3]。2012年の初来日以降、日本国内でのライブも多数行っており、大規模なロック・フェスティバルから地方都市のライブハウスでの公演まで幅広い出演経験を持つ。2019年にはBRAHMANとのコラボレーションした楽曲「兼愛非攻」を発表している[8]

メンバー

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楊大正 / Sam
ボーカルギター 担当。
鄭宇辰 / ORio
ギター 担当。
陳敬元 / JC
ベース 担当。
柯光 / Kg
ドラムス 担当。2019年加入。

元メンバー

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吳迪 / Ti Wu
ドラムス担当。2019年引退。

ディスコグラフィー

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オリジナル・アルバム

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発売日 タイトル 収録曲 備考
1st 2007年 Let's GO! 衝啦!
2nd 2009年 海上的人
3rd 2013年 再會!青春 Goodbye Youth
4th 2016年 REBORN
5th 2019年 無名英雄 Stand Up Like A Taiwanese

日本盤

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発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2016年6月8日 REBORN DDCB-11105 4thアルバム『REBORN』の日本盤
2nd 2020年12月16日 UNSUNG HEROES DDCB-11106 5thアルバム『無名英雄』の日本盤

来日公演

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自主企画・ツアー

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開催年 日程 タイトル 会場 ゲストバンド
2016年 06月13日 『REBORN』Release Show in Tokyo[9] 東京都・新代田 FEVER HUSKING BEE
MONOEYES
2017年 02月10日 Fire EX. 2017 OKINAWA mini tour[10] 沖縄県・那覇 Output THE BARCOX
FUNNY NOISE
Valve fiction
地獄車
02月11日 沖縄県・石垣 bar Bb BLACK RAIN
09月04日 世界進擊WORLD TOUR 2017[11] 東京都・渋谷 CLUB QUATTRO HUSKING BEE
BIGMAMA
09月06日 大阪府・梅田 CLUB QUATTRO BRAHMAN
09月07日 愛知県・名古屋 CLUB QUATTRO

出演イベント

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開催年 日程 イベント名 会場 その他出演者[注釈 4]
2012年 08月12日 It's 'bout Ambition[注釈 5] 東京都・下北沢ReG EGG BRAIN
locofrank
08月19日 SUMMER SONIC 2012[12] 千葉県ZOZOマリンスタジアム
2015年 09月17日 Far East Union Vol.1 東京都・新木場STUDIO COAST[13] MONOEYES
THORNAPPLE
2016年 06月11日 トーク&ライブ・イベント+写真展「台湾の音楽フェスへ行こう!」[14] 東京都・台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
08月19日 台ワンダフル 2016[15] 東京都・恵比寿リキッドルーム HUSH
大象體操 (Elephant Gym)
08月20日 SUMMER SONIC 2016[16] 千葉県・ZOZOマリンスタジアム
11月15日 Far East Union Vol.2 東京都・Zepp Tokyo[17] MONOEYES
THE KOXX
2017年 03月26日 PUNKSPRING 2017[18] 千葉県・幕張メッセ
03月27日 PUNKSPRING EXTRA[注釈 6][19] 東京都・代官山SPACE ODD SNUFF
06月11日 POWER STOCK in MIYAKO 2017 岩手県田老野球場[20]
09月02日 松島ファンタスティック音楽祭 × Reborn-Art Festival 2017 宮城県・県立自然公園福浦島内 野外特設ステージ
2018年 03月07日 Far East Union Vol.3 東京都・Zepp DiverCity TOKYO[21] MONOEYES
THE SOLUTIONS
Supper Moment
08月06日 Eight Six Day1 広島県・広島CLUB QUATTRO[22] RED in BLUE
LOW IQ 01&THE RHYTHM MAKERS
Dizzy Sunfist
10-FEET
08月07日 Eight Six Day2 Shun(TOTALFAT)
HUSKING BEE
eastern youth
竹原ピストル
08月20日 台ワンダフル 2018 東京都・渋谷 WWW-X 盧廣仲
落日飛車 Sunset Rollercoaster
11月03日 MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 2018 沖縄県・ヨミタンリゾート
2019年 02月09日 TOTALFAT 「"Evolve+Infect" TOUR 2019」 栃木県・HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2[23] TOTALFAT
02月10日 埼玉県・HEAVEN'S ROCK 熊谷 VJ-2[23]
05月25日 Shimokitazawa SOUND CRUISING 東京都・下北沢ReG
05月27日 Fever 10th Anniversary Extra Soundcrusing 2019 FEVER 東京都・新代田FEVER cinema staff
FOMARE
09月21日 騎馬武者ロックフェス 2019 福島県
10月11日 HUSKING BEE 「25th Anniversary "The Show Must Go On" Tour」 福岡県・LIVE HOUSE CB HUSKING BEE
10月12日 長崎県・佐世保 ORANGE BOX
10月13日 PIRATE SHIP 2019 大分県・大分T.O.P.S BittsHALL
11月12日 Far East Union Vol.4 東京都・新木場STUDIO COAST MONOEYES
2022年 7月30日 FUJI ROCK FESTIVAL 2022[24] 新潟県

脚注

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注釈

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  1. ^ 特にHi-STANDARDHUSKING BEE等が台頭していた1990年代の日本のメロディック・ハードコアをルーツとしている。
  2. ^ 日本語の楽曲はいずれも日本盤(『REBORN』、『UNSUNG HEROES』)のみ収録。
  3. ^ マキシマム ザ ホルモンも出演予定だったがメンバーの体調不良により出演がキャンセルとなった。(2023年4月20日閲覧
  4. ^ ロック・フェスティバルやサーキットイベントの場合は記載を省略。
  5. ^ Fire EX.の日本初ライブとなった公演(2023年4月20日閲覧)。
  6. ^ Fire EX.はサポートアクトとして出演した。

出典

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  1. ^ “Fire EX.(滅火器)運営レーベル5周年記念イベントが、今夏オープンのZepp New Taipeiにて開催! (2020.07.29)”. https://music.spaceshower.jp/news/113553/ 2023年4月20日閲覧。 
  2. ^ “台湾の人気バンド・Fire EX.(滅火器)、日本デビュー作に磯部正文と細美武士参加 - 音楽ナタリー”. https://natalie.mu/music/news/189759 2023年4月19日閲覧。 
  3. ^ a b c d e Fire EX. (滅火器)(ファイヤー イーエックス)”. 2023年4月20日閲覧。
  4. ^ “FIRE EX.(滅火器)、結成20周年記念アルバムが日本オリジナル企画で登場!後藤正文(アジカン)との共作楽曲、磯部正文(HUSKING BEE)作詞による日本語アレンジ楽曲など収録!”. https://gekirock.com/news/2020/10/fire_ex_unsung_heroes.php 2023年4月19日閲覧。 
  5. ^ 台湾で最も熱いロックバンドが日本デビュー! 台湾政治や日本への思いを語る(1/9ページ) - 産経ニュース”. 2023年4月30日閲覧。
  6. ^ ファビュラ旅行記 in TAIWANにゲストバンドFire EX.(滅火器)の出演が決定! – BIGMAMA”. 2023年4月20日閲覧。
  7. ^ “10/3に待望の3rdミニ・アルバム『ONE』をリリースするlocofrankの台湾ツアーが決定!”. https://gekirock.com/news/2012/08/locofrank_taiwan_tour.php 2023年4月25日閲覧。 
  8. ^ “BRAHMAN × Fire EX. 日台友情が生んだ渾身のコラボ曲「兼愛非攻」のMVが解禁”. https://spice.eplus.jp/articles/247680 2023年4月20日閲覧。 
  9. ^ “Fire EX.(滅火器)、来日公演にHUSKING BEE&MONOEYESが出演”. https://www.barks.jp/news/?id=1000126765 2023年4月20日閲覧。 
  10. ^ “台湾で最も熱いロックバンド Fire EX.(滅火器) の沖縄ツアー決定”. https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/46639/2 2023年4月20日閲覧。 
  11. ^ Fire EX.(滅火器) - CREATIVEMAN PRODUCTIONS”. 2023年4月20日閲覧。
  12. ^ History - 2012”. 2023年4月20日閲覧。
  13. ^ 「Far East Union Vol.1」@新木場スタジオコースト 2015.09.17 邦楽ライブレポート|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)”. 2023年4月21日閲覧。
  14. ^ 【台湾イベント情報】6月11日〜6月13日「台湾音楽フェスへ行こう!」開催 - Macaroni news(仮) - アジア[台湾 中国 香港 エンタメ情報サイト]”. 2023年4月20日閲覧。
  15. ^ “台湾Music × Culture 台湾の音楽!エンタメ!が堪能できるイベント「TAIWANDERFUL(台ワンダフル)2016」開催!”. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000705.000002929.html 2023年4月20日閲覧。 
  16. ^ History - 2016”. 2023年4月20日閲覧。
  17. ^ MONOEYES、今年もアジア3カ国サーキットライブイベント『Far East Union Vol.2』に出演”. 2023年4月21日閲覧。
  18. ^ PUNKSPRING 2017、最終回となる洋邦パンクロックの祭典を速報レポート (2017/03/27) 洋楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)”. 2023年4月20日閲覧。
  19. ^ PUNKSPRING EXTRA各公演のサポートアクト発表 MAN WITH A MISSION、HEY-SMITHらが海外大物と共演”. 2023年4月20日閲覧。
  20. ^ POWER STOCK IN MIYAKO 2017の記事まとめ|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)”. 2023年4月21日閲覧。
  21. ^ MONOEYES「Far East Union」にアジアからバンド集う、音楽で国境越えた夜(ライブレポート / 写真41枚) - 音楽ナタリー”. 2023年4月21日閲覧。
  22. ^ 2018 – EIGHT SIX”. 2023年4月25日閲覧。
  23. ^ a b “TOTALFAT対バンツアー第1弾発表で04LS、HAWAIIAN6、BRAHMANら9組 - 音楽ナタリー”. https://natalie.mu/music/news/312396 2023年4月21日閲覧。 
  24. ^ Fire EX.”. 2023年4月21日閲覧。

外部リンク

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