開発元 | キース・パッカード |
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最新版 |
2.15.0
/ 2023年12月22日 |
リポジトリ | |
対応OS | Unix系システム |
種別 | フォント処理ライブラリ |
公式サイト | https://www.freedesktop.org/wiki/Software/fontconfig/ |
Fontconfig(または fontconfig)は、システム全体のフォントの設定(代替フォントの設定、フォント置換の設定、レンダリングの設定、など)に関する情報をアプリケーションに提供するためのライブラリである。fontconfigは、元はキース・パッカードによって作られ、現在は Behdad Esfahbod によってメンテナンスされている。
fontconfigは、permissive free software licence のもとで配布されているフリーソフトウェアである[1]。
fontconfigは、典型的には、Linuxおよび他のUnixライクなシステムのデスクトップ環境で使われており、フォントの扱いにおいて重要な役割を果している。
エンドユーザーは、fontconfigを使ってシステムのフォント設定をカスタマイズできる。
アプリケーションは、以下の2つの方法で fontconfig を利用できる:
フォントのマッチングを行なうために、fontconfig はインストールされているすべてのフォントについての情報を保存する。例えば、フォントファミリー、スタイル、太さ、dpi、Unicodeの対応範囲などの情報である。この情報はフォント置換を行うためにも使われる。
fontconfigでは、XMLフォーマットを使って設定ファイルを記述する。fontconfigファイル用のDTDは、通常/etc/fonts/fonts.dtdに置かれている。
マスター設定ファイルは通常 /etc/fonts/fonts.conf である。これに加えて、以下に示す他のいくつかの設定ファイルも(存在すれば)参照される。
設定ファイルの簡単な例:
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<!-- すべてのフォントに対してアンチエイリアスを有効にする -->
<match target="font">
<edit mode="assign" name="antialias"><bool>true</bool></edit>
</match>
</fontconfig>
詳細については fontconfig マニュアルに記載されている。
fontconfig には、フォント設定を管理する8つのコマンドラインユーティリティが付属している:
Fontconfigは、FreeType(フォントレンダラ)および Expat(XMLパーサライブラリ)という、二つのフリーソフトウェアに依存している。
Fontmatrix は、グラフィカルユーザインタフェイスで fontconfig を使ってシステム上でフォントを表示したり、選択したり、管理するのに役立つ。
最後の番号が90以上のときはプレリリースバージョンを示す、というバージョンの付け方をしている。