開発元 | Murray Cumming, Daniel Elstner |
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最新版 |
3.0.0
/ 2011年4月6日 |
リポジトリ | |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | ウィジェット・ツールキット |
ライセンス | LGPL |
公式サイト |
www |
gtkmmはGUIツールキットであるGTKのC++バインディング。C++言語のオブジェクト指向機能を用いてGTKライブラリを利用することができる。gtkmmはGTKのラッパーであり、したがってUnix系オペレーティングシステム (OS) のほかにもWindows、macOS上で動作する。オープンソースの組込みOSであるMaemoでも機能制限版のgtkmmを利用することができる。
gtkmmはもともとはgtk--という名前であったが、--(マイナスマイナス)は検索エンジンに引っかかりにくいためこの名前になった。
姉妹プロジェクトとしてC++バインディングで、GUIビルダのGladeに対応したlibglademm、GNOME UIに対応したlibgnomemmなどがあり、gtkmmと共通したインタフェースで利用できる。
gtkmmは、性質がよく似ているQtと比較されることがある。QtはC++で書かれた、XMLライブラリや国際化機構などを含む統合ライブラリであるのに比べ、gtkmmはGTK+のバインディングであるという違いがある。gtkmmの文書では、QtはC++を拡張して独自のシグナル機構を実装しているので、標準のC++を使うことができないとしている。