開発元 | Innologica |
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初版 | 2013年 |
プログラミング 言語 | PHP |
対応OS |
Android iOS |
プラットフォーム | ウェブブラウザ、モバイル |
種別 | フィードリーダー |
ライセンス | フリーミアム |
公式サイト |
inoreader |
InoreaderはウェブブラウザやiOS、Androidに対応したRSSフィードリーダーである。フィードの取得、他のユーザーとの共有などの機能を備える[1][2]。2013年に初版がInnologicaによって公開された。
2012年、Innologica Ltd.を共同設立したIvo DjokovとYordan Yordanovは、Googleリーダーのサービス終了の噂をきっかけにInoreaderの開発を始めた[3]。RSSフィードやコンテンツの収集に加え、ソーシャルメディアを統合してパワーユーザー向けのプラットフォームを目指した[4]。2013年にRSSとAtomの両方をサポートする正式版がBasic、Plus、Professionalの3つのプランでリリースされた。
初版のリリース後には数人の開発者がInoreaderの開発に参加し、Innologicaは外部の開発者向けにAPIを公開した[5]。
インターフェースは数回の変更を経て様々なデバイス向けに最適化された。サービスの利用には登録が必要であり、フィードは定期的に取得される。2013年後半、Inoreaderはユーザー体験とデザインをアップグレードした。フィードリーダーの基本機能とは別に、以下のような機能を提供する[6]。
設定メニューでは、インターフェースや機能のより細かいカスタマイズが可能である[9]。リストを日付または関連性で並べ替えたり[10]、フィードとフォルダーのレイアウトを選択することができる。フォルダはフィードの整理に、タグは個々の記事を整理するのに役立つ[11][12]。
2013年7月、InoreaderのAndroidアプリがリリースされ、2014年7月にはiOSアプリがリリースされた[13]。アプリは無料だが、使える機能はアカウントの種類によって異なる[14]。フィードの情報はアカウントで同期されるため、ユーザーはブラウザ版で未読の記事にアプリからアクセスできる。2016年2月の時点で、Google Playで5段階中4.3、iTunesで5段階中5の評価を獲得している[15][16]。
2013年4月、InnologicaはGoogle Chrome、Safari、Firefox、Opera向けの拡張機能をリリースした。ユーザーは拡張機能を使用して、フィードを購読したり、ウェブページを保存したりできる。Chromeウェブストアでは5段階中4.79の評価を得ている。
初期のレビューは殆どが肯定的なものだった。これはUIがGoogleリーダーによく似ており[6]、Googleリーダーの主要な代替サービスの1つと見なされたためである[17][18]。さまざまな機能が高く評価されており、そのほとんどは無料のBasicプランに含まれているが、使用には制限がある[19]。2015年、Innologicaは収益化のために広告を導入した。これは当初ユーザーから批判されていたが、同社は後にプランのアップグレードによって広告を削除できると発表した。