元の種類 | 子会社 |
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業種 | 玩具、コンピュータゲーム |
後継 | アクレイム・エンタテインメント |
設立 | 1970年 |
創業者 | ジャック・フリードマン |
解散 | 1995年 |
本社 | 、 |
親会社 |
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LJN Toys Ltd.(エルジェーエヌ・トイズ・リミテッド)はかつてアメリカ合衆国ニューヨーク市に所在した玩具・コンピュータゲームの販売会社である。1970年にジャック・フリードマンが玩具の販売会社として設立し、1985年にミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ(MCA)に買収され子会社となる。後に家庭用ゲーム機のゲームソフト販売へ転換し、1990年にゲームソフトウェア会社のアクレイム・エンタテインメントへ売却されるも、1995年に解散した。
1970年、玩具会社 Norman J. Lewis Associates の営業担当者であったジャック・フリードマンが、同社から支援を受ける形でニューヨーク市に設立した。フリードマンが社長に就任し、E.T.といったテレビ番組・映画作品やマイケル・ジャクソンら芸能人の人形などの玩具を販売した[1]。1985年3月27日、ミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカが株式の63パーセント(約6,750万ドル)を取得しMCAの子会社となる[2]。MCAの買収後は収益を順調に伸ばし、1986年には買収当時の2倍となる2700万ドルに達した[3]。
しかし1987年に販売したペイント銃の玩具に不具合が発見され、MCAの1987年第2四半期の利益は79.5パーセント減少し810万ドルとなった[4]。同年にジャック・フリードマンが社長を辞任し、経営の見直しを図った。またこの頃より任天堂のNintendo Entertainment System(NES、ファミリーコンピュータの北米版)向けゲームソフトのパブリッシャー(販売業)を手掛けるようになった。それでもLJNの経営は好転せず、1990年1月22日にMCAは売却を発表した[5]。ゲームソフトのパブリッシャーであるアクレイム・エンタテインメントが買い手として名乗りを上げ、1990年3月13日に売却された[6]。アクレイムへの売却後は主に任天堂のゲーム機向けのゲームソフトのパブリッシャーに専念していたが、1995年に解散した[7]。ただし最後にLJNのロゴが記載されているテレビゲームは、2000年発売のスピリット・オブ・スピード 1937(セガ・ドリームキャスト版)である。