Look Around(ルック・アラウンド)は、 周囲の景色を360度見渡すAppleのマップの機能である。範囲内を自由に移動したり、スムーズに進んだりすることができる。Look Aroundは、2019年6月に開催されたApple Worldwide Developers Conference(WWDC)でiOS 13の機能として紹介された。2019年9月19日にiOS 13の機能として一般リリースされた[1]。
2015年初頭、12台のカメラとLIDARセンサーを搭載したApple所有の車両がアメリカ合衆国各地で目撃された。2015年6月、Appleのウェブサイト上で、車両はマップを改善するためにデータを収集していると述べていた。また、顔やナンバープレートを認識できないようにすることでプライバシーを確保していると主張していた。2018年にAppleはマップを再構築し、微細化することを確認し、最初の成果はカリフォルニア州でロールアウトされた[2]。
2019年5月、Appleはカナダでマップのデータ収集を開始する計画を発表した[3]。
2020年6月22日に開催されたWWDCでは、微細化されたマップが同年後半にアイルランド、イギリス、カナダで利用できることを発表した[4]。
2020年8月5日にマップは日本向けに大幅な改良をし、より精細な地図が表示されるようになり、米国外で初となるLook Aroundも東京都、大阪府、京都府、名古屋市と各周辺地域で利用可能になった[5]。
2020年12月、香川県、広島県、福岡県の一部分でそれぞれ利用可能になった[6]。また、カナダで微細化されたマップが公開され、同時にバンクーバー、トロントなど一部地域でLook Aroundが利用可能になった[7]。
順 | リリース時 | 地域 |
---|---|---|
1 | 2019年9月19日[8] | ラスベガス 、 オアフ島 、 サンフランシスコ・ベイエリア 、 サンタクルーズ |
2 | 2019年9月30日 | ロサンゼルス 、 ニューヨーク [9] |
3 | 2019年11月18日 | ヒューストン |
4 | 2020年2月19日[10] | ボストン 、 フィラデルフィア 、 ワシントンD.C. |
5 | 2020年4月20日 | シカゴ |
6 | 2020年6月29日[11] | シアトル |
7 | 2020年8月5日[5] | 東京都、名古屋市、大阪府、京都市(各周辺地域) |
8 | 2020年10月1日[12] | ロンドン、エディンバラ ダブリン |
9 | 2020年10月7日[13] | フェニックス |
10 | 2020年12月4日[6] | 福岡、広島、高松 |
11 | 2020年12月10日[7] | アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、マニトバ州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノバスコシア州、オンタリオ州、プリンスエドワード島、ケベック州、サスカチュワン州 |
12 | 2020年12月16日[14] | デンバー、デトロイト、マイアミ |
国 | 地域 |
---|---|
アイルランド | ダブリン |
アメリカ | ボストン、シカゴ、デンバー、デトロイト、ヒューストン、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、オアフ、フィラデルフィア、フェニックス、サンフランシスコ・ベイエリア、サンタクルーズ、シアトル、ワシントンD.C. |
イギリス | エディンバラ、ロンドン |
カナダ | アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州、マニトバ州、ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノバスコシア州、オンタリオ州、プリンスエドワード島、ケベック州、サスカチュワン州 |
日本 | 福岡、広島、京都、名古屋、大阪府、高松、東京都 |
2020年現在、Appleの車両は以下の国を通過、または通過する予定である[15]。