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Mii(ミー)とは、任天堂が発売したゲーム機や任天堂が提供するモバイルアプリなどで使用される人間型のキャラクター(アバター)である。
Miiは、Wii本体に内蔵されている『似顔絵チャンネル』、ニンテンドー3DS、Wii U本体に内蔵されている『Miiスタジオ』等で作成する。用意された様々なパーツを組み合わせて家族や友達などに似せて作る。
作成したMiiは、ゲーム中のプレイヤーとして操作したり、一つのセーブデータとして利用したり、アイコンとしてメッセージに貼り付けたり、のみならずゲーム上の背景キャラなどといったと様々な場面で利用される。
Wii本体の修理の際にシリアル番号が変更された場合は、Miiの編集はできない[1][出典無効]。
対応機種 | Wii(Wiiチャンネル) |
---|---|
開発元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | Wii本体内蔵 |
デバイス | Wiiリモコン |
その他 |
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 WiiConnect24対応 Mii対応 |
似顔絵チャンネル(にがおえチャンネル)は、Miiを作成するWiiチャンネルである。このチャンネルはWii本体に内蔵されているため、Wii本体購入時から利用することができる。
本チャンネルで作成したMiiは、Wii本体内蔵フラッシュメモリに保存される(似顔絵広場での最大保存数は100体)。Wii本体に保存されたMiiはWiiリモコン内蔵メモリに10体までコピーでき、別のWiiにも持っていくことが可能。また「WiiConnect24」に対応しており、自分の作成したMiiをインターネットを通じて、「Wiiばんごう」を交換した友達のWiiに送信することもできた(現在はサービス終了)。
最初に性別を選択した後、次の項目を選択・調整していく。3DS版のMiiスタジオではパーツが追加されている。
また、Miiサンプル一覧より似ているMiiを選択していく方法もある。性別を選んだ後、「似ている顔を選ぶ」を選択すると、一覧が表示される。
ニックネーム、作成者の名前の入力はWii本体のVer.3.4Jのアップデートにより、市販のUSBキーボードでの入力が可能になった。
ユーザーによる明示的な交換の他に、自動的にMiiを交換・蓄積する似顔絵パレードという機能がある。Wiiをインターネットに接続して似顔絵チャンネル内の「交流の設定」を「交流する」にしていると有効になる機能で、個別の設定で「公開する」とされているMiiが、ユーザーの明示的な操作なしにいつの間にか他のWiiの似顔絵パレードに登場するようになる。ただし、Wii伝言板のアドレス帳に登録されたWiiフレンド間のみの交流となる。 また、Wii本体を更新すると、似顔絵広場のMiiを自分でパレードに連れて行くこともできる(ただし、誕生日などのデータが失われてしまう)。
『マリオカートWii』のWi-Fi対戦では、対戦相手が公開しているMiiを使っていると、そのMiiが自動的にパレードに来るという機能が搭載されている。
Miiと似顔絵チャンネルのアイデアは、2000年2月23日に発売された64DDソフト『マリオアーティスト・タレントスタジオ』を源流としている(『タレントスタジオ』の説明も参照)。
厳密にいうと『タレントスタジオ』以前から宮本茂が構想していた「知っている人の似顔絵を作るソフト」、通称「こけし構想」というアイデアに、全くの別観点から企画開発部でニンテンドーDS用に製作されていた「福笑いのようにパーツを並べて似顔絵を作るソフト」というアイデアを加えることで、大幅に制作作業を簡略化してハードルを下げたものである[2]。
なお、「福笑いのように似顔絵を作るゲーム」のアイデアの原型は2000年に遡る。その原型となったゲームが完成したものがニンテンドーDS用ソフトとして、当時開発していた『大人のオンナ占い手帳』(未発売)であり、このソフトは後の2009年に発売されたニンテンドーDS用ソフト『トモダチコレクション』やWiiの本体内蔵機能である『似顔絵チャンネル』の開発に大きく関わった[3]。
対応機種 | Wii(Wiiチャンネル) |
---|---|
開発元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | ダウンロード配信(本体内蔵メモリに保存) |
発売日 | 2007年11月12日 |
デバイス | Wiiリモコン |
その他 |
ニンテンドーWi-Fiコネクション専用 WiiConnect24対応 Mii対応 |
Miiコンテストチャンネル(ミーコンテストチャンネル)は、Miiを全国のWiiユーザーと共有したり、出されたテーマに沿ったMiiを投稿・評価したりするWiiチャンネルである。2007年11月12日に配信が開始された。
このチャンネルは、Wiiをインターネットに接続して『Wiiショッピングチャンネル』内の「Wii専用ソフト」からダウンロード(無料)することで利用可能となる。またこのチャンネルの機能上、利用時にもインターネットに接続する必要がある。
似顔絵チャンネルで作成したMiiを共有するモード。自分の作成したMiiを投稿したり、他の人が作成したMiiをダウンロードすることが出来る。
ここでMiiを作る人のことを「Mii職人」という。 Mii職人は人気の高いMiiをたくさん投稿することで「一流Mii職人」になることができる。
出題されたテーマに沿って作成したMiiを投稿するモード。投稿するだけでなく、投稿されたMiiを審査することも出来る。 テーマは「帽子を取ったマリオ」「福沢諭吉」「ガレッジセールのゴリ(Wii FitのCMに出演経験があったため)」といった具体的なものから「着物が似合う女性」といった主観的なもの、「ねずみ年のMii」といった発想力が試されると思われるものなどがある。
コンテストの流れとしては、
というものになり、テーマは投稿・審査・発表の各段階ごとに分けて表示されている。 また、コンテストには世界中のMii職人が参加するワールドコンテストと、ローカルなものがあるが、これはワールドコンテストならテーマの上に小さく「ワールドコンテスト」と書かれるのみで、とくに分けて表示されない。
投稿に利用するWii本体に内蔵された似顔絵チャンネルで作成したMiiのみ投稿でき、投稿できるMiiは1つのテーマにつき1体のみである。投稿するMiiに特別な条件・制限はない(例えば、テーマに設定されている人物が女性だとしても、男性のMiiを投稿することができる。ただし、スペシャルMiiや送られたMiiは使えない)。
投稿されたMiiのなかからランダム(投稿者の情報は表示されない)に選ばれたMiiが10体表示され、それらの中からテーマにふさわしいと思われるMiiを3体選ぶ(それ未満の数だけを選んで送ることはできない)。表示された10体中にふさわしいMiiが無いと思った場合は入れ替えることもできる(選んだMiiは入れ替わらずに残る)。
なお、審査は期間中なら何度でもやり直せるが、審査を送らずにやめた場合は、以前に送信した審査情報は破棄される為、審査を行わなかったものとみなされる。ただし後述するとおり、更新版では破棄されることは無い。
投稿または審査をした場合は、Miiが山を駆け登っていき、どの程度支持を得られたかを「○合目」の形(最高は頂上)で表示する(登ったように見えても滑り落ちることもある)。また、自分が選んだMiiがどれだけ支持されていたかにより「目利き力」が判定される(最高は名誉審査会長)。その後、第1位を発表し、ベスト50の発表が行われる。投稿や審査を行なわなかった場合は、第1位とベスト50の発表のみ行なわれる。
なお、ときどき参加賞として、投稿したMiiとMii職人のMiiを背景の前にポーズを付けて並べた記念写真を撮ることができるテーマもある(撮った写真はWii伝言板に貼り付けることができる)。
2008年1月31日より更新版のMiiコンテストチャンネルが配信開始された。変更された点は次の通り。
対応機種 | ニンテンドー3DS・Wii U |
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開発元 | 任天堂 |
人数 | 1人(2人) |
メディア | ニンテンドー3DS・Wii U本体内蔵 |
『Miiスタジオ』(ミースタジオ)はニンテンドー3DSとWii Uの本体内蔵ソフト。
『似顔絵チャンネル』同様にMiiを作成できるが、より細かい調整が可能となったほか、3DS内蔵カメラで撮った顔写真からもMiiを作成することが出来る。
最初に性別を選択した後、次の項目を選択・調整していく。
![]() | この節は全ての対応ソフトを網羅しておらず、対応ソフトの一覧としては不十分です。正確性を増すために加筆をお願いします。 |
作成したMiiは以下のソフトで操作できたり、ゲーム内に登場・表示される。
※=アイコンやセーブデータとして利用するソフト
2018年現在、3種類のamiiboが登場している。