AN/SPG-51レーダー(2基のパラボラアンテナ) | |
種別 | パルス・ドップラー・レーダー / 無変調連続波(CW)レーダー |
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目的 | 追尾、ミサイル射撃指揮(イルミネーター) |
開発・運用史 | |
開発国 | アメリカ合衆国 |
送信機 | |
周波数 |
Cバンド(追尾モード) Xバンド(射撃指揮モード) |
パルス幅 |
2.1-3.2マイクロ秒(追尾モード) 連続波照射(CWI:Continuous Wave Illumination。ミサイル誘導モード) |
パルス繰返数 |
4,100 pps(対水上追尾時) 9,500-16,700 pps(対空追尾時) |
送信尖頭電力 |
30 kW(追尾モード、-51C) 81 kW(追尾モード、-51D) 5 kW(ミサイル誘導モード) |
アンテナ | |
形式 | 円形パラボラアンテナ |
直径・寸法 | 直径92 in (2.3 m) |
アンテナ利得 |
39.5 dB(追尾モード) 45 dB(ミサイル誘導モード) |
ビーム幅 |
1.6°(追尾モード) 0.9°(ミサイル誘導モード) |
仰俯角 | +83°~-30° |
探知性能 | |
探知距離 | 200,000 yd (180 km)(追尾モード) |
Mk.74 ミサイル射撃指揮装置(英語: Mark 74 Guided Missile Fire Control System, 略称Mk.74 GMFCS)は、アメリカ海軍のミサイル射撃指揮装置である。
Mk.74 GMFCSはターター・システムの中核システムの一つであり、Mk.73方位盤とコンピュータ、Mk.5 LLLTVカメラ、AN/SPG-51射撃指揮レーダーによって構成され、RIM-24 ターター / RIM-66 スタンダードMR 艦隊防空ミサイルの標的追尾・射撃指揮に用いられる[1]。
ターター・システムとMk.74 GMFCSは、1950年代から1990年代までの長年に渡って米海軍で運用され、多くの国に輸出されたことから、派生型も多岐にわたる。
原型となったMk.51レーダーは、陸軍が1943年から運用していたSCR-584を元にして、艦載化に対応して改設計したSバンドの追尾レーダーであった。1948年10月より、Mk.51はポイント・マグーのミサイル試射場に設置された。そして1952年より、これを元にした新規レーダーとして開発開始されたのがAN/SPG-51であった[2]。
AN/SPG-51は、単一の高利得アンテナを利用して、Cバンドで目標を捕捉・追尾し、Xバンドの連続波を照射してミサイルを誘導するレーダーであり、下記のようなバリエーションが順次に開発された[2]。
Mk.74 GMFCSは原則として1隻に2基を背負い式で搭載するが、オールバニ級ミサイル巡洋艦とカリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦は4基搭載する。 逆に、フォレスト・シャーマン級駆逐艦やブルック級ミサイルフリゲート、バレアレス級フリゲートは1基のみ搭載する。