Sprite Frightを再生中のmpv | |
初版 | 2013年8月7日[1] |
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最新版 | 0.39.0[2] - 2024年9月23日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語、Objective-C、Lua |
使用エンジン |
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対応OS | Unix系、Windows |
種別 | メディアプレーヤー |
ライセンス | フリーソフトウェアライセンス[3] |
公式サイト |
mpv |
mpvは、MPlayerとmplayer2からフォークしたメディアプレーヤーである。GNU GPL v2+などのフリーソフトウェアライセンスの下で配布されている。
Unix系とWindowsで動作し、mpv-androidという名称でAndroidにも移植されている。
mpvは2012年にmplayer2からフォークしたメディアプレーヤーである[注釈 1][4]。フォークした理由は、保守ができないコードを削除することと、非常に古いシステムのサポートを終了することにより、開発者の活動を促進することであった。結果として、このプロジェクトには多くの人が貢献するようになった[5]。
2015年6月以降、プロジェクトのソースコードはGNU GPL v2+からGNU LGPL v2.1+に再ライセンスされ、より多くのアプリケーションでmpvをライブラリとして使用することが可能となった[6]。
MPlayerからフォークして以降、mpvには幾つかの注目すべき変更が加えられており[7]、最も大きな変更点は基本的なマウスによる操作を提供するOn Screen Controller (OSC) と呼ばれるmpvに統合された最低限のGUIである。これは、新規ユーザーにとって対話を容易なものにし、正確かつ直接的なシークを可能にすることを目的としていた。
libmpv
と呼ばれているAPIを通して、他のアプリケーションでも直接使用ができるように設計されている。このためには、mpvの全てのコードをスレッドセーフなものにする必要があった。libmpv
を使用するアプリケーションの例としてPlexがある[12]。この形式のプレーヤー制御は、JSON-RPCと共に、MPlayerのslaveモードを置き換えるものである。ビデオCDのサポートは終了した。
オリジナルのMPlayerと同様に、mpvはコマンドラインインタフェース向けのアプリケーションであるが、MPlayerよりも高度なユーザインタフェースを持っており、OSCはキーボードだけではなくマウスを使用することもできる。しかしながら、OSCはGUIの機能に完全対応したものではなく、QtやGTKなどのGUIツールキットを利用して、mpvにより完全なGUIを提供するフロントエンドが幾つか開発されている。
以下は、mpvよりも多くの機能とユーザーフレンドリーなユーザインタフェースの提供と、様々なオペレーティングシステムやデスクトップ環境との統合を目指している、libmpv
に基づいたオープンソースのmpvのフロントエンドの一覧である。
名称 | オペレーティングシステム | プログラミング言語 | 公式ウェブサイト・リポジトリ |
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Baka MPlayer | Unix系、Windows | C++ (Qt 5) | bakamplayer |
Deepin Movie | Linux | C++ (Qt 5) | github |
GNOME MPV | Linux | C言語 (GTK 3) | github |
IINA | macOS | Swift | iina |
Kawaii-Player | Unix系、Windows | Python (PyQt5) | github |
Media Player Classic Qute Theater (mpc-qt) | Unix系、Windows | C++ (Qt 5) | github |
mpv-android | Android | Kotlin、Java | github |
mpv.net | Windows | VB.NET、C# | github |
OvoPlayer | Unix系、Windows | Pascal | ovoplayer |
SMPlayer | Unix系、Windows | C++ (Qt) | www |
xt7-player-mpv | Linux | Gambas | github |