Mr.FULLSWING | |
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ジャンル | スポーツ漫画、ギャグ漫画 |
漫画 | |
作者 | 鈴木信也 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表期間 | 2001年23号 - 2006年23号 |
巻数 | 全24巻 |
話数 | 227話 |
小説 | |
著者 | 千葉克彦(1巻)、子安秀明(2巻) |
イラスト | 鈴木信也 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2004年3月22日 |
巻数 | 2巻 |
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『Mr.FULLSWING』(ミスターフルスイング)は、鈴木信也の日本の漫画作品。2001年23号から2006年23号まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された。通称ミスフル。
連載前の没ネームの段階ではビリヤード漫画として話が進んでいた[1]。
ジャンルは「野球ギャグ漫画」で、作品序盤~中盤にかけては「ギャグ漫画のついでに野球をしている」と皮肉られるほどギャグが圧倒的なシェアを占めているが、終盤にかけては野球が主体となっている。特に最終24巻にいたっては、巻中に収録されている10話全てにギャグらしきギャグの要素が全くなく、あくまで野球そのものが主体になっている。また、ライバル達に打ち勝つために過酷な練習を経て必殺技を体得するなどスポ根要素も多分に含まれている。
本作の登場人物が使う技術や技は現実にはありえない物理法則を無視したものが多い。
2005年6月にはドラマCD化され、12月には第2弾が発売された。更に2006年8月に第3弾発売。また、ジャンプ ジェイ ブックスでも2作品発売されている。2006年23号で連載5周年となるが、同号で完結となった。全227話。
20巻以上単行本が発売された『週刊少年ジャンプ』の漫画作品としては異例だが、TVアニメ化はされていない。
ジャンプに限らず、漫画やアニメのパロディネタやメタ表現が多いのが特徴である。また企業名や商品名が実名でよく出るが、後期は「○」などの伏字で隠している。その「○」もコマによってずれたりするため、申し訳程度であり実質的にあまり意味はない。特にパロディネタはアニメ化を目指す上での障害となっている。
なお本作のタイトルは2001年連載開始当初、絶頂期を迎えていたミスターフルスイングことプロ野球選手の中村紀洋をモチーフとしており、主人公である猿野天国が通う十二支高校を20年前に夏の甲子園3連覇に導いた村中紀洋もまた中村がモデルとなっている。作中における愛称もミスターフルスイングとなっていて、更に本作の執筆を思いついたきっかけも「中村紀洋がホームランを打ってバットを高く放り投げる所にしびれて一目惚れしたから」とのことである[2]。
埼玉県立十二支高校に入学した少年・猿野天国は、同じ1年生の鳥居凪に一目惚れする。これまで好きになった女性すべてに運動部員の恋人がおりフラれ続けていた天国はスポーツそのものを逆恨みしていたが、凪は彼氏こそいないものの天国が最も嫌う野球部のマネージャーであった。
気に入られたい思いから「中学時代は有名な野球少年だった」と大嘘をついた天国に凪は20年前に打ち立てられた野球部OB・村中紀洋の伝説を話す。それは野球部グラウンドのバッターボックスから160m離れた校舎の時計が、村中のホームランボールが直撃したショックで止まったというもの。また野球部は村中らの世代が卒業してから低迷続きで校舎の時計と同時に野球部の時間も止まった、なる皮肉が囁かれる有様だという。
嘘を信じ有望選手が入学してくれたと目を輝かせる凪に対し、引くに引けなくなった天国は伝説を破ってみせると見栄を張ってバッターボックスに入り凪にボールを投げてもらう。もちろん野球などやったこともなかったが、力任せに振ったバットに当たったボールは時計どころか校舎自体を超える特大ホームラン。奇しくも打球が校舎を、ひいては"伝説"を超えたのは村中が時計が止めたのと同じ午後3時3分であった。
天国は大喜びする凪を見て腹を決め、野球部への入部を決意する。素人ながら伝説を破った天国の登場により十二支高校野球部の「止まったままの時計」は20年の時を経て動き始めた。
多様な投法・魔球・打法・守備の形式が残されている。特に後期は、現実的にはおろか、物理的にも不可能な技がメインとなっている。また、ユニフォーム関連の描写などは野球のルールや常識を逸脱したものが多々あり、これについて作者は、キャラの個性を前面にだすべくあえてそうした旨をファンブック球春白書において語っている。
各巻集英社ジャンプ・コミックスより発刊されている。
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単行本全巻、電子書籍化されている。
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