種別 | 3次元レーダー |
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目的 | 長距離捜索 |
開発・運用史 | |
開発国 | オランダ |
就役年 | 2003年 |
送信機 | |
周波数 | Lバンド |
アンテナ | |
形式 | プレーナアレイ型 |
素子 | リニアアレイ×24段 |
直径・寸法 | 幅8.2 m |
ビーム幅 | 幅2.2×高さ6° |
走査速度 | 12 rpm |
仰俯角 | +70度 |
探知性能 | |
探知距離 | 220 km (120 nmi) (戦闘機の場合) |
その他諸元 | |
重量 | アンテナ6,200 kg |
SMART-Lは、オランダのシグナール社(現在のタレス・ネーデルラント社)が開発した3次元レーダー。
なお、本機をもとにして、PAAMSとの連接に対応してSELEX社によって開発された派生型がS1850Mであり、こちらはイギリス海軍で1046型レーダーとして制式化されている。
1991年7月24日のオランダ海軍の発注によって開発が開始されており、1995年9月には洋上試験に入った。
先行して同社が開発していたSMARTをもとに、周波数をLバンドに変更するなどした派生型であり、LW-08 2次元対空捜索レーダーとSMART 3次元レーダーの役割を一手に担うことができるとされていた[1]。
アンテナは24本のリニアアレイを有し、同時に16本のビームを形成して、仰角70度まで指向できる。回転速度は12 rpmで、ロール角最大30度、ピッチ角最大15度までの船体動揺に対しては電子的なスタビライズによって対応できる。
探知距離は、哨戒機大の目標に対しては400キロメートル、戦闘機大の目標に対しては220キロメートル、ステルス機(レーダー断面積0.001平方メートル)に対しては65キロメートルである。最大同時追尾目標数は、航空機1,000機、水上目標40個、妨害源32個である[1]。
SMART-LはNAAWS搭載艦において、S1850MはPAAMS搭載艦において、それぞれ多機能レーダーを補完する長距離捜索センサーとして搭載されている。