STXグループ(朝鮮語: STX그룹、英語:STX Group)とは、韓国慶尚南道(釜山近く)に本拠を置く産業グループで、主に、造船業を主としている。元々、サンヨン(双龍)重工業として創業したが、その後アジア通貨危機で双龍グループが解体され、双龍重工業を改名し、STXグループが発足した。2014年時点で世界有数の造船企業、STX造船海洋を持ち、ヨーロッパとアジアの諸国に造船所を持っている企業グループであるが、主力のSTX造船海洋が造船不況により深刻な資本不足に陥り、2014年4月には上場廃止となるなど[1]、グループ企業の不振を受け、2013年5月より資金繰りが悪化し債権銀行団の管理下入りをしている。
グループ会社は次の通り:
最近の総売上の推移は次の通り:。
造船に関しては、現在船舶の建造量で世界をリードする韓国の造船企業の五指に入り、特にヨーロッパ(ノルウェー)とアジア(中国・大連・長興島、ベトナム、インドネシア)などの外国に造船所持っているか、作っているのが特徴である[3]。
日本とも関係は深く、日本海事協会と40万トン級の超大型鉱石運搬船(VLOC)の共同研究、開発について協定を行なっている[4]。