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開発元 | ハンズ・ピーター・アンビン |
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最新版 |
6.03
/ 2014年10月6日 |
リポジトリ | |
対応OS | Linux |
種別 | ブートローダ |
ライセンス | GPLv2以降 |
公式サイト | syslinux.zytor.com |
SYSLINUX は軽量なブートローダで、主にLinuxカーネルを起動するために使用される。作者はハンズ・ピーター・アンビン。いくつかの独立したプログラムから構成されており、ISOLINUXなどのコンポーネントが知られている。
SYSLINUXには次のコンポーネントが含まれている。
また、2つの異なるメニューシステムを備えており、追加モジュールを開発するための開発環境も用意されている。
HDDにインストールされたLinuxの起動にSYSLINUXを用いる例は少ない。なぜなら、Linuxは通常FATファイルシステムにはインストールされないからである。いっぽう、起動ディスクやレスキューディスク、Live USB、そのほか軽量システムのブートにはよく利用されている。また、ISOLINUXはLinuxのLive CDやブータブルなインストールCDで広く使われている。
CD-ROMからのブートについては、標準規格であるEl Torito standardでは2つの異なるブートモードが規定されているため、若干複雑である。
最近ではLive USBでSYSLINUXが多く使われている。また、ディスクへのインストールの必要なしに利用できるSlaxといったディストリビューションでも使われている。
PXELINUXはPXE互換のROMを備えたネットワークカードと組み合わせて利用される。PXE環境は基本的なTCP/IPネットワークを有効にするためにDHCPやBOOTPを使用し、ブートプログラムをTFTPによってダウンロードする。このブートストラッププログラムはTFTPサーバーからダウンロードされた指示に従い、カーネルのロードや設定を行う。
よくある例としては、PXELINUXは中央ネットワークサーバーからのLinuxのインストールや、シンクライアントのブートといったものが挙げられる。
EXTLINUXはLILOやGRUBのような汎用ブートローダとして使われることが多い。
リリース3.74より、SYSLINUXプロジェクトはHardware Detection Tool (HDT)プロジェクトをホストしている。このツールはx86互換システムの低レベル情報を表示するSyslinux com32モジュールで、コマンドラインインターフェイスおよび閲覧のためのセミグラフィカルメニューモードを備えている。HDTはcom32ファイルおよびブート可能ISOイメージ、2.88MBフロッピーディスクイメージといった形で提供されている。