Sachiko M | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | 即興音楽 |
職業 | 演奏家、作曲家 |
担当楽器 | サンプラー |
活動期間 | 1994年 - |
レーベル |
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共同作業者 |
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公式サイト |
teamsachikom |
Sachiko M(サチコ エム)は、日本のサイン波奏者、即興演奏家、作曲家である。本名非公開。
劇団の舞台音響としてキャリアをスタート[1]。1994年から1997年まで、大友良英のユニットGround Zeroにサンプラー奏者として参加[2]。1998年の同バンド解散後はサンプリングを放棄。サンプラーにプリセットされたテスト・トーン(サイン波)やスイッチノイズを使った即興演奏を行い、サイン波のみで構成されたソロでヨーロッパで高い評価を受けている。また世界でも類例を見ない極端にミニマルな音楽を追求する[3]。
2003年、オーストリア「アルス・エレクトロニカ」において、デジタルミュージック部門ゴールデンニカ賞を受賞[3]。
2004年、初のサウンドインスタレーション「I'm Here」を発表[4]。以降、音楽演奏と同時に展覧会でのサウンドインスタレーションにも力を入れている[3]。
2004年、大友良英と中村としまるとの共作アルバム『Good Morning Good Night』をリリース[5]。
2011年、水戸芸術館「クワイアットアテンションズ展」に出品するも東日本大震災で展示は中断。これを受けるかのように、2011年から13年にかけて各地のインディペンデントギャラリーで、複数のイヤホンから流れるミニマルなサイン波と、コントラストの強いモノクロームのデジタル写真による展示「I'm Here -shortstay- traveling exhibition」を展開する[3]。
2012年、松本弦人が手がける紙と電子書籍のBCCKSよりポストカードブック「where we are」文庫本型写真集 「Sachiko M sound installation I'm Here -shortstay-」を発表。アーカイブとしての新書「All about Sachiko M」を作成中[3]。
2013年3月、世田谷パブリックシアターにて客席と舞台を反転した作品「Filaments Orchestra」を発表[6]。
連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌「暦の上ではディセンバー」や「潮騒のメモリー」「地元に帰ろう」を大友良英と共同で作曲し[7][8]、「潮騒のメモリー」では『第55回日本レコード大賞』作曲賞を受賞した[9]。
2014年、国際交流基金アジアセンター「アンサンブルズ・アジア」の「アジアン・サウンズ・リサーチ」部門プロジェクト・ディレクターに就任。
2015年5月23日から2016年3月6日、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の無響室にて「Filament at anechoic room」を出品。
2015年6月、マレーシアペナン島「Open Gate 動き続ける展覧会」総合ディレクター。