作者 | Gary Henderson, Jerremy Koot |
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開発元 | Snes9x Team |
初版 | 1998年1月1日 [1] |
最新版 |
1.63 [2]
/ 2024年7月9日 |
リポジトリ | https://github.com/snes9xgit/snes9x/ |
プログラミング 言語 | C++ |
対応OS | Cross-platform |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ゲームエミュレータ |
ライセンス | Custom license (MIT-like license[要出典] with non-commercial usage clause[3]) |
公式サイト | https://www.snes9x.com/ |
Snes9x(エスエヌイーエスナインエックス[4])は、スーパーファミコンのゲームエミュレータである。
対応プラットフォームはMS-DOS、Linux、Windows、AmigaOS 4、macOS、MorphOS、Xbox、PSP、PS3、ニンテンドーゲームキューブ、Wii、iOS、Android[5]と多岐にわたる。
なお、このソフトウェアは任天堂によって公認されたものではない。
「今あるものの中では、最高のスーパーファミコンエミュレータ」[6]「幅広い互換性がありながら、リソースが限られているシステムでも実行できる」[7]といった評価を得ている、定番のエミュレータであり、ライバルであるZSNESよりも優秀との評もある[8]。
また、実際に多くのプラットフォームで動作させることができ、Libretroのコアにも採用されている他、移植も積極的に行われている。
機能性を重視した設計で、扱いやすい。また後述のように、派生エミュレータが多いことから、知名度が高い[9]。
個人利用を目的とした無償のソフトウェアであり、商業的な利用はソースコード上のライセンス[10]では禁止されている。 そのためソースコードは公開されているが、ライセンスはオープンソースの定義の一つである利用する分野に対する差別の禁止と矛盾し、オープンソースではないこと[11]が知られている。
公式リリースにとどまらず、多くの移植版や機能改善した派生版が存在する。
Pocket PC向けにはPocketSNES[12]、3DS向けには特殊チップ非対応のSnes9x for 3DS、PSPやPS Vita向けにはSnes9xTYL(mecm)/cm Mod、Windows RTや、Windows Phone 8向けにはSnes8x、という、非公式の移植版が存在する。他にも、ウェブブラウザ内で実行できるEmscriptenでコンパイルされた移植版なども開発されている[13][14]。
他にもフォークとして開発された、Snes9x Nextでは、オリジナルのバージョン1.52を最適化したもので、特殊チップ対応のゲームをオーバークロックすることができ、スターフォックスのようなゲームタイトルを、より高いFPSで実行できる。
Snes96を開発していたGary Henderson氏と、Snes97を開発していたJerremy Koot氏が。それぞれのエミュレータを統合して、Snes9x[注 1]を1997年7月に開発し始めた。
特殊チップの動作の再現を早々に実現したほか、バージョン1.53では、Cgシェーダーのサポートを追加した[15]。バージョン1.55では、SD2SNESに搭載された[16]MSU1チップにも対応した[17]。