SoftEther VPN(ソフトイーサ・ブイピーエヌ)は、筑波大学の研究プロジェクトとして開発されているL2-VPNソフトウェアである。ソフトイーサの主力製品であるPacketiX VPN 4.0をベースに一部機能を制限し[4]、2013年7月にフリーウェアとして公開された[5]。UT-VPNの後継プロジェクトとして[5]、ソースコードが公開されている[6]。
基本機能などは上記を参照のこと。
- SoftEther 1.0 / SoftEther CA
- SoftEther 1.0は、ソフトイーサ社の代表取締役を務める登大遊が個人で開発し、2003年に公開されたソフトウェア。ソフトイーサ社の名称の由来にもなり、PacketiX VPNを開発するきっかけとなった。商用版にSoftEther CAがある。
- PacketiX VPN
- PacketiX VPNは、L2-VPNを実現するソフトウェアのブランドで、登大遊を中心としたソフトイーサ社が開発・販売を行っている。初版はSoftEther 1.0の後継ソフトウェアとして、SoftEther VPN 2.0の名称で開発が進められたが、後にPacketiX VPN 2.0の名前でリリースされた。
- UT-VPN
- University of Tsukuba Virtual Private Network(UT-VPN)は、ソフトイーサ社と筑波大学を中心としたオープンソースプロジェクトの中で開発された、L2-VPNソフトウェアで、実質的にPacketiX VPN 3.0をベースとした機能制限版に当たる。
- PacketiX VPN 4.0のリリースと共に、本項で述べるSoftEther VPNが発表され、UT-VPNプロジェクトはSoftEther VPNプロジェクトに移行した[5]。
SoftEther 1.0及びSoftEther CAで利用されたプロトコルは、それ以降のSoftEther関連ソフトウェアと互換性がない[7][8][9]。
PacketiX VPN 2.0以降のソフトウェアが採用するPacketiX VPN プロトコル又はSoftEther VPNプロトコルは相互に互換性があり、本ソフトウェアとも接続が可能である[7][8][9][10]。
- ^ SoftEther Project at University of Tsukuba, Japan. “バージョン更新履歴 - SoftEther VPN プロジェクト”. ja.softether.org. 2023年3月25日閲覧。
- ^ SoftEther Project at University of Tsukuba, Japan. “バージョン更新履歴 - SoftEther VPN プロジェクト”. ja.softether.org. 2023年3月25日閲覧。
- ^ [1]
- ^ SoftEther Project at University of Tsukuba, Japan.. “現在の制限事項 - SoftEther VPN プロジェクト”. ja.softether.org. 2013年7月30日閲覧。
- ^ a b c “「SoftEther VPN 1.0」の正式版が無償公開 - 窓の杜”. 2014年12月28日閲覧。
- ^ “VPNソフト「SoftEther VPN」のソースコードが公開 - 窓の杜”. 2014年12月28日閲覧。
- ^ a b SoftEther Corporation.. “VPN オンラインマニュアル - 11.6 互換性に関する補足事項”. 2013年7月30日閲覧。
- ^ a b SoftEther Corporation.. “VPN オンラインマニュアル - 11.6 互換性に関する補足事項”. 2013年7月30日閲覧。
- ^ a b SoftEther Project at University of Tsukuba, Japan.. “11.6 互換性に関する補足事項 - SoftEther VPN プロジェクト”. ja.softether.org. 2013年7月30日閲覧。
- ^ University of Tsukuba and SoftEther Corporation.. “UT-VPN オープンソースプロジェクト Web サイト - よくある質問と回答(Q & A)”. http://utvpn.tsukuba.ac.jp/.+2013年7月30日閲覧。
- 関係項目
- 関連項目