TAKESHIS' | |
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監督 | 北野武 |
脚本 | 北野武 |
製作 |
森昌行 吉田多喜男 |
出演者 | ビートたけし |
音楽 |
NAGI 掛川陽介・藤川祥虎 |
撮影 | 柳島克己 |
編集 |
北野武 太田義則 |
配給 |
オフィス北野 松竹 |
公開 |
2005年9月2日(VIFF) 2005年11月5日 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 3億円 |
『TAKESHIS'』(タケシズ)は、北野武が監督を務めた12作目の日本映画。第62回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
キャッチコピーは「500% KITANO」「たけしがたけしを演じる」「『たけし』が『たけし』に出会う」。
北野は役者をしているがまったく芽が出ず、コンビニの店員をしながら生計を立てている。一方、顔が北野と瓜二つのビートたけしは芸能界の大物として裕福な生活を送っている。ある日二人は顔を合わせるが、その日を境に北野はビートたけしの演じる映画の世界へと迷い込んでいく。
たけし曰く「100人の評論家が見て、7人しか分からない映画」。公開前の情報が全く無かったことについて「内緒で撮っていた」とも語っていた。
映画のアイデアは自身が監督を務めた『ソナチネ』の頃から温めていたらしく、仮タイトルは『フラクタル』で、タクシー運転手を主人公とした映画にするつもりだった。
たけしは、第30回モスクワ映画祭特別功労賞を受賞した際のインタビューで、『監督・ばんざい!』とこの映画は自分が一番沈んだ最低のときに製作した映画だと語った。自分が求める芸術と日本の低評価の間で悩み、同時に2つ手に入らないものを求めるうちに「自分の映画が自分自身を壊していく」と感じ、その葛藤のなかで製作したのだという[1]。また、「『TAKESHIS'』はひょっとしたら、『武、死す』かもしれない」とも語っている。
2005年のヴェネツィア国際映画祭で監督名も作品名も事前に伏せて初上映された。
その実験的手法は賛否両論を巻き起こしている。幻覚的な、奇妙な描写が多い。