ラジオ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、CDなどでの販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態のネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
TOKIO HOT 100 | |
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愛称 | トキホ |
ジャンル | 音楽(チャート番組) |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 1988年10月2日- |
放送時間 | 毎週日曜日 13:00 - 16:54 |
放送局 | J-WAVE |
ネットワーク | JFL |
パーソナリティ | クリス・ペプラー |
出演 | 木次真紀 |
提供 | クレディセゾン、佐藤製薬、東京建物、シトロエン、パイオニア、Bon Quish、アイネスト、スケッチャーズ(2024年10月更新) |
公式サイト | 公式サイト |
『TOKIO HOT 100』(トキオ・ホット・ワンハンドレッド)は、J-WAVEで毎週日曜午後に生放送されているカウントダウン番組。またJFL各局で制作されている「HOT 100」の1つで、企画ネット番組でもある。
スポンサーはクレディセゾン(SAISON CARD名義)で、J-WAVEワイドプログラムで唯一の冠スポンサー番組になっている。そのため、正式にはスポンサー名をかぶせて『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(セゾンカード・トキオ・ホット・ワンハンドレッド)となる。
J-WAVEでのオンエアチャート・ビルボードジャパンのデータより、音楽ストリーミングサービス・ダウンロード・動画再生回数・CDセールス・Twitterのツイート回数をポイントで集計し、J-WAVEのオフィシャルチャートとして、毎週100曲のオリジナルランキングをオンエアしていく[1]。
尚、番宣CMではナビゲーターのクリス・ペプラーが、先週のランキング上位5曲などを伝えるCMを流している。
番組は通常、六本木の六本木ヒルズ33階にあるJ-WAVEのスタジオから行われているが、フジロックフェスティバル開催期間中は苗場スキー場のブースから公開生放送を行っている。また、2003年9月までは千葉県浦安市の舞浜イクスピアリから公開生放送を行っていた時期もあった。2003年10月にJ-WAVEが六本木ヒルズに移転してからは六本木ヒルズ内にあるJ-WAVEのけやき坂スタジオから放送する事もある[2]。
1990年代後半に、本番組のランキングがアメリカの音楽業界誌『ビルボード』に掲載されていた[3]。
番組の公式ハッシュタグは「#トキホ」(2024年7月以降)[4]。以前は「#tokio_hot100」「#th100」などが公式ハッシュタグとして用いられており、2024年6月までの公式ハッシュタグ「#tokiohot100」は現在でも慣用的に用いられている。
をポイント計算し、100曲を選んでいる。
放送開始当初からウェイトを置いているのは「全番組でのオンエア」。これはリスナーリクエスト、ナビゲータやディレクターをはじめとする番組スタッフが選曲したものを含めた『J-WAVEでのオンエア回数』であるが、それ以外の要素は時代により変化している。
一つは「CDセールス」。これは番組のチャートを決定づける重要な要素で、都内主要CD SHOPであるTOWER RECORDS、HMV、SHINSEIDO、山野楽器、Virgin Megastores JapanのCDシングル・アルバムのセールスがチャートの行方を握った。ところが、Virgin Megastores Japanは2009年元日付でTSUTAYA STORESホールディングスに吸収合併され解散、また全店舗が閉鎖となったことから対象より外れた。また、そのタイミングで新星堂もポイント加算対象から外れた。2018年10月よりamazon.co.jpにおける売り上げが加わっている。
次は「リスナーズ・ポイント」。リクエスト(ミュージック・シェア)自体はあるが、リスナーからのリクエストのみを受け付ける番組が縮小していったため、2013年4月7日より、番組チャートに【VOTE!!】ボタンを設置。"VOTE"とは"投票"を意味し、【VOTE!!】のクリック回数によるリスナーズ・ポイントを新たな要素に加えた。
ところが、音楽聴取者の聴き方がさらに多様化し、CDセールスやリスナー投票だけでは測り切れないと判断してか、2018年10月からはApple Music、Spotify、Amazon Music Unlimitedなど「音楽ストリーミングサービスによる聴取データ」[5]を新たに加えた。
2022年4月3日放送分からは構成要素を変更、Billboard JAPANの協力を得て、Billboard Japan Hot 100のチャートを構成する要素のうち、CD売上・ダウンロード・ストリーミング・Twitter・動画再生回数の5つの指標を使用する形式となった[6]。また、TwitterのXへの改称後は、「Twitterのツイート回数」を「SNSのポスト回数」として紹介されるようになった。
いずれもJST。
毎年1月最初(あるいは毎年12月最後の放送)の放送は「The Annual Count-Down〜SLAM JAM」(ジ・アニュアル・カウントダウン〜スラム・ジャム。このあとに前年度の年号が入る)として放送され、前年度1月1週目から12月最終週までのランキングを集計して、年間チャートを放送している。
なお、「SLAM JAM」放送週の最新チャートは番組内でTOP10のみ放送される。ただし2013年度分は、前述の通り2013年12月31日に放送された。
また2013年12月31日には「TOKIO HOT 100 WHOLE OF FAME」と名付け、1988-2013年までの26年分の年間チャートで1位をとった曲をFIREWORKS DJ'S DJ URAKENがミックスしたものが放送された[45]。
レギュラーチャートで1位を獲得したことがないのに年間1位になったのは1996年のERIC CLAPTON『CHANGE THE WORLD』と2019年のOFFICIAL髭男DISM『PRETENDER』、2022年のADO『新時代』、2023年のNEWJEANS『DITTO』の4曲。また、ERIC CLAPTON『CHANGE THE WORLD』は、レギュラーチャートのTOP10に27週間もエントリーしていたことから、2019年1月1日に放送された30年の総合チャートでも1位となった。
2021年までは年間チャート放送時に「SLAMJAM FLASHBACK」として過去の年間No.1ソングをフラッシュで紹介していた。
TOKIO HOT 100 AWARDは、番組が保有する前年の全チャートにおける各楽曲のチャート・アクションをポイント換算した、あるデータをもとに部門のノミネートを決定。その中からリスナーからの投票により選出される賞である。対象期間は1月から12月となっており表彰式が開催される。あらかじめノミネートされている楽曲・アーティストの中から各部門1組を選び公式ホームページ等から投票するシステムとなっている。そのため年間チャート1位とベストソング部門の楽曲が必ずしも一致しない年度もある。
1995年度から2001年度は「J-WAVE AWARD」として例年10月(対象期間:前年9月から当該年8月)に表彰式が開催されていたが、2002年度から対象期間が対象期間は1月から12月に、開催時期が翌年2月に移行し、賞の名称も「TOKIO HOT 100 AWARD」へと改称、2010年度までこの名称で開催された。なお賞としての回次は引き継がれている。2008年度には開局20周年を記念しての特別賞「20th ANNIVERSARY AWARD」が設けられた。また、毎年10 - 11月に一般のリスナーにポスターを制作してもらい、それらを採用するという企画もあった。
2011年度は東日本大震災後に音楽の力が見直された事もあり、"HOPE FOR THE FUTURE"をキャッチフレーズとしたライヴイベント「TOKIO HOT 100 LIVE 〜Heart to Heart〜」を行うことになり、開催はなし。2012年度からは名称を「TOKIO HOT 100 CHART OF THE YEAR」に変更。発表会はJ-WAVEの本社近くのEX THEATER ROPPONGIで開催。賞典に関しても「SONG OF THE YEAR」が年間チャート1位楽曲がそのまま受賞するなど、リスナー投票は行わずチャート実績に基づいたものとなった。2015年度から2021年度は新木場STUDIO COASTで「TOKIO HOT 100 FESTIVAL」を開催するようになり、受賞関連のイベントは行われなくなった[46][47]。
2022年度に「TOKIO HOT 100 AWARD」の名称を復活させた上で8年ぶりに開催される事が発表、各賞についても2020年代にふさわしい内容が設定、CHART OF THE YEARから引き続き年間チャート1位楽曲がベストソングとなる一方でリスナー投票も復活させつつ、J-WAVEのディレクターの投票によって決まる賞も設けられている。受賞セレモニーも再開され、2023年3月にBillboard Live YOKOHAMAで開催された[48]。
年度 | BEST SONG | BEST PERFORMANCE | BEST BUZZ | BEST SONAR TRAX | DIRECTORS' CHOICE | 特別賞 | |
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国内アーティスト | 海外アーティスト | ||||||
2022年 | 新時代 (Ado) |
King Gnu | Billie Eilish | SKY-HI | Chilli Beans. | Vaundy | |
2023年 | Ditto (NewJeans) |
sumika | Måneskin | imase | TOMOO | Ditto (NewJeans) |
J-WAVE 35th ANNIVERSARY AWARD 東京スカパラダイスオーケストラ |
年度 | SONG OF THE YEAR | ARTIST OF THE YEAR | BRIGHTEST HOPE→ BRIGHTEST OF THE YEAR |
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2012年 | Happy Pills (Norah Jones) |
星野源 | きゃりーぱみゅぱみゅ Carly Rae Jepsen |
2013年 | Get Lucky (Daft Punk feat. Pharrell Williams & Nile Rodgers) |
サカナクション | KANA-BOON Salley |
2014年 | Happy (Pharrell Williams) |
Ariana Grande 秦基博 |
Ariana Grande ゲスの極み乙女。 |
回数 | 年度 | ベストソング | ベスト男性 アーティスト |
ベスト女性 アーティスト |
ベストグループ | ベストニュー アーティスト |
特別賞 |
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第8回 | 2002年 | ワダツミの木 (元ちとせ) |
平井堅 | 宇多田ヒカル | TLC | Avlri Lavigne | - |
第9回 | 2003年 | Crazy In Love (Beyoncé feat. Jay-Z) |
平井堅 | Crystal Kay | EXILE | Stacie Orrico | - |
第10回 | 2004年 | 瞳をとじて (平井堅) |
平井堅 | Alicia Keys | ORANGE RANGE | 東京事変 | - |
第11回 | 2005年 | My Way (Def Tech) |
平井堅 | Madonna | レミオロメン | Def Tech | - |
第12回 | 2006年 | Bad Day (Daniel Powter) |
スガシカオ | アンジェラ・アキ | EXILE | 絢香 | - |
第13回 | 2007年 | No One (Alicia Keys) |
平井堅 | 木村カエラ | EXILE | 秦基博 | - |
第14回 | 2008年 | Viva La Vida (Coldplay) |
秦基博 | 木村カエラ | EXILE | キマグレン | スガシカオ 平井堅 |
第15回 | 2009年 | Butterfly (木村カエラ) |
秦基博 | Superfly | RIP SLYME | Lady Gaga | - |
第16回 | 2010年 | Wildflower (Superfly) |
秦基博 | JUJU | EXILE | Charice | - |
- | 2011年 | TOKIO HOT 100 LIVE 〜Heart to Heart〜 |
回数 | 年度 | ベストソング | ベスト男性 アーティスト |
ベスト女性 アーティスト |
ベストグループ | ベスト キャラクター |
ベスト プロデューサー |
ベストニュー アーティスト |
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第1回 | 1995年 | Carnival (The Cardigans) |
- | |||||
第2回 | 1996年 | How Crazy Are You? (Meja) | ||||||
第3回 | 1997年 | Virtual Insanity (Jamiroquai) |
J.K. | CHARA | Aerosmith | Spice Girls | Babyface | - |
第4回 | 1998年 | My Heart Will Go On (Céline Dion) |
Eric Clapton | MISIA | Oasis | Chumbawamba | Babyface | - |
第5回 | 1999年 | Canned Heat (Jamiroquai) |
スガシカオ | Lauryn Hill | TLC | Ricky Martin | - | 宇多田ヒカル |
第6回 | 2000年 | Doesn't Really Matter (Janet Jackson) |
平井堅 | Madonna | m-flo | - | - | 倉木麻衣 |
第7回 | 2001年 | All For You (Janet Jackson) |
平井堅 | 宇多田ヒカル | Destiny's Child | - | - | CHEMISTRY |
そのほか、番組内ではHEADLINE NEWSが1回とTRAFFIC INFORMATIONが2回挿入されるが、TRAFFIC INFORMATIONに関しては他番組でも使用のものとは別のBGMが用意され、クリスが生でタイトルの読み上げとニュースアナウンサーへの引き継ぎを行う。
2000年代以降は冠スポンサーに加えて複数社提供となっており、冠のスポンサー以外は、提供(スポンサー)が時間帯によって切り替わるため、番組のオープニング・エンディングと15:00ごろのヘッドラインニュースの前後で、クリス・ペプラーがそれぞれのスポンサーを英語で紹介している。AbemaRADIOでも途中からスポンサードネットを開始している。なおこれらのCMはコミュニティFMでは流れない。
サッポロビールが冠スポンサーの時代は、数多くのオリジナルCMや、ゲストと同社商品を呑みながらのトーク&プレゼントという構成となっていた。系列のヱビスビールなど休日のビールを主題としたCM。ドラフトワンなどの「ドラドンピシャ」のコーナーなどが設けられていた。
マクドナルドが冠スポンサーの頃は「LUCKY NUMBER HOT 100」と題した企画が放送されていた。1~100の中から毎週1つの数字が選ばれ、その選ばれた数字の順位になるとマクドナルドの「i'm lovin' it」のジングルが流れ、特設サイトにその数字を入力するとマクドナルドで利用可能な割引クーポン(全員)やマックカード(抽選)が貰えた。
Olympicグループになってからは「Olympic HOT 10 RANKING」と題して、オリジナルキャラクター・トコトンが売れ筋商品のトップ10を発表するCMを放送していた。
『CHECK THE HOT100』(チェック・ザ・ホットワンハンドレッド)は番組宣伝CMとは別の形で「TOKIO HOT 100」のチャートと予告などを含めたダイジェストを約5分で送る番組で当番組と同じくクリス・ペプラーがナビゲートする(2005年までは各番組のナビゲーターがナビゲートしていた)。平日の番組の中で放送されるがJ-WAVE HOLIDAY SPECIAL放送日は休止される。通称:チェキホ。
書籍
CD
全国各地の多くのコミュニティFM局で配信が行われている。
放送が終了した番組