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Tu-107とは、ソ連の航空機設計機関であるツポレフ設計局がTu-104ジェット旅客機を軍事用輸送機に転用するために試作した双発ターボジェット機である。
Tu-107の原型となったTu-104自体が、Tu-16爆撃機の民用転用であったため、爆撃機の輸送機化であったといえる。
Tu-107は、軽車両や大砲といった重量物を運搬するため、機体の強化と貨物用ドアが取り付けられており、後部に空挺部隊の隊員70人を搭乗できるというものであった。
試作機1機が製造され飛行試験も行われたが、量産されなかったため、実戦配備されることもなかった。