Windows XPで動作するVisualBoy Advance | |
作者 | Forgotten |
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開発元 | VBA Team |
初版 | 2004年 |
最新版 | |
最新評価版 |
1.8.0 beta3 - 2005年10月1日
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リポジトリ | https://sourceforge.net/projects/vba/ |
プログラミング 言語 | C, C++ |
対応OS | クロスプラットフォーム |
サイズ | 1.4 MB - 1.92 MB |
対応言語 | English, French, German, Italian, Polish, Portuguese, Chinese, Spanish, Turkish (v.1.7以降, Windows版のみ) |
サポート状況 | 開発終了 |
種別 | ゲームエミュレータ |
ライセンス | GPL 2.0 |
VisualBoy Advance(ビジュアルボーイ アドバンス)とは、オープンソースで開発されていた、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、およびスーパーゲームボーイシリーズのゲームエミュレータである。VBA (ブイビーエー)と略されることが多い。
本項ではVBAから派生して開発され、現在も開発されている、事実上の後継版、VisualBoy Advance-M (ビジュアルボーイ アドバンス エム)についても詳述する。こちらの略称はVBA-M (ブイビーエーエム)である。
Windows、Linux、FreeBSD、MacOS X、BeOSなどのデスクトップOSにとどまらず、AmigaOS 4、AROS、ニンテンドーゲームキューブ、Wii、webOS、Zune HDなどにも移植された。また、オープンソースで開発されたため、後述するように多くの派生版も誕生した。オリジナルのVBAはすでに開発を終了しており、それ以降は派生版のみが開発されている。
オリジナルのVBAは、動作推奨スペックが比較的低いため、古いパソコンでも快適に動作する。
具体的には以下のような機能を備えている。
VisualBoy Advance-M (ビジュアルボーイ アドバンス エム) とは、オープンソースで開発されている、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、およびスーパーゲームボーイとスーパーゲームボーイ2のゲームエミュレータであり、開発が終了したVisualBoy Advanceの事実上の後継版である。略称はVBA-M (ブイビーエーエム)。
作者 | rkitover |
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開発元 | VBA-M Development Team |
初版 | 2008年 |
最新版 |
2.1.11
/ 2024年9月15日 |
対応OS | クロスプラットフォーム |
対応言語 | 多言語 |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ゲームボーイシリーズ ゲームエミュレータ |
ライセンス | GPL-2.0-or-later |
公式サイト | visualboyadvance-m |
オリジナルのVBAと比べて、機能追加が行われており、上記以外にも以下のような機能が備わっている。
VBA-Mの"M"が、英語の"merge"(統合する)の頭文字に由来することからもわかるように、他のいくつかの派生版を統合して、現在も積極的にアップデートを行なっている。また、VBA-Mから派生したエミュレータも存在する。
元々、オリジナルのVBAはすでに、最高峰の再現性を持っており、VBA-Mも機能面を主軸に開発された。また、通信機能も実装されておりGBA同士はもちろんのことゲームキューブのエミュレータDolphinとも連動可能となっている[1]。
また、ユーザー数がmGBAなどと比べて多く、設定項目で迷うところがなく、扱いやすいのもメリットである[1]。
ソースコードが公開されており、自由な改変と配布が認められていることから、以下のような派生版が存在する。
オリジナルVBAを改良し、LAN経由や同時起動などで通信機能に対応した派生版。最大4人プレイに対応している[2]。
開発者はdenopqrihg氏で、Windows版のみのリリースされた。
オリジナルVBAを改良し、カードe対応の機能を追加した派生版。caitsith氏によって開発・公開された[3]。
VBA Linkの機能と、VBA e-Readerの機能を兼ね備えた派生版[4]。theSLAYER氏によって公開された[5]。
オリジナルのVBAのVer1.7xをベースとしており、低スペックパソコン向けに開発されている。動作を軽くするため、画面フィルター機能などを消去されており、実際に動作は若干軽い。xxx氏によって開発・公開された[6]。
VBA-Mの改良版。マルチエミュレータのRetroArchのコアに採用されているほか[7]、Kodiのプラグインなどが存在している[8]。Squarepusher氏が開発した。
改造したWiiやゲームキューブ本体で動作する、VBA-Mの移植版[9]。現在も積極的にアップデートを行なっている。
Wiiリモコンやヌンチャク、クラシックコントローラ、Wii U Proコントローラ、ゲームキューブコントローラなどを使って操作できるほか、特定の手段を用いることで、Wii U GamePadで操作することもできる。その他、VBA-Mが備える多くの機能も実行できる。
自作ソフト(いわゆるHomebrew)の形式で配布されているため、改造していないゲーム機本体では動作しない。
ウェブブラウザで実行できる、VBA-MのJavaScript、およびWebGL移植版[10][11]。開発者はFAST6191氏。
なお、公開されていたサイトはすでに閉鎖されており、現在は利用できない[12]。
元々オリジナルのVBAの開発は、1999年に[13]Forgotten氏により開始された。しかし、最初のリリース後に開発から降りたため、彼の弟が率いる「VBA Team」が開発を引き継いだ。公式による開発は2005年のバージョン1.8.0 beta 3で終了した。
その後は、様々なデベロッパーによる派生版の開発が行われた。
2004年8月、オリジナルのVBAのバージョン1.6に、通信プレイのサポートを追加した VBA Linkが公開される[14]。
2005年5月に、VBA CEのWindows Mobile対応版が公開される[6]。
同年11月、オリジナルのVBAのバージョン1.7.2に、カードeサポートを追加したVBA e-Readerが公開される[3]。
その後の2014年7月には、VBA Link e-Readerが公開される[5]。
これらの派生版を一つに統合すべく、VisualBoyAdvance-M (VBA-M)の開発が始まった。
2007年にVBA-Mの開発が始まる。
2008年9月16日、VBA-Mから派生してVBA GXの初のバージョンが公開[15]される。
2012年10月、VBA-M JSが公開される[10][11]。