W33 | |
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タイプ | 核砲弾 |
開発国 | アメリカ合衆国 |
配備先 | アメリカ陸軍 |
開発・生産 | |
生産期間 | 1957年-1965年 |
配備期間 | 1957年-1992年 |
生産数 | 2,000発 |
要目 | |
核出力 | 0.5、5、10、40kt |
弾頭 | 核分裂弾頭(ガンバレル方式) |
直径 | 8インチ |
長さ | 37インチ |
重量 | 243ポンド |
W33はアメリカ合衆国が開発した核砲弾。203mm榴弾砲用のものである。2,000発が生産された。
203mm(8インチ)榴弾砲から発射する核砲弾としてロスアラモス国立研究所で開発された。長さは37インチ、重量は243ポンド。M65 280mmカノン砲(11インチ)向けW9およびW19核砲弾の後継・改良型であり、ガンバレル方式の核分裂弾頭である。核物質には高濃縮ウランを用いている。核弾頭の小型化に伴い、特殊な280mm砲ではなく、通常の203mm砲での運用を可能にし、戦術的有用性が増している。1957年1月から生産が開始され、1992年から廃棄が開始された。
W33には以下の4つのサブタイプがあった
W33の核実験は1957年9月8日と1962年5月12日の2回行われている。どちらも榴弾砲からの実射試験ではなく、1957年の時は気球に吊り下げて、1962年の時は地下核実験であった。