種類 | 株式会社 |
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市場情報 | NASDAQ: WKME |
本社所在地 |
71 Stevenson Street, Floor 20, San Francisco, California, U.S. [1] (日本法人: 〒107-6218 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー18階)[2] |
設立 | 2012年 |
業種 | SaaS、ソフトウェア、AI、BPR |
法人番号 | 5010401142385 |
事業内容 | デジタルアダプションプラットフォーム |
代表者 |
Dan Adika (日本法人:小野 真裕) |
売上高 | 1億4830万USドル (2018年) |
従業員数 | 940名(2021年) |
決算期 | 12月31日 |
関係する人物 |
Dan Adika (CEO) |
外部リンク |
www.walkme.com www.walkme.co.jp |
WalkMeはソフトウェア、ウェブサイト、アプリなどの定着化を図るSaaSを展開するアメリカの多国籍企業である。イスラエルのテルアビブで創業し、現在はカリフォルニア州サンフランシスコに本拠地を置いている[3]。
デジタル技術を社内外に定着させ、従業員の生産性向上や顧客とのエンゲージメントを強化する「Digital Adoption Platform(デジタルアダプションプラットフォーム)」の先駆者として認められている[4]。WalkMeはグローバルで2000以上の顧客を有しており[5]、Forbes Cloud 100には5年連続で選出されている[6]。2021年6月16日に米国ナスダック店頭市場において25.6億ドルでIPO(新規株式公開)を実施した。2021年11月現在、WalkMeがオフィスを展開している拠点は、サンフランシスコ、ニューヨーク、ローリー、ロンドン、パリ、ベルリン、テルアビブ、シンガポール、シドニー、東京である[7]。
WalkMeはSaaSやアプリケーション、ウェブサイト、モバイルアプリなどの画面に操作方法を案内する画面を重ね合わせたり、フォームに内容を代理入力したりすることで、エンドユーザーが入力することをサポートし、ツールやサービスの利用状況の分析を通じて利用の定着化を図る製品である。WalkMeは以下のアプリケーションで構成されている[8]。
Smart Walk-Thrus(ウォークスルー)
顧客があらゆるタスクを正常に完了できるように必要な時に画面上のガイダンスを提供する機能。リアルタイムの簡単なステップバイステップの指示により、CRMにリードやアカウントを追加する方法を新しい従業員に教えるなど、様々な種類のオンラインプロセスについてユーザーにガイドを視覚的に提供することができる。
Launchers(ランチャー)
ウェブサイトに配置されるクイックスタートボタンのこと。 LaunchersをクリックするとWalk-Thru、Resource、Shuttle、またはSmartTipsなどの再生といったアクションを実行するように設定することが可能。
ShoutOuts(シャウトアウト)
サイトに注目をひくメッセージを表示させる機能。クリックすることで、Walk-Thruを開始したり、動画や記事といったにアクセスしたり、別のページへのShuttleを起動したり、プレーヤーメニューを開いたりすることができる。また、 ShoutOutsは新しい製品、機能、セールやキャンペーン、あるいはメンテナンス期間などを周知する目的でも利用される。
SmartTips(スマートティップス)
フォームにガイダンスとサポートを配置する機能。SmartTipsは、ページ上の指示が十分でないためにユーザーがしばしばミスを犯すサイト上の特定のプロセスまたはフォームに対処するのに役立つ。入力された情報を検証にも使うことができ、ページや入力フィールドにある内容について追加の情報を提供したり、フォームの提出前に入力内容に関するフィードバックを提供することができる。
Resources(リソース)
すでに作成してある記事や動画へのショートカットのこと。Walk-Thru の準備ができるまで、プレーヤーメニューに一時的に組み込める。Resourcesでは新しいポリシーを説明したり、新しい機能を表示やデモしたりすることもできる。
Onboarding(オンボーディングタスク)
新規ユーザー向けのタスクリスト。 Onboardingタスクでは、ユーザーはタスクの進行状況を確認できる上、ゲーム感覚でタスクをこなせるようになり、より多くのタスクの完了とWalkMeの活用を促すことができるようになる。一連のタスクを使って新規従業員をトレーニングしたり、プラットフォームにおける広範の変更についてユーザーに通知することができる。
Shuttles(シャトル)
頻繁に使用するページへの効率的なショートカットを提供する、ブックマークと似た機能。ユーザーが Shuttle をクリックすると、提供された URL にリダイレクトされ、新しいページは同じウィンドウや新しいタブに読み込まれる。Shuttlesを使用して、ユーザーが必要とする頻繁に使用されるレポートへのアクセスを提供したり、ウェブサイト上でホストされないテンプレートやリソースを共有したり、ユーザーをサインアップページに直接移動したりするといったことができる。
Surveys(サーベイ)
ユーザーからのフィードバックを集めるためのサーベイ機能。集めたデータはWalkMe Analyticsで追跡することが可能。WalkMeビルドのどの段階でも実装ができる。さまざまな質問タイプを使ってカスタマイズしたり、特定の頻度で再生するように設定したり、自動的に再生されるように設定するといったこともできる。
ActionBot(アクションボット)
自然言語のチャットインタフェースであるActionBotとの会話(チャット)を通じて、必要項目への入力を行うことができる機能。
検索
ウィジェット内で指定ドメインでの検索を行うことができるようになる機能。
ヘルプデスク
WalkMeプレーヤーメニュー内からサポートサイトへ直接のリンクを提供する機能。
ライブチャット
現在のライブチャットプロバイダーをWalkMeと統合して、ユーザーへのヘルプを一か所にまとめて提供することができる機能。
TeachMe(コース)
WalkMeの体験を学習モジュールや完全なコースにパッケージ化できるアプリ。TeachMeではユーザーがサイトのシステムを使用しながら学習を進めることができる。システムと画面の間を何度も切り替えることなく、必要に応じて適切な情報をアプリケーション内で学習することができる。
WalkMe Editor(エディター)
Smart Walk-ThruおよびWalkMeアプリの構築、管理、公開に使用する管理ツール。
WalkMe Insights(インサイト)
一般ユーザーの行動分析を行う一体型分析プラットフォーム。
2021年11月現在、日本国内の事例としては、下記の企業が掲載されている。[25]
SalesCloud、ServiceCloudなどのセールスフォース製品にWalkMeを導入している企業は以下のとおりである。
ConcurやSuccessFactoreといったSAP (企業)製品にWalkMeを導入している企業は以下のとおりである。
ユーザー企業が自社のサービスやウェブサイトの入力補助などを目的としてWalkMeを導入している企業は以下のとおりである。
2021年11月現在、日本国外の事例としては、下記の企業が掲載されている(一部抜粋)。[27]
Amazon Web Servicesをインフラとし、以下のコンプライアンス規格に準拠している[28]。
2021年11月現在、受賞歴としては、下記のアワードが掲載されている。[29]