Wikipedia:安易に荒らしと呼ばない

この頃、わかりやすいキーワードを掲げて、それを適切な範囲を超えて、広く種々様々な状況に当てはめることが頻発しています。そのような言葉の一つに「荒らし」があります。

Wikipedia:荒らし」によると、荒らしとは「百科事典の品質を故意に低下させようとするあらゆる編集のこと」を言います。幅広くカバーするためといっても、この定義は過度に広範なものです。しかし「Wikipedia:荒らし」では、これに続いて何が「荒らし」に該当するかを述べ、「百科事典を改良しようとなされた善意の努力は、間違いや見当違いや不適切なものでも、荒らしとは捉えない」ということを明示しています。

荒らしの定義が次のようなものを含んでいないことに注意してください。

  • 特定の観点を推進する編集
  • 意図的でない間違いの書かれた編集
  • あなたの好まない編集
  • あなたの主張や目的に反した編集
  • あなたから見て「明白に間違っている」編集
  • あなたのしている「この上なく重要な事」の妨げとなる編集

すなわち、「荒らし」という単語は正当性がある投稿者や、あるいはほぼ間違いなく善意にとることのできる如何なる編集にも用いられるべきではありません。もし問題の編集が善意のもとになされたのであれば、それらは荒らし行為ではありませんし、投稿者は「荒らし」と呼ばれるべきではありません。また、荒らし以外にも、他の利用者の編集を安易に虚偽呼ばわりすることもいけません。これは安易に荒らしと呼ぶのと一緒です。

荒らしではないじゃまが入るかもしれません。そのようなじゃまをする人を「荒らし」と呼ぶ代わりに、問題の編集について相手と議論する方がよいのです。相手個人ではなく、相手の編集や主張の内容や中身について意見するようにしましょう。

関連項目

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