XAVCは、ソニーによって2012年に導入された録画フォーマットであり、製品を製造したい企業にライセンス供与されるフォーマットである[1][2]。2012年10月30日にリリースされた。
XAVCは、H.264/MPEG-4 AVC のレベル5.2を使用する。これは、そのビデオ規格でサポートされている最高レベルである。XAVCは、最大60フレーム/秒(fps)で4K解像度(4096×2160および3840×2160)をサポートできる[1]。XAVCは、8、10、および12ビットの色深度をサポートする[1]。クロマサブサンプリングは、4:2:0、4:2:2、または4:4:4にすることができる[1]。マテリアル エクスチェンジ フォーマット(MXF)は、デジタルコンテナフォーマットに使用できる[1]。
XAVCは、フレーム内記録や長いグループ写真(GOP)記録など、幅広いコンテンツ制作を可能にする。
2013年4月7日、ソニーはXAVC SのリリースによりXAVCを消費者市場に拡大したことを発表した[3][4]。XAVC Sは最大3840×2160の解像度をサポートし、コンテナ形式として、MP4を使用し、いずれかを使用する。オーディオはAACまたはLPCMをサポートしている[3][4]。FDR-AX100[5] および HDR-AS100V などで使用されており[6]、α7S や一部の民生用スチルカメラ(RX10など)もXAVC Sに対応している。
2012年11月14日、ソニーはXAVCを使用する消費者向け製品をリリースする可能性があると発表した[7][8]。
2014年3月、ソニーはXAVC Sを使用した民生用ビデオカメラ、FDR-AX100 を発売した。最大解像度は3840 x 2160、ビットレートは 60Mbit/s。12倍光学ズームに対応し、SDXCメモリーカードに記録する[9]。
2015年2月、ソニーはXAVC Sを使用した民生用ビデオカメラ、FDR-AX33 を発売した。最大解像度は3840 x 2160で、ビットレートは 100Mbit/s に増加した。10倍の光学ズームに対応し、SDXCメモリーカードに記録する。
2015年の晩秋、ソニーはHXR-NX3のファームウェアアップデート(バージョン2.0)をリリースした。これにより、AVCHDに加えてXAVC S 形式での録画に対応する。