ステアマン XBT-17
ステアマン XBT-17
ステアマン XBT-17(Stearman XBT-17)は、ステアマン・エアクラフト社が(Model X-90として)設計/製作した低翼単葉複座の基本練習機である[1]。1942年にアメリカ陸軍航空軍(USAAF)がXBT-17として評価試験を実施した[2]。
X-90は片持ち式の低翼単葉機で、乗員は密閉式キャノピーの中でタンデムに搭乗した[1]。固定の尾輪式降着装置を持ち、出力225 hp (168 kW)のライカミング R-680エンジンを搭載した機体は1940年に初飛行を行った[1]。アルミニウムの使用を最小限に抑えるために主翼は木製、前部胴体は鋼管製となっていた[3]。1942年にこの機体は出力450 hp (336 kW)のプラット・アンド・ホイットニー R-985エンジンに換装されてModel X-91に改称された[1]。X-91はUSAAFによりXBT-17として評価を受けたが、それ以上の機体が製作されることはなかった[1][2]。
- ステアマン X-90
- 出力225 hp (168 kW)のライカミング R-680エンジンを搭載した試作基本練習機[1]
- ステアマン X-91
- X-90を出力450 hp (336 kW)のプラット・アンド・ホイットニー R-985エンジンに換装してUSAAF の評価を受けた型[1]
- ステアマン XBT-17
- X-91にUSAAF が与えた名称[2]
出典: [4]
諸元
性能
- 最大速度: 306 km/h (165 kn) 190 mph
- 巡航速度: 257 km/h (139 kn) 160 mph
- 実用上昇限度: 6,096 m (20,000 ft)
- 上昇率: 6.6 m/s (1,300 ft/min)
- 脚注
- 参考文献
- Andrade, John (1979). U.S.Military Aircraft Designations and Serials since 1909. Midland Counties Publications. ISBN 0-904597-22-9
- Bowers, Peter M. (1989). Boeing Aircraft since 1916 (Third ed.). London: Putnam. ISBN 0-85177-804-6
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