ジャンル | 横スクロールシューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) PlayStation Portable (PSP) PlayStation 4 (PS4) Nintendo Switch (Switch) |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
ディレクター | 高取利明 |
プログラマー |
高取利明 藤井龍夫 和田哲也 |
音楽 |
古川元亮 前沢秀憲 宮脇聡子 橋本綾子 |
美術 |
町口浩康 角和邦昭 はなのちよこ |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ[1]) |
メディア |
業務用基板 (10.63メガバイト) |
発売日 |
AC 1991年10月 PSP 2007年1月25日 PS4/Switch 2021年12月23日 |
対象年齢 | [PS4/Switch]CERO:B(12才以上対象) |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
CPU | MC68000 (@ 16 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 8 MHz) YM2151 (@ 4 MHz) K054539 (@ 48 kHz) ボリュームフィルター×4 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 384×256ピクセル 60.00Hz パレット2048色 |
『XEXEX』(ゼクセクス)は、コナミが開発し1991年より稼働開始されたアーケード用横スクロールシューティングゲームである。
日本国内版と国外版ではゲームシステムが異なる。本項では特記なき限り日本国内版について解説する。
人類が惑星間飛行をも可能にした未来が舞台。最新鋭戦闘機「フリントロック」を操作して、地球に届いたテレパシーに従い謎の生命体「フリント」を惑星「イースクウェア」まで連れて行くことがプレイヤーの目的となる。
『グラディウスII -GOFERの野望-』(1988年)スタッフ制作の完全新作シューティングということでアーケードゲーム誌『ゲーメスト』では発売前から特集が組まれるなど、注目度が高かった。
ゲーム中のグラフィックは、当時にしては珍しい半透明合成をはじめ、拡大縮小回転処理とラスタースクロールによる立体的な表現が多用された。これは特殊チップの使用によるものとされていたが、後に開発者がかなりの部分をソフトウェア処理でカバーしていることを明かしている。実際は、1面、3面、7面の奥側の背景の一部は、カーレースゲームの路面を疑似3D表示するための専用ICのプロトタイプを使用していた。
本作は、当時のコナミのシューティングゲームとしては『パロディウスだ!~神話からお笑いへ~』と同じ「2周エンド」である。
デモの声は、イレーネ姫を島本須美が担当していることは公表されており、インストカードにも声優名が明記されている。島本がクラウスおよびパワーアイテムを取得した時の声、ランキングに出てくるおみくじの声などのその他のゲーム内の声も担当していると噂されたが、2011年9月22日に発売されたKONAMI SHOOTING COLLECTION(LC2039-2048)のライナーノーツで公式に否定されておりクラウスに関してはコナミの社員が声を担当していることが関係者の発言によりわかっている。なお、2022年10月11日に行われたゲーセンミカドの本ゲームのYoutube配信[2]にクラウスの声を担当した人間が匿名の『クラウス閣下』名義ながら電話で参加し、ゲームのデモシーンに合わせて生アテレコを披露している。なお、地の喋りは関西弁であった。
ランキングでは、ネーム入力後神社からデフォルメされたフリントが出現し、おみくじを引くというシチュエーションで一風変わっている。なおおみくじには「ハズレ」「中吉」「大吉」の3種類のどれかが決められる。
タイトルの意味及びフリントの謎はエンディングで明かされる。さらにその後のスタッフロールでは自機、フリント、敵などのキャラクターだけでなくスタッフもデフォルメされて出てくる。
なお、上記の通り、業務用の高性能な基板を使っていたため、当時の家庭用ハード性能ではその限界から移植できず、完全移植までには15年もの歳月を待たなければならなかった。PCエンジンへの移植計画も一時期存在し、CS開発チームも積極的だったが、困難が多く中止となった。コナミは本作を最後に『極上パロディウス』(1994年)までアーケードのシューティングゲームをリリースしなかった。
本ゲームでは。自機である「フリントロック」を8方向レバーで操作し、ショットボタン、フリントボタンの2つのボタンを使ってステージを進んでいく。ショットボタンでは主に自機からのメインショット、フリントボタンでは謎の生命体「フリント」の着脱・呼び戻しを行う。
ゲームスタート時はメインショットに「フォトンビーム (PHOTON BEAM) 」を装備しており、後述のレーザーアイテムを取得することでメインショットを切り替えられる。
フリントは、自機「フリントロック」が機首前方に装着する球形状の物体(設定上は「謎の生命体」)で、プレイヤーが自由に着脱できる(密着状態でもフリントボタンを押さない限り装着しない)。フリントは計3つの形態があり、パワーアップのアイテムを取得することで2段階までパワーアップできる。
フリントは無敵で、敵弾も消せ、上手くボスの弱点に当てれば連続でダメージを与えられる。フリントを装着している状態と離している状態では可能な攻撃が変わるため、これを使い分けることがポイントになる。
フリントを装着している場合、フリントは前方からの攻撃を防ぐバリア的な役割を果たすが、レーザーなど貫通する武器は防げない。この状態でショットボタンを押し続けることでエネルギーを溜め、フリントが点滅した状態でボタンを離すと触手を前方に伸ばす「フリント地獄突き」(これが正式名称)という攻撃ができる。チャージ時間に応じてフリントの色が2段階に変化し、2段階目では地獄突きがより長く伸びる。この時放たれる触手の数は、フリントのパワーアップ状態によって最大3本にまで増えるようになっており、2本目以降は自機付近の上下方向にも攻撃範囲が拡大する。地形を無視して貫通可能なため、障害物越しの敵へも有効である。また、フリントが点滅した状態でフリントボタンを押すと、フリントを前方に勢いよく飛ばす「フリントシュート」になり、射出後はフリント離脱状態になる。チャージ段階に応じて射出距離が変わり、1段階で画面横半分まで、2段階で画面端まで届くようになる。
フリントを解放している場合、フリントは触手を伸ばし、フリントロックの上下位置を参照しながら敵に向かって移動する。この触手の本数もパワーアップアイテムにより最大3本まで増える。フリントは無敵で、敵に接触するとダメージを与える。敵弾を消すバリアの代わりとしても使え、触手が展開されることでより広い防御空間を発揮する。フリントボタンを押すとフリントは自機の元に移動し、装着される。なお、フリント離脱時はフリント地獄突きが使用できない代わりに、ショットが押しっぱなしで自動連射となる。
上記の通り、フリントの性質は『R-TYPE』のフォースに似ているが、以下の点でフォースとは操作性が異なっている。
基本的に、アイテムを所持する敵(白く点滅する機体)を倒して手に入れるが、同社の『グラディウス』や『サンダークロス』等と異なり、どの敵がアイテムを所持しているか判り難い。但し、一部特定(ステージ5など)を除けば、入手アイテムはランダムとなる。
ステージ内には幾つかの隠しアイテムポイントが存在し、そこを撃つとアイテムがランダムで手に入る。運が良ければ、先のステージで登場する装備を序盤で手に入れることもできる。1UPはここにしか出現しない。
本作は、日本国外では欧州版と北米版が展開されていた(以下、海外版)。日本国内版(以下、日本版)の基本的なゲームシステムは踏襲しているものの、様々な点で変更が加えられている。ゲームシステムも色々と変更があり、これによってゲーム性が日本版とはかなり異なっている。 また、北米版のみゲーム名が「ORIUS」に変更されている。
以下は日本版との違いである。
惑星間飛行が可能になった時代、人類は謎の物質フリントを発見する。あらゆる調査の結果、フリントは生命体である事が発覚する。時を同じくして、惑星イースクウェアのイレーネと名乗る人物から「私の星を助けて」という内容のテレパシーが人類に向けて発信された。人類は最新鋭戦闘機であるフリントロックを開発、フリントと共に惑星イースクウェアへ向かう事となった。
全7ステージ。2周目は敵キャラの配置だけではなく背景の色も変化するステージもある。 海外版ではステージ開始前に英語のステージ名が入る。
面 | 解説 |
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1 | 鉱山ステージ(PLANET ZUVGEAR)。スタート時の上下には当たり判定が無い。序盤が終わってスクロールが変わってから、上下に地形が出来る。途中から地形が盛り上がってくる場所がある。
ボスは二体いて、一体ずつ倒すと、砲門型ユニットを装備して襲ってくる。 |
2 | DNA細胞ステージ(PLANET DIS)。地形の中からも、敵が実体化して襲ってくるようになる。途中から現れる大型細胞も、小型細胞を出して来る。
ボスは小型細胞を多数を招き寄せて、攻撃をしてくる。 |
3 | 空中庭園ステージ(PLANET LAEAU LAILE)。上下に無限スクロールする。敵を倒した時の音が他のステージと異なる。敵も数が多く、フリントを駆使しなければ先に進めない。
ボスは巨大な中国風ドラゴンで火炎弾や、長い巨体を活かした体当たり攻撃を仕掛けてくる。 |
4 | 生物ステージ(PLANET ARTERE COEUR)。途中で上下に分岐する。耐久力の高い敵や大きくうねる地形が特徴となっている。 ボスは触手を巧みに使用してくる。 |
5 | ポリゴンステージ(PLANET LOGINES)。弾を大量にばら撒く雑魚が多い。天狗のような中ボスが出現する。 後半では画面が勝手に右上に上昇していくので、微妙なコントロールを要求される。 ボスは本体と回転する壁面の2体により攻撃してくる。 |
6 | 宇宙空間ワープステージ(WARP)。始まって直ぐに大型戦艦や、大型敵との戦いとなるが、少し後に高速スクロールステージとなる。
高速スクロール中にはフリントを放出すると、フリントが強制的に後方へ押し流されてしまう上に、フリントを装着していても敵弾はともかく、敵の高速体当たりを 受けるとやられてしまうので、ステージ特性を掴まないとクリアは難しい。途中に現れる小惑星は、ショット連射やフリント地獄突きで押し出す事が可能。 ボスは太目のロングレーザーを放つユニットを周囲に配置(破壊可能)している。 |
7 | 要塞ステージ(PACHEL BELL II)。前半は破壊出来ない肉団子が大量に弾をばら撒いてくる。中盤では突然敵編隊が出現する箇所がある。
要塞内部では通路から常に敵が出現する地点がある。後半は「カニ」と呼ばれる巨大なメカが通路で動き回っており、その後には変形して自機を潰そうと圧迫してくる地形を 抜けるシーンがあり、そこを突破してからクラウスが乗りこむ最終ボスと対決する。 最終ボスは2段階に変化する。 |
タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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沙羅曼蛇 ポータブル | 2007年1月25日 | PlayStation Portable | M2 | KDE | UMD | ULJM-05219 | |
沙羅曼蛇 ポータブル コナミ・ザ・ベスト |
2008年3月13日 | PlayStation Portable | M2 | KDE | UMD | ULJM-05322 | 廉価版 |
沙羅曼蛇 ポータブル コナミ・ザ・ベスト |
2009年7月30日 | PlayStation Portable (PlayStation Network) |
M2 | KDE | ダウンロード | - | |
XEXEX | 2021年12月23日[4] | PlayStation 4 Nintendo Switch |
ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | 欧州版、北米版(ORIUS)も収録 |
音楽はコナミ矩形波倶楽部の古川もとあき、むちむちぷりん聡子が担当している。新開発したPCM音源の機能を多用した曲は、矩形波倶楽部のライブでの演奏や、アレンジの収録も数多い。スタッフロールBGMの"Time to Party Hearty!!"はアレンジされ『ツインビーPARADISE』でも用いられた。
使用場面 | 曲名 |
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タイトルデモ | Battle cry-All Hands to Station! |
コイン音〜コインデモ | Think Tank |
1面 | Breeze |
ボス | Boost Up! |
ステージクリア | Gimme A High Five |
1面クリア後中間デモ | Please |
2面 | With Zero G |
2面クリア後中間デモ | Hey! Mr.Wonderful |
3面 | Crystal Clear |
3面クリア後中間デモ | Help Me Quickly! |
4面 | Let's Give'em The BIZ |
4面クリア後中間デモ | I Dare You |
5面 | The Polygontal Energy |
5面クリア後中間デモ | No More Time |
6面(ワープ前) | Happy Daymare |
6面(ワープ後) | Out of The Blue From The Hyperspace Jump |
6面クリア後中間デモ | Blow Your Top |
7面(空中戦) | Shake'em Retro-roop!! |
7面(巨大戦艦) | Go For Broke! |
7面(カニ地帯) | Keep On Mechanical Dancin' |
最終ボス登場前中間デモ | Free As A Bird |
最終ボス | Black Eight Ball |
最終デモ | Birthday Suits |
エンディング | My Kutie Pie Ilene |
スタッフロール | Time to Party Hearty!! |
ゲームオーバー | 6 Feet Under |
コンティニュー | Can't Wait Until Next Saturday |
おみくじ | Jack Pot!-Make A Killing!! |
おみくじ大吉 | Way To Go!-Carry The Day!! |
おみくじオチ | Snapper |
評価 | ||||||
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